骨単位の模式図を示す。①で示すのはどれか。
1: 骨小腔
2: 骨小管
3: ハバース管
4: フォルクマン管
人体の図を示す。矢印の部位にある骨はどれか。
1: 寛骨
2: 脛骨
3: 橈骨
4: 腓骨
頭蓋骨粗面の写真(別冊午前No.1)を別に示す。関節結節はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
舌下神経がつかさどるのはどれか。
1: 舌の味覚
2: 舌の触覚
3: 舌の運動
4: 舌下腺の分泌
感覚と受容器の組合せで正しいのはどれか。
1: 視覚ーーー有毛細胞
2: 痛覚ーーー自由神経終末
3: 聴覚ーーールフィニ小体
4: 温覚ーーーマイスナー小体
血漿と各臓器の間で起こるCa2⁺の移動を模式図に示す。活性型ビタミンD₃が作用しないのはどれか。(弊社改)
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
一次止血でみられるのはどれか。
1: 血小板の粘着
2: フィブリンの出現
3: 第Ⅻ因子の活性化
4: トロンビンの活性化
異なる嚢胞の模式図を示す。Bはどれか。
1: 含菌性囊胞
2: 類表皮嚢胞
3: 鼻口蓋管嚢胞
4: 粘液囊胞(溢出型)
細胞死の過程を図に示す。①はどれか。
1: 核の膨化
2: 細胞の断片化
3: 細胞膜の破裂
4: 細胞小器官の消失
針刺し事故で感染するのはどれか。
1: 麻疹ウイルス
2: B型肝炎ウイルス
3: ヘルペスウイルス
4: インフルエンザウイルス
Streptococcus mutansの産生する不溶性グルカンで正しいのはどれか。
1: フルクトースが連結している。
2: 不溶性はa1-3結合の存在による。
3: グルコースを基質として合成する。
4: フルクトシルトランスフェラーゼで合成される。
ABO式血液型検査で用いられる反応はどれか。
1: 凝集反応
2: 沈降反応
3: 中和反応
4: 補体結合反応
高齢者の薬物療法において副作用の発現率が高い理由はどれか。
1: 薬物排泄能の亢進
2: 薬物代謝能の向上
3: 血清アルブミン量の増加
4: 服薬アドヒアランスの低下
抗菌薬を経口投与した場合の血中薬物濃度-時間曲線を図に示す。曲線①の抗菌薬単独投与に対し、抗菌薬とMg²⁺含有制酸薬を併用すると曲線②のように変化した。この抗菌薬はどれか。
1: アンピシリン(ペニシリン系)
2: オフロキサシン(ニューキノロン系)
3: クラリスロマイシン(マクロライド系)
4: ストレプトマイシン(アミノグリコシド系)
唾液成分で歯質保護作用を持つのはどれか。
1: アミラーゼ
2: チオシアン塩
3: 糖タンパク質
4: ペルオキシダーゼ
ある歯磨剤に表示されている成分表の一部を示す。この歯磨剤が表示できる効能はどれか。2つ選べ。
1: 歯がしみるのを防ぐ
2: 歯肉からの出血を防ぐ
3: 歯垢の沈着の予防および除去
4: むし歯の発生および進行の予防
0.1%フッ化ナトリウム溶液8mLで洗口した場合の口腔内残留フッ化物イオン量(フッ素量)はどれか。ただし、フッ化物イオンの口腔内残留率は10%とする。
1: 0.36mg
2: 0.45mg
3: 0.72mg
4: 0.90mg
口臭症分類で高頻度にみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 生理的口臭
2: 口臭恐怖症
3: 全身由来の病的口臭
4: 口腔由来の病的口臭
代表値に平均値を用いる患者情報はどれか。2つ選べ。
1: 性別
2: 年齢
3: DMF歯数
4: CPIコード
1歳6か月児歯科健康診査の結果を表に示す。う蝕有病者率はどれか。
1: 1%
2: 3%
3: 6%
4: 26%
ある死亡原因の年代別・年齢階級別死亡率を図に示す。この死亡原因はどれか。
1: 肺炎
2: 糖尿病
3: 心疾患
4: 悪性新生物
感染症成立の3要因において宿主感受性に対する予防策はどれか。
1: 隔離
2: 消毒
3: 検疫
4: 予防接種
学校病はどれか。2つ選べ。
1: う歯
2: 歯肉炎
3: 結膜炎
4: インフルエンザ
□に入るのはどれか。地域包括ケアシステムに必要な5つの視点とは、医療、介護、 □、住まい、生活支援である。
1: 年金
2: 予防
3: 福祉
4: 雇用
歯科衛生士法施行規則に基づく業務従事者届出事項はどれか、2つ選べ。
1: 年齢
2: 本籍
3: 業務従事施設の管理者
4: 歯科衛生士名簿の登録番号
[訪問歯科衛生指導]はどの業務にあたるか。
