歯科保健指導論の過去問

第22回午前:第85問

6歳の男児。矯正歯科治療中である。上顎前方牽引装置装着時の指導を行うことになった。口腔外装置の写真(別冊午前No.13A)、口腔内装置の写真(別冊午前No.13B)及び口腔内写真(別冊午前No.13C)を別に示す。 装置の取扱いの説明で正しいのはどれか。

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1: 1日6時間の使用を目安とする。

2: 口腔外装置の調整は保護者が行う。

3: ゴムリングは定期的に交換する。

4: 口腔外装置を装着してから口腔内装置を入れる。

第22回午前:第86問

6歳の男児。矯正歯科治療中である。上顎前方牽引装置装着時の指導を行うことになった。口腔外装置の写真(別冊午前No.13A)、口腔内装置の写真(別冊午前No.13B)及び口腔内写真(別冊午前No.13C)を別に示す。 男児への指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

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1: スクラビング法を指導する。

2: 辺縁性歯周炎について説明する。

3: 歯間ブラシの使い方を指導する。

4: 口腔内装置は外して歯を刷掃するよう指導する。

第22回午前:第87問

6歳の女児。定期健康診査を希望して母親と来院した。歯磨きは1日2回歯ブラシを用いて本人が行っているという。口腔内写真(別冊午前No.14)を別に示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯間ブラシの使い方

2: 母親による仕上げ磨き

3: フッ化物配合歯磨剤の推奨

4: ガーゼによる上顎前歯部の粘膜清掃

第22回午前:第88問

PII(Silness & Loe)と診査対象歯が全て同じなのはどれか。

1: GI

2: PDI

3: OHI

4: CPI

第22回午前:第89問

22歳の女性。ブラッシング時に出血と痛みがあり、歯肉に違和感があるとのことで来院した。口腔内写真(別冊午前No.15)を別に示す。PCRは75%、BOP率は25%であった。 客観的情報はどれか。2つ選べ。

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1: 歯肉の発赤

2: 歯肉の違和感

3: 上下顎前歯部の叢生

4: ブラッシング時の痛み

第22回午前:第90問

オーラルディアドコキネシスで正しいのはどれか。

1: 測定時間は30秒である。

2: 息つぎの回数を記録する。

3: 「カ」の発音時に舌前方の動きを評価する。

4: 舌、口唇および軟口蓋の功緻性を評価する。

第22回午前:第92問

ベッド上での食事の姿勢を図に示す。 安全な摂食姿勢はどれか。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第22回午後:第80問

禁煙支援における喫煙者の行動変容を図に示す。 正しい組合せはどれか。

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1: ①準備期 ②無関心期 ③維持期

2: ①準備期 ②維持期 ③無関心期

3: ①無関心期 ②準備期 ③維持期

4: ①無関心期 ②維持期 ③準備期

第22回午後:第81問

50歳の男性。喫煙しており、今は禁煙は考えていないという。禁煙指導を行うことになった。 初回の指導で適切なのはどれか。

1: 禁煙開始日を決定させる。

2: 喫煙関連用品の処分を促す。

3: 禁煙後の離脱症状を説明する。

4: 歯周病と喫煙との関連性を説明する。

第22回午後:第82問

4歳の男児の母親に対して歯科保健指導を行った。う蝕リスクを指標としたレーダーチャートを図に示す。 効果のあった内容はどれか。2つ選べ。

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1: おやつ指導

2: う蝕治療勧告

3: ブラッシング指導

4: フッ化物配合歯磨剤使用の推奨

第22回午後:第83問

55歳男性。歯周治療を希望して来院した。口腔内写真(別冊午後No.18)を別に示す。 ブラッシング指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯間ブラシを併用する。

2: ローリング法を指導する。

3: 研磨性の高い歯磨剤を勧める。

4: 毛先の当て方を鏡で確認させる。

第22回午後:第84問

歯に現れる加齢変化はどれか。2つ選べ。

1: 咬耗

2: 歯髄腔の拡大

3: 象牙細管の拡大

4: セメント質の肥厚

第22回午後:第85問

部分床義歯の写真(別冊午後No.19)を別に示す。 義歯清掃時に注意する部位はどれか。2つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第22回午後:第86問

プライマリーヘルスケアはどれか。2つ選べ。

1: 障害者の施設入所を促す。

2: 地域住民への一次医療を充実する。

3: 感染症に対する予防接種を実施する。

4: 高度な医療を提供する病院を設置する。

第22回午後:第87問

45歳の女性。口臭を主訴として来院した。1日2~3回歯ブラシとフロスで口腔清掃を行っており、PCRは4.5%である。官能検査で認知閾値を超える口臭はなかった。 初回の歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 口臭の原因について説明する。

2: フッ化物配合歯磨剤の使用を勧める。

3: 現在のプラークコントロール状態を維持させる。

4: 口臭はないので通院の必要がないことを説明する。

第22回午後:第88問

口腔内写真(別冊午後No.20)を別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。

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1: クレフト

2: フラビーガム

3: フェストゥーン

4: スティップリング

第22回午後:第89問

日常生活動作(ADL)の判定基準項目はどれか。2つ選べ。

1: 食事

2: 移動

3: うがい

4: 義歯清掃

第22回午後:第90問

摂食・嚥下の過程で口腔期に障害のある患者に対する摂食機能訓練で適切なのはどれか。

1: 舌訓練

2: 咳訓練

3: 捕食訓練

4: メンデルソン手技

第22回午後:第91問

キシリトールの特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 非糖質系甘味料である。

2: 砂糖と同程度の甘味度をもつ。

3: エネルギー値は9kcal/gである。

4: 多量に摂取すると下痢を起こしやすい。

第22回午後:第92問

片側性顔面神経麻痺の患者に観察される口腔状態で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 食物残渣が健側に多く残る。

2: 口蓋垂が健側に偏位している。

3: 大きく開口したとき下顎が健側に偏位する。

4: 「イー」としたとき麻痺側の口唇の健側に引かれる。