臨床歯科医学の過去問

第25回午後:第39問

48歳の女性。上顎左側臼歯部のブラッシング時の疼痛を訴えて来院した。う蝕は認められなかった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。原因歯を特定するために行う検査として有効なのはどれか。

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1: 打診

2: 透照診

3: 擦過診

4: 歯髄電気診

第25回午後:第42問

10歳の男児。歯肉からの出血を訴えて来院した。3日前から38℃の発熱があるという。全顎的に歯肉の腫脹と出血がみられた。疑われる全身疾患はどれか。

1: 肺炎

2: 白血病

3: 心内膜炎

4: ネフローゼ症候群

第25回午後:第45問

62歳の男性。補綴治療前の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。矢印が示す所見の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。

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1: 低位咬合

2: 慢性歯周炎

3: ブラキシズム

4: 対合歯の誘導

第25回午後:第47問

全部床義歯の仮想咬合平面と平行になるのはどれか。2つ選べ。

1: 口唇線

2: 正中線

3: 鼻聴道線

4: 瞳孔間線

第25回午後:第49問

64歳の女性。口を閉じることができないと訴えて来院した。食事中に突然咬めなくなったという。左側顎関節脱臼と診断され徒手整復を行うことになった。エックス線写真(別冊午後No.10)を別に示す。下顎頭を誘導する正しい方向はどれか。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第25回午後:第51問

局所麻酔の注射後に生じる偶発症はどれか。

1: ワンサン氏症状

2: キューンの貧血帯

3: ニコルスキー現象

4: パトリックの発痛帯

第25回午後:第52問

14歳の女子。歯並びが悪いことを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.11A、B、C)を別に示す。上顎右側犬歯の位置異常はどれか。2つ選べ。

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1: 低位

2: 遠心傾斜

3: 唇側転位

4: 交叉咬合

第25回午後:第53問

8歳の女児。前歯の咬み合わせの異常を訴えて来院した。初診時のエックス線写真(別冊午後No.12)を別に示す。この検査の目的はどれか。2つ選べ。

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1: 下顎偏位の検査

2: 乳歯歯根の吸収度の観察

3: 下顎骨の成長方向の判定

4: 上顎中切歯の唇舌的傾斜の評価

第25回午後:第56問

Hellmanの咬合発育段階ⅠA期にみられるのはどれか。

1: 霊長空隙

2: 発育空隙

3: 顎間空隙

4: 鼓形空隙

第25回午後:第57問

手づかみ食べ機能を獲得する時期に萌出するのはどれか。

1: 乳中切歯

2: 乳側切歯

3: 第一乳臼歯

4: 第二乳臼歯

第25回午後:第58問

5歳の男児。上顎右側第二乳臼歯の多歯面う蝕に対し、既製乳歯冠修復を行うことにした。既製乳歯冠修復を試適していたところ、口腔内に落下させた。直ちに行うのはどれか。

1: 上半身を起こす。

2: 顔を横に向かせる。

3: ハイムリック法を実施する。

4: バキュームを口腔内に挿入する。

第25回午後:第59問

摂食嚥下機能検査の写真(別冊午後No.14A、B)を別に示す。この検査について正しいのはどれか。2つ選べ。

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1: 唾液の誤嚥が観察できる。

2: 長時間の検査が可能である。

3: 口腔、咽頭および食道の機能が評価できる。

4: 造影性のある検査用模擬食品が必要である。

第25回午後:第60問

嚥下反射の惹起が遅延している場合に有効な機能訓練はどれか。

1: 構音訓練

2: 冷圧刺激法

3: シャキア訓練

4: プッシング訓練

第25回午前:第35問

血液凝固因子の検査はどれか。

1: PT

2: CRP

3: HbA1c

4: γ-GTP

第25回午前:第36問

HBe抗原陽性患者の印象採得物の消毒に有効なのはどれか。

1: ポビドンヨード

2: グルタールアルデヒド

3: 塩化ベンザルコニウム

4: 塩酸クロールヘキシジン

第25回午前:第37問

インプラント体に用いられる材料はどれか。2つ選べ。

1: チタン合金

2: ステンレス鋼

3: コバルトクロム合金

4: ヒドロキシアパタイト

第25回午前:第41問

16歳の男子。上顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。1年前からう蝕に気づいていたが放置していたところ、1週前から咀嚼時に疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5A)とエックス線写真(別冊午前No.5B)を別に示す。疑われるのはどれか。

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1: 歯根肉芽腫

2: 上行性歯髄炎

3: 急性化膿性歯髄炎

4: 慢性増殖性歯髄炎

第25回午前:第43問

34歳の男性。歯肉の疼痛を訴えて来院した。3日前から歯肉に強い自発痛と接触痛を感じているという。現症として38.2℃の発熱と強い口臭を示した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。疑われるのはどれか。

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1: 薬物性歯肉増殖症

2: 慢性剥離性歯肉炎

3: アレルギー性歯肉炎

4: 壊死性潰瘍性歯周炎

第25回午前:第45問

咳合器の顆路角を決定できるのはどれか。

1: 筋電図

2: 開口量検査

3: チェックバイト法

4: フィスボウトランスファー

第25回午前:第46問

固定性補綴装置の咳合採得に用いられるのはどれか。2つ選べ。

1: 寒天

2: ワックス

3: アルジネート

4: シリコーンラバー