1: 身体の介護
2: 療養上の世話
3: 歯科予防処置
4: 歯科診療の補助
SOAPの[O]にあたるのはどれか。2つ選べ。
1: 検査結果
2: 相談内容
3: 自覚症状
4: 患者の動作
[患者の権利]を謳っているのはどれか。
1: リスボン宣言
2: ヘルシンキ宣言
3: ジュネーブ宣言
4: ヒポクラテスの誓い
NSTで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 情報を共有する。
2: 診療科単位に組織する。
3: 主な対象者は外来患者である。
4: 患者の家族はチームの一員である。
急性化膿性炎症の血液検査で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 白血球数の増加
2: 血小板数の減少
3: 赤血球数の減少
4: 好中球の核の左方移動
根分岐部病変の分類で同じ状態を示す組合せはどれか。2つ選べ。
1: 1級 1度
2: 2級 2度
3: 3級 2度
4: 4級 3度
象牙質う蝕円錐の内層(第二層)の特徴で正しいのはどれか。
1: 再石灰化する。
2: 細菌が侵入している。
3: う蝕検知液で濃染される。
4: コラーゲン線維が崩壊している。
34歳の女性。下顎右側犬歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、う蝕症第2度と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.2)を別に示す。修復処置として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: レジン前装冠
2: メタルインレー修復
3: コンポジットレジン修復
4: グラスアイオノマーセメント修復
可逆性の歯髄疾患はどれか。2つ選べ。
1: 歯髄充血
2: 急性単純性歯髓炎
3: 急性化膿性歯髄炎
4: 慢性増殖性歯髄炎
ニッケルチタンロータリーファイルの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 超弾性を有する。
2: ISO規格に準じる。
3: 手用操作で用いる。
4: 大きなテーパーが付与されている。
58歳の男性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。感染根管治療を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午前No.3)を別に示す。矢印で示す破折ファイルの除去で用意するのはどれか。
1: EDTA
2: 有鈎探針
3: スプレッダー
4: マセランキット
55歳の男性。下顎左側臼歯部の疼痛と腫脹を主訴として来院した。2日前から歯肉が腫れ、痛みがあったが放置していたという。LDDSを行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.4A)と処置時の口腔内写真(別冊午前No.4B)を別に示す。この処置で用いた薬剤はどれか。
1: アモキシシリン
2: ポビドンヨード
3: ミノサイクリン塩酸塩
4: ベンゼトニウム塩化物
46歳の男性。下顎右側犬歯の歯の動揺と歯肉退縮を主訴として来院した。検査時の口腔内写真(別冊午前 No.5A)とポケット探針の写真(別冊午前 No.5B)を別に示す。 アタッチメントレベルはどれか。
1: 3 mm
2: 5 mm
3: 8 mm
4: 10 mm
63歳の女性。上顎左側臼歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。ブラッシング指導とスケーリング後に SRP を行うことになった。口腔内写真(別冊午前 No.6A)とグレーシータイプキュレットの写真(別冊午前 No.6B)を別に示す。 丸印で囲んだ部位に用いるのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
歯肉圧排時に使用する収斂剤はどれか。2つ選べ。
1: 塩化第二鉄
2: アドレナリン
3: フッ化ナトリウム
4: 塩化アルミニウム
75歳の男性。義歯不適合を主訴として来院した。義歯製作過程の個人トレーの写真(別冊午前No.7)を別に示す。矢印で示す材料の目的はどれか。2つ選べ。
1: 顎堤粘膜への圧力防止
2: 印象採得時の軟組織の保護
3: 顎堤粘膜への加圧形態の記録
4: 機能運動に調和した辺縁形態の獲得
