59歳の女性。前歯部歯肉からの出血を訴えて来院した。半年前に内科を受診し、高血圧と不整脈に対する投薬が始まってから、歯肉の腫れがひどくなったという。初診時の歯周組織検査結果の一部を図に示す。 症状に影響していると考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 利尿薬
2: 抗凝固薬
3: カルシウム拮抗薬
4: 抗コレステロール薬
小学校低学年を対象とした集団歯科保健指導を行うことになった。 留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
1: 歯周炎
2: 歯の交換
3: 口腔の外傷
4: 第一小臼歯のう蝕
急性化膿性根尖性歯周炎で瘻孔形成に至る経路で正しいのはどれか。
1: 歯根膜→歯槽骨→骨膜→粘膜
2: 歯根膜→粘膜→骨膜→歯槽骨
3: 歯根膜→粘膜→歯槽骨→骨膜
4: 歯根膜→歯槽骨→粘膜→骨膜
16歳の男子。上顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。1年前からう蝕に気づいていたが放置していたところ、1週前から咀嚼時に疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5A)とエックス線写真(別冊午前No.5B)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 歯根肉芽腫
2: 上行性歯髄炎
3: 急性化膿性歯髄炎
4: 慢性増殖性歯髄炎
歯周治療を行うことで改善が期待される疾患はどれか。
1: エイズ
2: 糖尿病
3: B型肝炎
4: 骨粗鬆症
脳性麻痺患者の口腔所見で留意しなければならないのはどれか。2つ選べ。
1: 咬耗
2: 過剰歯
3: 狭窄歯列
4: 口唇口蓋裂
根面う触の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 環状に拡大する。
2: 歯肉退縮を伴う。
3: 穿通性に進行する。
4: う蝕円錐を形成する。
オフィスブリーチで起こる可能性が最も高いのはどれか。
1: 酸蝕症
2: 歯髄壊死
3: 歯肉退縮
4: 象牙質知覚過敏症
49歳の男性。ブラッシング時の歯肉からの出血を主訴として来院した。1年前から気付いていたが放置していたという。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の口腔内写真(別冊午前 No.9A、B)と、初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果(別冊午前 No.10A、B)を別に示す。 改善したのはどれか。2つ選べ。
1: 歯根露出
2: 歯肉腫脹
3: 歯肉出血
4: 歯肉肥大
歯の形態異常の発生機序を模式図に示す。①はどれか。1つ選べ。
1: 双生歯
2: 癒着歯
3: 陥入歯〈歯内歯〉
4: 癒合歯〈融合歯〉
28歳の男性。歯の痛みを主訴として来院した。2年前から食後に嘔吐を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 咬耗症
2: 酸蝕症
3: 摩耗症
4: エナメル質形成不全症
46歳の女性。上顎左側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果の一部を図に示す。 改善されたのはどれか。2つ選べ。
1: 歯の動揺
2: 根分岐部病変
3: 歯周ポケット内面の炎症
4: ポケットブロービングデプス
歯周病の第二次予防はどれか。2つ選べ。
1: 歯周病検診
2: 食生活指導
3: 歯周外科治療
4: 口腔機能回復治療
65歳の男性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。既往歴として慢性閉塞性肺疾患があるという。急性化膿性歯髄炎と診断され、局所麻酔下にて抜髄が行われることになった。処置中に患者に装着した機器の写真(別冊午後No.17)を別に示す。測定しているのはどれか。2つ選べ。
1: 脈拍
2: 脈圧
3: 収縮期血圧
4: 経皮的動脈血酸素飽和度
非歯原性発育性嚢胞はどれか。1つ選べ。
1: 歯根嚢胞
2: 歯肉嚢胞
3: 含歯性嚢胞
4: 鼻歯槽嚢胞
83歳の男性。上顎右側第一小臼歯の疼痛を主訴として来院した。化膿性歯髄炎と診断され、抜髄処置を行うこととした。患者は多発性脳梗塞の影響で体位の保持が困難である。処置中の写真(別冊午後No.14)を別に示す。 矢印で示す器具の目的はどれか。
1: 破折防止
2: 穿孔防止
3: 誤飲防止
4: 感染防止
歯周炎再発の客観的評価で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨吸収量の減少
2: 歯周ポケットの深化
3: アタッチメントレベルの増加
4: プロービング時の出血の減少
脳性麻痺児に多くみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 開咬
2: 著しい咬耗
3: 先天欠如歯
4: 上顎の劣成長
Down症候群の患者の口腔衛生管理を行う際に配慮すべき点はどれか。 2つ選べ。
1: 小顎症
2: 歯列不正
3: 顎関節脱臼
4: 歯の形態異常
高齢者に多い口腔疾患はどれか。2つ選べ。
1: 口腔癌
2: 手足口病
3: 口腔カンジダ症
4: エナメル上皮腫