第31回午後の過去問


第31回午後:第1問

下顔面・頸部の側貌写真(別冊午後 No.1)を別に示す。 矢印で示す高まりを形成するのはどれか。1つ選べ。

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1: 軸椎

2: 舌骨

3: 甲状軟骨

4: 輪状軟骨

第31回午後:第2問

心臓を模式図に示す。 全身からの静脈血が流入するのはどれか。1つ選べ。

2092_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第3問

上顎第一大臼歯にみられることがあるのはどれか。1つ選べ。

1: 盲孔

2: 棘突起

3: 斜切痕

4: カラベリー結節

第31回午後:第4問

消化器系を模式図に示す。 胆汁を生成するのはどれか。1つ選べ。

2094_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第5問

咀嚼粘膜が覆うのはどれか。1つ選べ。

1: 口唇

2: 歯肉

3: 舌背

4: 頬粘膜

第31回午後:第6問

歯と歯周組織を模式図に示す。 歯の表面に圧刺激を与えたときに興奮するのはどれか。1つ選べ。

2096_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第7問

硬組織の成分含有量(%)の比較を図に示す。 エナメル質はどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第8問

出血傾向に対するスクリーニング検査結果の一部を表に示す。 出血傾向の原因と考えられる異常はどれか。1つ選べ。

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1: 血管

2: 血小板

3: 凝固因子

4: 線維素溶解系

第31回午後:第9問

口腔細菌の電子顕微鏡写真(別冊午後 No.2)を別に示す。 正しいのはどれか。1つ選べ。

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1: Treponema denticola

2: Streptococcus mutans

3: Staphylococcus aureus

4: Fusobacterian nucleatum

第31回午後:第10問

薬物A単独と、薬物Aと薬物Bの併用時の用量-反応曲線を模式図に示す。 下線部で適切なのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第11問

B型肝炎で正しいのはどれか。1つ選べ。

1: 経口感染で起こる。

2: RNAウイルスが病原体である。

3: HBe抗原陽性の血液は感染力が強い。

4: 我が国のキャリアは約1万人と推定される。

第31回午後:第12問

消毒薬をある条件で分類した図を示す。 ①に含まれるのはどれか。1つ選べ。

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1: フェノール

2: グルタラール

3: ポビドンヨード

4: 消毒用エタノール

第31回午後:第13問

シェーグレン症候群の特徴はどれか。1つ選べ。

1: 悪性唾液腺腫瘍である。

2: 中高年の男性に好発する。

3: 口腔や目の乾燥症状を呈する。

4: 耳下腺や顎下腺に有痛性腫脹が生じる。

第31回午後:第14問

抜歯の治癒過程を表に示す。 抜歯創が再生上皮で覆われ上皮化が完了するのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第15問

