48歳の女性。上顎左側臼歯部のブラッシング時の疼痛を訴えて来院した。う蝕は認められなかった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。原因歯を特定するために行う検査として有効なのはどれか。
1: 打診
2: 透照診
3: 擦過診
4: 歯髄電気診
10歳の男児。歯肉からの出血を訴えて来院した。3日前から38℃の発熱があるという。全顎的に歯肉の腫脹と出血がみられた。疑われる全身疾患はどれか。
1: 肺炎
2: 白血病
3: 心内膜炎
4: ネフローゼ症候群
62歳の男性。補綴治療前の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。矢印が示す所見の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 低位咬合
2: 慢性歯周炎
3: ブラキシズム
4: 対合歯の誘導
全部床義歯の仮想咬合平面と平行になるのはどれか。2つ選べ。
1: 口唇線
2: 正中線
3: 鼻聴道線
4: 瞳孔間線
64歳の女性。口を閉じることができないと訴えて来院した。食事中に突然咬めなくなったという。左側顎関節脱臼と診断され徒手整復を行うことになった。エックス線写真(別冊午後No.10)を別に示す。下顎頭を誘導する正しい方向はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
局所麻酔の注射後に生じる偶発症はどれか。
1: ワンサン氏症状
2: キューンの貧血帯
3: ニコルスキー現象
4: パトリックの発痛帯
14歳の女子。歯並びが悪いことを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.11A、B、C)を別に示す。上顎右側犬歯の位置異常はどれか。2つ選べ。
1: 低位
2: 遠心傾斜
3: 唇側転位
4: 交叉咬合
8歳の女児。前歯の咬み合わせの異常を訴えて来院した。初診時のエックス線写真(別冊午後No.12)を別に示す。この検査の目的はどれか。2つ選べ。
1: 下顎偏位の検査
2: 乳歯歯根の吸収度の観察
3: 下顎骨の成長方向の判定
4: 上顎中切歯の唇舌的傾斜の評価
5歳の男児。上顎右側第二乳臼歯の多歯面う蝕に対し、既製乳歯冠修復を行うことにした。既製乳歯冠修復を試適していたところ、口腔内に落下させた。直ちに行うのはどれか。
1: 上半身を起こす。
2: 顔を横に向かせる。
3: ハイムリック法を実施する。
4: バキュームを口腔内に挿入する。
摂食嚥下機能検査の写真(別冊午後No.14A、B)を別に示す。この検査について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 唾液の誤嚥が観察できる。
2: 長時間の検査が可能である。
3: 口腔、咽頭および食道の機能が評価できる。
4: 造影性のある検査用模擬食品が必要である。
嚥下反射の惹起が遅延している場合に有効な機能訓練はどれか。
1: 構音訓練
2: 冷圧刺激法
3: シャキア訓練
4: プッシング訓練
HBe抗原陽性患者の印象採得物の消毒に有効なのはどれか。
1: ポビドンヨード
2: グルタールアルデヒド
3: 塩化ベンザルコニウム
4: 塩酸クロールヘキシジン
インプラント体に用いられる材料はどれか。2つ選べ。
1: チタン合金
2: ステンレス鋼
3: コバルトクロム合金
4: ヒドロキシアパタイト
16歳の男子。上顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。1年前からう蝕に気づいていたが放置していたところ、1週前から咀嚼時に疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5A)とエックス線写真(別冊午前No.5B)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 歯根肉芽腫
2: 上行性歯髄炎
3: 急性化膿性歯髄炎
4: 慢性増殖性歯髄炎
34歳の男性。歯肉の疼痛を訴えて来院した。3日前から歯肉に強い自発痛と接触痛を感じているという。現症として38.2℃の発熱と強い口臭を示した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 薬物性歯肉増殖症
2: 慢性剥離性歯肉炎
3: アレルギー性歯肉炎
4: 壊死性潰瘍性歯周炎
咳合器の顆路角を決定できるのはどれか。
1: 筋電図
2: 開口量検査
3: チェックバイト法
4: フィスボウトランスファー
固定性補綴装置の咳合採得に用いられるのはどれか。2つ選べ。
1: 寒天
2: ワックス
3: アルジネート
4: シリコーンラバー