義歯の写真(別冊午前 No.8)を別に示す。矢印で示すのはどれか。
1: パラタルバー
2: リンガルバー
3: ケネディバー
4: ラビアルバー
34歳の男性。右側顎下部の疼痛を訴えて来院した。下顎右側智歯周囲炎をたびたび起こしていたが、4日前より顎下部の疼痛が増し、開口障害も発現したという。開口は1横指であり、右側顎下部の自発痛、圧痛は著しく、強い嚥下痛もみられた。初診時の顔貌写真(別冊午前No.9A)と顎下隙を開放し消炎手術を行っている写真(別冊午前No.9B)を別に示す。矢印で示す器具はどれか。
1: 破骨鉗子
2: 剝離剪刀
3: 眼科剪刀
4: モスキート鉗子
34歳の男性。右側顎下部の疼痛を訴えて来院した。下顎右側智歯周囲炎をたびたび起こしていたが、4日前より顎下部の疼痛が増し、開口障害も発現したという。開口は1横指であり、右側顎下部の自発痛、圧痛は著しく、強い嚥下痛もみられた。初診時の顔貌写真(別冊午前No.9A)と顎下隙を開放し消炎手術を行っている写真(別冊午前No.9B)を別に示す。顎下隙の開放・排膿の直後に行う処置はどれか。
1: 創面の縫合
2: 試験的穿刺
3: ドレーン挿入
4: 顎下隙の洗浄
36歳の女性。舌背部の異常を主訴として来院した。舌背部後方正中付近に舌乳頭が欠落した淡赤色の粘膜が認められる。疼痛などの不快事項はみられない。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.10)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 舌癌
2: 溝状舌
3: 地図状舌
4: 正中菱形舌炎
12歳の男子。下唇粘膜の違和感を主訴として来院した。3か月前より同部に腫瘤が生じ、腫脹と消退を繰り返していたという。腫瘤は、境界明瞭な半球状で弾性軟を呈し、腫瘤被覆粘膜を透して内部に液体の貯留を疑わせた。口腔内写真(別冊午前 No.11)を別に示す。 この腫瘤を摘出する際に用意するのはどれか、2つ選べ。
1: 鋭匙
2: メス
3: 剝離剪刀
4: ラスパトリウム
7歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12A)とエックス線画像(別冊午前No.12B)を別に示す。上顎左側第一大臼歯の位置異常はどれか。
1: 移転
2: 低位
3: 埋伏
4: 舌側転位
口腔模型の写真(別冊午前No.13)を別に示す。Angleの不正咬合の分類はどれか。
1: Ⅰ級
2: Ⅱ級1類
3: Ⅱ級2類
4: Ⅲ級
矯正装置の写真(別冊午前No.14)を別に示す。これを使用するのはどれか。
1: 開咬
2: 翼状捻転
3: 過蓋咬合
4: 狭窄歯列弓
歯の異常と好発部位の組合せで正しいのはどれか。
1: 癒合歯ーーー下顎前歯
2: 歯内歯ーーー下顎側切歯
3: ターナー歯ーーー下顎大臼歯
4: タウロドントーーー下顎中切歯
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査で軟組織異常の指摘を受けて来院した。上唇を上方に牽引した初診時の口腔内写真(別冊午前 No.15)を別に示す。 今後注意すべきことはどれか。
1: 開口障害
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 永久歯萌出時の位置異常
80歳の男性。家族から歯の付け根の白くなっているのが気になることを主訴として歯科訪問診療の依頼を受けた。進行性核上性麻痺により自宅療養中である。ADLは全介助、胃痩にて禁食状態であり、唾液誤嚥による反復性の誤嚥性肺炎に罹患している。患者のロ腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 適切な口腔衛生管理はどれか、2つ選べ。
1: 洗口の指導
2: フッ化物塗布
3: 超音波スケーラーの使用
4: 家族への歯面清掃法の指導
77歳の男性。脳梗塞発症後にリハビリテーション病院に入院中である。今週のリハビリテーション週間スケジュールがベッドサイドに貼られている。それには[午前10時①歩行訓練、午前11時②構音障害の機能訓練、午後2時③利き手交換の訓練、午後3時口腔衛生管理]と記載されている。 ①②③部分の機能訓練を実施する専門職の組合せで正しいのはどれか。
1: 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
2: 理学療法士 言語聴覚士 作業療法士
3: 作業療法士 理学療法士 言語聴覚士