薬物の保存容器の写真(別冊午後 No.3A、B)を別に示す。 薬物保存の際、Aと比較してBが防止できるのはどれか。1つ選べ。

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1: 光の透過

2: 気体の混入

3: 液状異物の混入

4: 固形異物の混入

第31回午後:第16問

Leavell&Clarkの疾病の自然史に応じた5つの予防手段と3つの予防段階の概念図を示す。 ③で実施するのはどれか。1つ選べ。

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1: 歯周外科処置

2: 歯周病の検診

3: 小窩溝塡塞

4: 代用甘味料の使用

第31回午後:第17問

歯磨剤に配合される薬用成分で化学的清掃の効果を目的とするのはどれか。1つ選べ。

1: 塩化ナトリウム

2: 乳酸アルミニウム

3: 酢酸トコフェロール

4: 塩化セチルピリジニウム

第31回午後:第18問

口臭を主訴とする患者に複数日にわたって口臭検査を実施したが、他覚口臭は認められなかった。 考えられるのはどれか。2つ選べ。

1: 仮性口臭

2: 病的口臭

3: 口臭恐怖症

4: 生理的口臭

第31回午後:第19問

ある高等学校の学校歯科健康診断で、被診査者、未処置歯、喪失歯、処置歯のそれぞれの総数の記録が存在する。 算出できるのはどれか。1つ選べ。

1: DF者率

2: DMF者率

3: DMF歯率

4: DMFT指数

第31回午後:第20問

1歳6か月児歯科健康診査におけるう蝕の罹患型の分類に影響する所見はどれか。2つ選べ。

1: 歯の清掃状態

2: 癒合歯の有無

3: 左右同歯種のう蝕の有無

4: 上下顎前歯部のう蝕の有無

第31回午後:第21問

令和元年国民健康・栄養調査における生活習慣調査票「歯・口腔の健康に関する状況」の年齢階級別結果を図に示す。 ①はどれか。1つ選べ。

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1: 何でもかんで食べることができる。

2: お茶や汁物などでむせることがある。

3: 左右両方の奥歯でしっかりかみしめられない。

4: 半年前に比べて固いものがたべにくくなった。

第31回午後:第22問

災害発生後に実施する歯科保健活動の目的はどれか。2つ選べ。

1: 災害関連死の抑制

2: 被災者のQOL向上

3: DMATの活動の開始

4: トリアージタッグの判定

第31回午後:第23問

妊娠期から生後4週までの期間を図に示す。 周産期死亡に該当する期間はどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第24問

有機水銀が原因物質であったのはどれか。1つ選べ。

1: 中皮腫

2: 水俣病

3: 四日市喘息

4: イタイイタイ病

第31回午後:第25問

次の文を読み、〔問題 25〕、〔問題 26〕に答えよ。 「糖質①」を含む食品および「糖質①」をすべて「糖質②」あるいは「糖質③」に置換した食品を24か月間接種させた各群の一人平均増加DMF歯面数の結果を図に示す。 この研究方法はどれか。1つ選べ。

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1: 横断研究

2: 介入研究

3: 症例対照研究

4: 生態学的研究

第31回午後:第26問

次の文を読み、〔問題 25〕、〔問題 26〕に答えよ。 「糖質①」を含む食品および「糖質①」をすべて「糖質②」あるいは「糖質③」に置換した食品を24か月間接種させた各群の一人平均増加DMF歯面数の結果を図に示す。 糖質①と比較して糖質③で低いのはどれか。2つ選べ。

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1: 緩衝能

2: 酸産生能

3: 再石灰化能

4: プラーク形成能

第31回午後:第27問

ある保健活動の流れを図に示す。 ①はどれか。1つ選べ。

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1: がん検診

2: 骨粗鬆症検針

3: 特殊健康診断

4: 特定健康診査

第31回午後:第28問

母子保健法に基づいて実施するのはどれか。2つ選べ。

1: 養育医療の給付

2: 児童虐待への対策

3: 自立支援医療の給付

4: 母子健康手帳の交付

第31回午後:第29問

産業廃棄物の処理の流れを図に示す。 ①を作成し交付するのはどれか。1つ選べ。

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1: 市町村

2: 都道府県

3: 処分業者

4: 排出事業者

第31回午後:第30問

介護保険法に基づき高齢者の権利擁護業務を行うのはどれか。1つ選べ。

1: 保健所

2: 介護老人保健施設

3: 市町村保健センター

4: 地域包括支援センター

第31回午後:第31問

安全管理におけるヒューマンエラー対策で、システムの構築に重要なのはどれか。2つ選べ。

1: 情報の共有

2: 問題解決力

3: メタ認知能力

4: マニュアルの作成

第31回午後:第32問

歯科衛生士が地域保健活動の場を通して、保健福祉職の一員として求められるのはどれか。2つ選べ。

1: 診療報酬の請求業務

2: 職域を超えた業務の遂行

3: 多職種と協働できる協調性

4: ヘルスプロモーターとしての役割

第31回午後:第33問

下線部分でセカンドオピニオンはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第34問

器具とその先端の写真(別冊午後 No.4)を別に示す。 これを用いた検査で確認できるのはどれか。1つ選べ。

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1: 歯の動揺度

2: 擦過痛の有無

3: 根尖部歯肉の圧痛

4: 歯周ポケットの深さ

第31回午後:第35問

舌のある検査の写真(別冊午後 No.5)を別に示す。 この検査で評価するのはどれか。1つ選べ。

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1: 触覚

2: 痛覚

3: 味覚

4: 冷覚

第31回午後:第36問

PCR〈Polymerase Chain Reaction〉法を用いた微生物学的検査で、検出する成分はどれか。1つ選べ。

1: DNA

2: 脂質

3: 糖質

4: アミノ酸

第31回午後:第37問

放射線の物質透過性の図(別冊午後 No.6)を別に示す。 エックス線はどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第38問

歯の硬組織疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 酸蝕症ーーーStreptococcus salivarius

2: くさび状欠損ーーー機械的刺激

3: 歯のフッ素症ーーー遺伝的要因

4: 象牙質知覚過敏症ーーー根面露出

第31回午後:第39問

口腔内写真(別冊午後 No.7)を別に示す。 上顎左右中切歯の歯肉辺縁にみられるのはどれか。1つ選べ。

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1: クレフト

2: 口呼吸線

3: 歯肉増殖

4: フェストゥーン

第31回午後:第40問

根管治療に使用する次亜塩素酸ナトリウム溶液の特徴はどれか。2つ選べ。

1: 根管壁を脱灰する。

2: 有機質を溶解する。

3: 強アルカリ性である。

4: 化学的に安定している。

第31回午後:第41問

上顎右側中切歯唇側に5級窩洞を形成し、コンポジットレジン修復を行うことになった。 窩洞形成前に行うのはどれか。2つ選べ。

1: 色合わせ

2: 歯間分離

3: 歯髄保護

4: 歯肉排除

第31回午後:第42問

上顎右側犬歯へ測方加圧充塡法で根管充塡処置を行った。術中の口陸内写真(別冊午後 No.8)を別に示す。 次に使用するのはどれか。1つ選べ。

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1: プラガー

2: レンツロ

3: スプレッダー

4: 根管充塡用ピンセット

第31回午後:第43問

65歳の女性。温かいお茶を飲む時に上顎左側臼歯部に鋭い疼痛を感じるようになったことを主訴として来院した。数年前から口蓋側歯肉の腫脹と排膿を繰り返していたが、放置していたという。診査の結果、急性歯髄炎と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.9A)、エックス線画像(別冊午後 No.9B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.10)を別に示す。 歯髄炎の原因で考えられるのはどれか。1つ選べ。

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1: う蝕

2: 歯根破折

3: 隣在歯からの感染

4: 深い歯周ポケットからの感染

第31回午後:第44問

50歳の男性。食事中に仮封材が脱離したことを主訴として来院した。下顎左側第一大臼歯の歯内治療を継続しており、直ちに根管治療を行うことになった。ラバーダムシート装着途中の口腔内写真(別冊午後 No.11)を別に示す。 歯頸部の括約に用いるのはどれか。1つ選べ。

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1: 探針

2: ピンセット

3: 錬成充塡器

4: エキスカベーター

第31回午後:第45問

60歳の男性。下顎臼歯部の欠損による咀嚼障害を主訴として来院した。診察の結果、残存歯と顎堤には問題がないため、部分床義歯を製作することになった。治療過程の写真(別冊午後 No.12)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

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1: クラスプ

2: レストシート

3: ガイドプレーン

4: フレームワーク

第31回午後:第46問

55歳の男性。上顎前歯部の欠損による審美障害を主訴として来院した。オールセラミックブリッジによる治療が開始された。支台歯形成後の口腔内写真(別冊午後 No.13A)と調整中の器材の写真(別冊午後 No.13B)を別に示す。この器材と個人トレーを用いた印象採得法の処置をa~dに示す。 3番目に行うのはどれか。1つ選べ。