4: 作業療法士 言語聴覚士 理学療法士
知的機能(IQ)と身体移動能力によって区分された大島の分類を図に示す。 重症心身障害者(児)を指すのはどれか。
1: 3
2: 10
3: 13
4: 21
染色体の模式図を示す。 ダウン症候群で21番染色体異常はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
30歳の女性。歯周病の予防を主訴として来院した。検査の結果、プロービング深さは1~3mm、O’LearyのPCRは28.0%であった。歯科衛生士が口腔清掃指導、歯肉縁上歯石の除去およびPMTCを行った。 実施した予防の段階はどれか。
1: 特異的防御
2: 機能喪失防止
3: リハビリテーション
4: 早期発見・早期治療
健康な歯肉で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歯肉溝の深さは4mmである。
2: スティップリングが辺縁歯肉にみられる。
3: 歯肉と歯の付着様式に上皮性付着がある。
4: 遊離歯肉と付着歯肉の間には遊離歯肉溝が存在する。
歯周病がリスクファクターとなりうる疾患はどれか、2つ選べ。
1: 胃癌
2: 心内膜炎
3: 誤嚥性肺炎
4: 後天性免疫不全症候群
器具の写真(別冊午前 No.17)を別に示す。20g圧でこの器具を使用するのはどれか。
1: GI
2: PI
3: CPI
4: PMA Index
歯肉炎でみられないのはどれか。
1: 発赤
2: 腫脹
3: 歯槽骨の吸収
4: プロービング時の出血
56歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。プラークコントロールの確立後、歯科医師の指示によりグレーシータイプキュレットを用いてスケーリングを行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。処置前に説明すべき術後の症状はどれか。2つ選べ。
1: う蝕発病
2: 構音障害
3: 歯肉退縮
4: 象牙質知覚過敏
56歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。プラークコントロールの確立後、歯科医師の指示によりグレーシータイプキュレットを用いてスケーリングを行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。写真で示す部位の処置に適するのはどれか。2つ選べ。
1: #1
2: #5
3: #9
4: #13
下顎臼歯部に近遠心的に3mmの動揺がみられた。Millerの分類はどれか。
1: 0度
2: 1度
3: 2度
4: 3度
歯周治療の流れを図に示す。①,②に該当する内容の組合せで正しいのはどれか。
1: 咬合調整 動摇度検査
2: スケーリング 新付着術
3: 口腔清掃指導 予後不良歯の抜歯
4: 歯周ポケット検査 ルートプレーニング
グレーシータイプキュレットの写真(別冊午前No.19)を別に示す。歯面と平行にして操作するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
歯石を評価指標に用いるのはどれか。
1: PI
2: OHI
3: PMA Index
4: O’LearyのPCR
Dentobuff-STRIP®の結果の写真(別冊午前No.20A)とRDテスト®の結果の写真(別冊午前No.20B)を別に示す。う蝕活動性の評価で正しいのはどれか。
1: 低い 低い
2: 低い 高い
3: 高い 低い
4: 高い 高い
我が国で市販されている2%NaF溶液とAPF溶液の違いはどれか。2つ選べ。
1: 応用頻度
2: 溶液の色
3: 溶液のpH
4: 1回の応用量
レジン系小窩裂溝塡塞の実施で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合調整は重合前に行う。
2: 酸処理後は白濁を確認する。
3: 重合後はフッ化物を塗布する。
4: 酸処理前にフッ化物配合研磨剤による歯面清掃を行う。
我が国における市販フッ化物配合歯磨剤のフッ化物イオン濃度の上限はどれか。
1: 500ppm
2: 1,000ppm
3: 1,500ppm
4: 2,000ppm
地域保健活動の評価とその内容の組合せで正しいのはどれか。
1: プロセス評価ーーー疾患の減少
2: アウトカム評価ーーー人員体制
3: アウトプット評価ーーー事業実施量
4: ストラクチャー評価ーーー目標設定