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1: 器材への接着剤塗布

2: 器材辺縁部の適合調整

3: レギュラータイプの印象材練和

4: インジェクションタイプの印象材練和

第31回午後:第47問

70歳の男性。下顎義歯紛失による咀嚼困難を主訴として来院した。部分床義歯による治療を行うことになった。完成した義歯の研磨面と粘膜面の写真 (別冊午後 No.14A,B)を別に示す。 義歯装着に際して、最初に適合を確認するのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第48問

55歳の女性。下顎左側第一大臼歯部の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、固定性ブリッジによる治療が開始された。器材の写真(別冊午後 No.15A)とこれを用いて患者へ説明している口腔内写真(別冊午後 No.15B)を別に示す。 本器材により効果的に清掃できる部位はどれか。2つ選べ。

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1: 連結部

2: ポンティック基底面

3: 隣接歯との接触点部

4: 支台装着頬側中央頸部

第31回午後:第49問

顎関節脱臼患者に徒手整復を行った後の写真(別冊午後 No.16)を別に示す。 装着している器材の目的はどれか。2つ選べ。

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1: 嚥下訓練

2: 開口制限

3: 顎間固定

4: 顎関節の安静

第31回午後:第50問

41歳の男性。口蓋の異常を主訴として来院した。2年前から異常に気付いていたが、痛みがないため放置していたところ、少しずつ大きくなってきたという。触診による圧痛や硬結はみられなかった。診察の結果、乳頭腫と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.17)を別に示す。 この特徴はどれか。2つ選べ。

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1: 悪性腫瘍である。

2: 上皮性腫瘍である。

3: 潰瘍を形成している。

4: ウイルスの関与もある。

第31回午後:第51問

31歳の男性。下顎左側の疼痛と腫脹を主訴として来院した。1週前から下顎左側小臼歯部の咬合痛、4日前から同部の自発痛を認め、昨日から疼痛の増悪と腫脹が生じたという。顎下部膿瘍と診断され、消炎処置を行った。処置中の写真(別冊午後 No.18)を別に示す。 矢印で示す器材の目的はどれか。1つ選べ。

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1: 止血

2: 鎮痛

3: 細菌培養検査

4: 排膿路の確保

第31回午後:第52問

矯正装置製作の前処置の写真(別冊午後 No.19)を別に示す。 目的はどれか。1つ選べ。

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1: 空隙閉鎖

2: 歯間分離

3: 歯の圧下

4: 隣接面の研磨

第31回午後:第53問

20歳の女性。前歯で噛み切りにくいことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 Angleの不正咬合の分類はどれか。1つ選べ。

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1: Ⅰ級

2: Ⅱ級1類

3: Ⅱ級2類

4: Ⅲ級

第31回午後:第54問

下顎右側第一大臼歯の咬合面観を模式図に示す。 正常咬合で上顎右側第一大臼歯の近心頬側咬頭内斜面が接触するのはどれか。 1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第55問

ある矯正装置を装着した口腔内写真(別冊午後 No.21)を別に示す。 期待できる治療効果はどれか。1つ選べ。

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1: 前歯部開咬の改善

2: 上顎歯列の側方拡大

3: 上顎切歯の唇側移動

4: 上顎骨の前方成長促進

第31回午後:第56問

9歳の男児。直前に転倒し上顎中切歯が脱落したと保護者から電話があった。すぐに脱落した歯を持って来院してもらうよう歯科医師から指示を受けた。脱落した歯の取扱いについて、保護者への説明で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 水道水で洗ってください。

2: アルコールで消毒してください。

3: 冷たい牛乳に浸けて持参してください。

4: 歯の根の部分には触らないでください。

第31回午後:第57問

5歳の男児。冷水痛を主訴として来院した。上顎右側第一乳臼歯にう蝕が認められたが、歯の動揺や打診痛はなかった。浸潤麻酔後ラバーダム防湿を行い、う触除去後露髄が認められたので、歯内療法を行うことになった。処置中の口腔内写真(別冊午後 No.22)を別に示す。 次に貼薬されるのはどれか。1つ選べ。

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1: 過酸化尿素

2: 硝酸カリウム

3: 水酸化カルシウム

4: フッ化ナトリウム

第31回午後:第58問

右大脳の脳梗塞によって左片麻痺が出た場合、麻痺以外に生じやすい症状はどれか。1つ選べ。

1: 言葉を話せない。

2: 言葉を理解できない。

3: 空間の左側を認識できない。

4: 目的にあった行動ができない。

第31回午後:第59問

68歳の女性。意識障害で入院したが、覚醒してきた。観察したところ右側の表情筋に麻痺が認められ、飲み物が漏れるという。顔面の写真(別冊午後 No.23)を別に示す。 麻痺の原因となるのはどれか。1つ選べ。

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1: 顔面神経

2: 三叉神経

3: 舌咽神経

4: 舌下神経

第31回午後:第60問

67歳の男性。舌癌により舌根部を除く舌体を切除し、皮弁で再建している。傷が落ち着いてきたのでそろそろ食事を開始したいとのことである。口腔内写真(別冊午後 No.24)を別に示す。 疑われるのはどれか。2つ選べ。

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1: 先行期障害

2: 準備期障害

3: 口腔期障害

4: 咽頭期障害

第31回午後:第61問

15歳の男子。上顎の歯肉が腫れていることを主訴として来院した。脂性麻痺とてんかんの既往があり、以前から気になっていたという。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.25)を別に示す。 歯肉腫脹の原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。

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1: 流涎

2: 口呼吸

3: 常用薬

4: ブラキシズム

第31回午後:第62問

脳性麻痺患者の口腔所見で留意しなければならないのはどれか。2つ選べ。

1: 咬耗

2: 過剰歯

3: 狭窄歯列

4: 口唇口蓋裂

第31回午後:第63問

50歳の男性。歯周疾患検診で歯科受診を勧められ、来院したところ慢性歯周炎と診断された。 初診時のアセスメントでのSubjective dataはどれか。2つ選べ。

1: 喫煙状況

2: 歯の動揺度

3: 口腔清掃方法

4: 歯肉出血スコア

第31回午後:第64問

42歳の女性。上顎左側大臼歯部からの出血を主訴として来院した。歯周組織検査の結果、慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を開始した。歯科医師から歯石除去を行うよう指示された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.26)を別に示す。 矢印で示す部位に使用するグレーシータイプキュレットはどれか。1つ選べ。

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1: #1

2: #8

3: #11

4: #12

第31回午後:第65問

次の文を読み、〔問題65〕、〔問題66〕に答えよ。 小窩裂講塡塞を実施する際に用いる材料の準備中の写真(別冊午後 No.27A)、模型上で下顎右側第一大臼歯に使用している写真(別冊午後 No.27B)および処置手順の写真(別冊午後 No.27C)を別に示す。 写真A、Bに示す材料を使用する目的はどれか。1つ選べ。

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1: 審美性の改善

2: 接着力の強化

3: 耐酸性の向上

4: 表面劣化の防止

第31回午後:第66問

次の文を読み、〔問題65〕、〔問題66〕に答えよ。 小窩裂講塡塞を実施する際に用いる材料の準備中の写真(別冊午後 No.27A)、模型上で下顎右側第一大臼歯に使用している写真(別冊午後 No.27B)および処置手順の写真(別冊午後 No.27C)を別に示す。 写真Cのなかで、写真Bより前に行うのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第67問

グレーシータイプキュレット操作時の写真(別冊午後 No.28)を別に示す。 適切な手指固定はどれか。2つ選べ

2157_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第68問

トレーの写真(別冊午後 No.29) を別に示す。 ゲルタイプのフッ化物製剤に使用するのはどれか。2つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第69問