脳卒中予防に対するポピュレーションアプローチはどれか。
1: 脳ドックの受診勧告
2: 医師から処方された降圧薬の服用
3: 特定健診で指摘された事項の遵守
4: 職場のポスターで紹介された運動の励行
認知ADLの把握ができるのはどれか。2つ選べ。
1: Barthel Index
2: 日常生活機能評価
3: FIM(機能的自立度評価)
4: 障害高齢者の日常生活自立度判定基準
40歳の女性。音波歯ブラシを歯科診療所で初めて購入したため、使用法を指導することになった。患者は口腔乾燥感を訴えている。 正しい指導内容はどれか、2つ選べ。
1: 音波歯ブラシのヘッドの交換は不要です。
2: 歯ブラシの音波振動で細菌を死滅させます。
3: 口腔内をうるおした状態で使用してください。
4: 毛先を正しく清掃部位に当てることが大切です。
1歳の女児。母親とともに定期歯科健康診査のため来院した。口腔内診査の結果、歯肉は健康であったが歯垢の軽度付着が認められた。保護者から仕上げ磨きに適した歯ブラシについて質問を受けた。歯ブラシの写真(別冊午前 No.21)を別に示す。 推奨するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
27歳の女性。市町村保健センターの妊婦歯科健康診査で歯肉炎を指摘され、歯科医院を受診した。検査の結果、妊娠時の歯肉炎と診断された。現在、妊娠10週で、つわりはない。 口腔衛生管理で伝える内容はどれか。
1: 出産してから処置を始めましょう。
2: 炎症症状の改善のため抗菌薬を服用しましょう。
3: 歯ぐきに麻酔して汚れを完全に取り除きましょう。
4: 歯肉炎の原因であるプラーク除去のためしっかり磨きましょう。
3歳7か月の男児。3歳児歯科健康診査の受診に保護者と訪れた。う蝕罹患型はA型で、歯列咬合に異常はなく、清掃不良「有」の判定であった。1歳6か月児歯科健康診査時では0₂の判定を受けていたが、歯科医院の受診はしていなかったという。 事後措置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 小児科の受診を勧める。
2: 歯の清掃方法を指導する。
3: 虐待が疑われるので児童相談所へ通報する。
4: 歯科医院でう蝕の治療を受けるよう指導する。
67歳の女性。左舌癌の切除再建術後3週で、主治医より退院後の口腔衛生管理を依頼された。まだ創部がしみるという。来院時の口腔内写真(別冊午前No.22)を別に示す。口腔衛生管理を行うにあたり考慮するのはどれか。2つ選べ。
1: 鼻呼吸
2: 体脂肪率
3: 舌の可動域
4: 患者の心理状態
ある地域で「お口の健康」に関する健康教育を行うことになった。内容を決定するうえで、健康日本21(第二次)「歯・口腔の健康」の目標に達しているか検討した。この地域の現状を表に示す。目標値に達しているのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
妊娠に関連する時期と食生活指導の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 非妊娠時ーーーBMI18.5未満の者を対象に個別指導
2: 初期ーーー葉酸摂取のための栄養機能食品の推奨
3: 中期ーーー牛乳・乳製品の1日量の増加
4: 末期ーーー250kcalのエネルギー摂取量の付加
80歳の女性。大腿骨頸部骨折にて入院していたが、病状と栄養が改善したため、介護保険施設に再入所した。食欲があり、現在歯数は24歯、RSSTは5回、食事中は口唇閉鎖し、こぼすことなく摂取している。再入所後の食形態の写真(別冊午前No.23)を別に示す。食生活指導で改善することが望ましいのはどれか。2つ選べ。
1: 水分にとろみをつける。
2: コップを用いて自立摂取してもらう。
3: ペースト食を維持することが推奨される。
4: 本人の体調をみて、食形態を段階的に上げていく。
介護保険施設におけるミールラウンドで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 味覚を評価する。
2: 食事場面を観察する。
3: 多職種と協働で行う。
4: 経管栄養の適否を評価する。
87歳の女性。むせることがあることを主訴として歯科診療所に来院した。1か月前に友人と会話中に意識を消失し、救急搬送されたが、次の日には歩いて退院したという。退院後に気息性嗄声が発生し、食事の際にむせることが気になっているという。 麻痺が考えられるのはどれか。
1: 顔面神経