65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

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1: SRP

2: PMTC

3: 歯肉マッサージ

4: フッ化物歯面塗布

第31回午後:第70問

エックス線画像(別冊午後 No.32)を別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。

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1: う蝕

2: 歯石

3: 外部吸収

4: 根尖病巣

第31回午後:第71問

17歳の女子。学校歯科健康診断で受診を勧められ来院した。自覚症状はないという。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.33)を別に示す。 観察される付着物の原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。

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1: う蝕

2: 飲食物

3: 歯肉出血

4: 口腔清掃習慣

第31回午後:第72問

46歳の女性。上顎左側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果の一部を図に示す。 改善されたのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯の動揺

2: 根分岐部病変

3: 歯周ポケット内面の炎症

4: ポケットブロービングデプス

第31回午後:第73問

研磨用ラバーポイント〈コーン〉の操作法の写真(別冊午後 No.34) を別に示す。 適切なのはどれか。2つ選べ。

2163_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第74問

50歳の男性。口腔内の異変に気付いて来院した。ある薬剤を長期服用しているという。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.35)を別に示す。 考えられる薬剤はどれか。2つ選べ。

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1: アンピシリン

2: ニフェジピン

3: シクロスポリンA

4: テトラサイクリン塩酸塩

第31回午後:第75問

フッ化物洗口法とフッ化物配合歯磨剤の両方に用いられるのはどれか。1つ選べ。

1: NaF

2: CaF2

3: SnF2

4: Na2PO3F

第31回午後:第76問

歯周病のリスクファクターを図に示す。 ③に分類されるのはどれか。1つ選べ。

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1: 学歴

2: 喫煙

3: 食習慣

4: 糖尿病

第31回午後:第77問

歯肉炎指数〈GI〉測定のため、歯周プローブで触知した直後の口腔内写真(別冊午後 No.36)を別に示す。 判定スコアはどれか。1つ選べ。

2167_1

1: 0

2: 1

3: 2

4: 3

第31回午後:第78問

58歳の男性。上の奥歯がぐらついて食事がとりづらくなったことを主訴として来院した。半年前から上顎右側臼歯部に動揺があるという。全身疾患の既往歴はない。患者との会話を示す。 歯科衛生士:タバコが歯周病を悪化させることはご存知ですか。 患者:この前テレビでやってたのを見たよ。奥歯がぐらついてきたし、やっぱりタバコやめないとダメかなと思ってたところなんだ。 歯科衛生士:とてもよい気付きをされたと思います。禁煙するとしたら、いつぐらいから始めようと思っていますか。 患者:仕事も落ち着いてきたし、できれば今月中に始めようかなと思っているけど。 この患者の禁煙ステージはどれか。1つ選べ。

1: 無関心期

2: 関心期

3: 準備期

4: 実行期

第31回午後:第79問

65歳の男性。上顎癌のため放射線治療を受けている。口腔粘膜炎を発症したため、歯科医師から口腔衛生管理を行うよう指示された。口腔内写真(別冊 午後 No.37)と口腔内症状の表(別冊午後 No.38)を別に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。

2169_1

1: アイスマッサージの実施

2: 軟らかい歯ブラシの使用

3: キシロカイン含有含嗽剤の使用

4: 接触痛のある部位の清掃の回避

第31回午後:第80問

OHIを用いた歯石沈着状況の結果を表に示す。 CIはどれか。1つ選べ。

2170_1

1: 2

2: 4

3: 12

4: 24

第31回午後:第81問

78歳の男性。定期健診のため来院した。歯科医師から口腔衛生指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午後 No.39)を別に示す。 上下顎補綴装置の清掃に共通するのはどれか。1つ選べ。

2171_1

1: 歯周ブラシ

2: タフトブラシ

3: スーパーフロス

4: スポンジブラシ

第31回午後:第82問

73歳の男性。心筋梗塞の開胸手術後1日目で、経鼻経管栄養と酸素投与を受けている。主治医と連携している歯科医師から口腔健康管理を依頼された。 適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 頭部を後屈させる。

2: 咳嗽反射を確認する。

3: 覚醒状態を確認する。

4: セミファーラ位で行う。

第31回午後:第83問

介護保険施設から介護職員を対象とした口腔ケアに関する講話を依頼された。入所者のBDR指標の評価を表に示す。 講話の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。

2173_1

1: うがいの効果

2: 義歯着脱方法

3: 先行剤の種類

4: ブラッシング方法

第31回午後:第84問

幼稚園から4歳児を対象とした健康教育の依頼を受けた。保健活動計画作成における一般的配慮事項として適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 保護者主体で行う。

2: 文字情報を中心にする。

3: 園児の個人差に配慮する。

4: 具体的なねらいや内容を明確に設定する。

第31回午後:第85問

地域のソーシャルキャピタルを評価するために有用なのはどれか。 1つ選べ。

1: 在宅療養支援歯科診療所の数

2: 介護ボランティア団体の活動状況

3: 人口10万人あたりの介護従事者の数

4: 訪問歯科診療を受診している要介護者の割合

第31回午後:第86問

20歳の女性。矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真(別冊午後 No.40) を別に示す。 歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。

2176_1

1: 口腔洗浄器

2: タフトブラシ

3: スポンジブラシ

4: デンタルフロス

第31回午後:第87問

A県B市のコミュニティセンターを利用している就学前の子どもの保護者を対象に口腔の健康教室を行うことになった。A県全体とB市の一人平均df菌数とう歯を持つ児の割合を表に示す。 健康教室のテーマとして適切なのはどれか。1つ選べ。

2177_1

1: 外食

2: 過食

3: 間食

4: 孤食

第31回午後:第88問

五大栄養素の1つの分子構造の一部を図に示す。 この構造を持つのはどれか。1つ選べ。

2178_1

1: 脂質

2: 糖質

3: ビタミン

4: ミネラル

第31回午後:第89問

3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査でう蝕罹患型がB型と判定され来院した。1歳6か月児歯科健康診査では、歯の萌出が遅いことを指摘されたという。口腔内写真(別冊午後 No.41)を別に示す。 食生活指導にあたって、確認すべき項目はどれか。2つ選べ。

2179_1

1: 食事量

2: 哺乳瓶の使用

3: 間食の接種状況

4: 苦手な食べ物の数

第31回午後:第90問

73歳の男性。1年前に脳卒中を発症したという。退院後、食事がうまくいかないということで特殊な調整を行った上題の義歯を製作した。義歯の写真(別冊午後 No.42A)と、入居している施設で提供可能な食事の写真(別冊午後 No.42B)を別に示す。 適切な食形態はどれか。1つ選べ。