2: 舌下神経
3: 舌咽神経
4: 迷走神経
要介護高齢者に対する摂食嚥下の段階と食事介助の組合せを表に示す。 正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
18歳の女性。舌がいつも前に出てきていることを主訴として来院した。 口腔筋機能療法(MFT)で舌尖を固定する位置(スポット)の指導を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.24)を別に示す。 固定する位置はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
3歳の男児。脳性麻痺があり食事の際に過開口になり、スプーンを咬んだり、食べこぼしもみられる。まず獲得すべき摂食機能はどれか。
1: 捕食機能
2: 自食機能
3: 押しつぶし機能
4: すりつぶし機能
口腔外バキューム装置を使用して吸引するのはどれか。2つ選べ。
1: 注水噴霧
2: エアロゾル
3: 切開時出血
4: 切削時注水
インシデント事例報告で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 医療安全管理の取組みである。
2: 原因を追求するためのものである。
3: 当事者の責任を追求するものである。
4: インシデント事例はアクシデント事例より少ない。
歯科医師からの指示で、シリコーンゴム質印象材を用いた一次印象採得を行うことになった。①「プラスチックグローブを装着して」パテタイプを計量し、ベースとキャタリストを②「スパチュラを用いて」練和した。次にロール状にしたパテをトレーに盛り上げ、③「ポリエチレンシートをかぶせて」歯列に圧接した。パテの硬化後、表面に④「接着剤を塗布した。」下線部で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
バー・ポイントの写真(別冊午前No.25)を別に示す。 マイクロモーターコントラアングルに用いるのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
23歳の女性。上顎右側第一大臼歯のう蝕治療を希望して来院した。レジンインレーの装着を予定している。作製したレジンインレーの写真(別冊午前No.26A)と器具の写真(別冊午前No.26B)を別に示す。セメント合着後、最初に使用するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
全部床義歯製作過程で咬合採得時に使用するのはどれか。
1: 常温重合レジン
2: パラフィンワックス
3: モデリングコンパウンド
4: ユーティリティーワックス
全部床義歯製作過程で垂直的顎間関係の記録に用いるのはどれか。
1: 咬合紙
2: バイトゲージ
3: フェイスボウ
4: ゴシックアーチ
抜歯鉗子の写真(別冊午前No.27)を別に示す。使用する部位はどれか。
1: 上顎右側第一大臼歯
2: 上顎左側第一大臼歯
3: 下顎右側第一大臼歯
4: 下顎左側第一大臼歯
外科用器具の写真(別冊午前No.28)を別に示す。歯槽骨整形術で骨を削除するのに使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
矯正装置で患者自身が調整するのはどれか。
1: 咬合挙上板
2: バイオネーター
3: 急速拡大床装置
4: マルチブラケット装置
トークンエコノミー法はどれか。
1: 身体の動きを物理的に抑制する。
2: 兄妹が上手に治療を受けている場面を観察させる。
3: これから行うことをわかりやすい言葉で説明する。
4: 治療後に上手に治療を受けたことへの褒美を与える。
高齢者の病態の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 個人差が少ない。
2: 症状が定型的である。
3: 複数の疾患を有している。
4: 電解質異常を起こしやすい。
自発開口が困難な脳卒中患者の開口を誘導するのはどれか。2つ選べ。
1: 鼻呼吸の抑制
2: タイムアウト法
3: Kポイントの圧迫
4: 下顎を押し下げる方法
31歳の女性。上下顎右側第一大臼歯のう蝕の診査を希望して来院した。歯科医師より咬翼法のエックス線写真撮影の準備を指示された。撮影に必要な器具の写真(別冊午前No.29)を別に示す。準備するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④