2180_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第91問

成人期の摂食嚥下機能障害の維持期に対する口腔機能管理はどれか。 2つ選べ。

1: 歯列咬合の回復

2: 終末期の経口摂取支援

3: 摂食嚥下機能の再獲得

4: 発達段階を考慮した機能獲得

第31回午後:第92問

重度脳性麻痺の患児で成長しても消失しない原始反射はどれか。2つ選べ。

1: 咬反射

2: 驚愕反射

3: 捕捉反射

4: 口唇探索反射

第31回午後:第93問

全身麻酔の気管挿管時に用いるマウスガードで予防できるのはどれか。2つ選べ。

1: 歯の脱臼

2: 喉頭鏡の破損

3: 食道への誤挿管

4: 気管チューブの破損

第31回午後:第94問

口腔機能を測定する機器の写真(別冊午後 No.43)と、測定部位の図(別冊 午後 No.44)を別に示す。 測定部位で正しいのはどれか。1つ選べ。

2184_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第95問

エナメル質形成不全を伴うのはどれか。2つ選べ。

1: Down症候群

2: 外胚葉異形成症

3: 下垂体機能低下症

4: ビタミンA欠乏症

第31回午後:第96問

下線部分で正しいのはどれか。2つ選べ。

2186_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第97問

歯科医師から軟化象牙質除去の準備を行うよう指示があった。回転切削具の写真(別冊午後 No.45)を別に示す。 使用するのはどれか。1つ選べ。

2187_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第98問

歯科用金合金と比較したセラミックスの特徴はどれか。2つ選べ。

1: 衝撃に強い。

2: 熱伝導率が小さい。

3: 塑性変形がみられる。

4: 生物学的安定性が高い。

第31回午後:第99問

口腔内に装着した器具の写真(別冊午後 No.46)を別に示す。 この目的はどれか。1つ選べ。

2189_1

1: 隔壁

2: 防湿

3: 歯間分離

4: 歯肉排除

第31回午後:第100問

寒天アルジネート連合印象採得直後の感染対策として、水洗後に行うのはどれか。1つ選べ。

1: 熱湯による洗浄

2: 強圧エアによる乾燥

3: 80%アルコールでの清拭

4: 1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液への浸漬

第31回午後:第101問

模型の写真(別冊午後 No.47)を別に示す。 正しいのはどれか。2つ選べ。

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1: 普通石膏を使用する。

2: 歯槽基底部まで再現する。

3: 口蓋縫線を正中の目安とする。

4: 基底面はフランクフルト平面と平行にする。

第31回午後:第102問

11歳の女児。う蝕治療のため保護者と来院した。てんかんの既往歴があるという。治療中に突然意識を消失し、欠神発作を起こした。 適切な対応はどれか。1つ選べ。

1: 部屋を明るくする。

2: 酸素吸入の準備をする。

3: バックレストを起こす。

4: 口腔内の器具を取り除く。

第31回午後:第103問

エックス線画像(別冊午後No.48)を別に示す。 矢印で示す部分の原因はどれか。1つ選べ。

2193_1

1: 照射時間設定の誤り

2: フィルムの裏返し撮影

3: エックス線管の位置づけ不良

4: 同一フィルムによる二重撮影

第31回午後:第104問

下顎右側第一大臼歯にCAD/CAMシステムで製作したクラウンの装着を行っている。デュアルキュア型レジンセメントを冠内面に塗布し、支台歯に圧接した直後の口腔内写真(別冊午後 No.49)を別に示す。 続いて歯科医師に手渡すのはどれか。1つ選べ。

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1: 咬合紙

2: 光照射器

3: コンタクトゲージ

4: クラウンリムーバー

第31回午後:第105問

32歳の男性。下顎左側第三大臼歯を下顎孔伝達麻酔下で抜去した。当日の患者指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 今日は入浴してもかまいません。

2: 今日は激しい運動は控えてください。

3: 唇や舌を噛まないように注意してください。

4: 出血が気になるときは強くうがいをしてください。

第31回午後:第106問

81歳の女性。歯科診療所の待合室で突然倒れ、意識がなくなった。歯科衛生士が心肺蘇生を行った上で、AEDが必要と判断し、装着した。 下線部分で正しいのはどれか。2つ選べ。

2196_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第107問

患者を水平位にしてミラーを使用した口腔内写真を撮影する場合、部位と撮影者のポジショニングの組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 上顎咬合面観ー3時

2: 下顎咬合面観ー8時

3: 右側側方面観ー12時

4: 左側側方面観ー9時

第31回午後:第108問

35歳の男性。下顎左側第一小臼歯の側方加圧根管充填を行うことになった。使用する器具と材料の写真(別冊午後 No.50)を別に示す。 根管内にシーラーを送り込むために使用するのはどれか。1つ選べ。

2198_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午後:第109問

歯科医師の指示により上顎右側中切歯に既製冠を使用してプロビジョナルレストレーションを製作することになった。常温重合レジンを盛りつけ支台歯に圧接し、撤去した直後の写真(別冊午後 No.51)を別に示す。 この後に使用するのはどれか。2つ選べ。

2199_1

1: 温湯

2: レジン分離剤

3: 接着性レジンセメント

4: 技巧用カーバイドバー〈スタンプバー〉

第31回午後:第110問

口腔内写真(別冊午後 No.52)を別に示す。 嘔吐反射を誘発する部位はどれか。2つ選べ。

2200_1

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④