定期歯科健診に来院した3歳男児の母親から指しゃぶりについて相談を受けた。口腔状態および男児の様子を以下に示す。指導内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯並びへの影響を説明する。
2: 習癖除去装置の使用を勧める。
3: 6歳までは心配ないと説明する。
4: 経過観察を行っていくことを説明する。
11歳の女児。学校歯科健康診断で歯科医院の受診を勧められて来院した。歯科医院での口腔内診査を別に示し、歯垢染色後の口腔内写真(別冊午前No.24)を示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 要観察歯の磨き方を指導する。
2: う蝕になるリスクが低いことを説明する。
3: 口腔内が永久歯列に交換したことの重要性を説明する。
4: 自宅で定期的に歯垢染色して磨き残しを確認することを勧める。
保育所より依頼され、幼児の保護者へ間食指導を行うこととなった。指導に用いる図を示す。図から説明できる歯科保健指導の内容で適切なのはどれか。
1: 回数を減らす。
2: 時間を決める。
3: 粘着性食品を控える。
4: 非発酵性糖質の食品を選ぶ。
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査でう蝕罹患型がB型と判定され来院した。1歳6か月児歯科健康診査では、歯の萌出が遅いことを指摘されたという。口腔内写真(別冊午後 No.41)を別に示す。 食生活指導にあたって、確認すべき項目はどれか。2つ選べ。
1: 食事量
2: 哺乳瓶の使用
3: 間食の接種状況
4: 苦手な食べ物の数
ある地域で「お口の健康」に関する健康教育を行うことになった。内容を決定するうえで、健康日本21(第二次)「歯・口腔の健康」の目標に達しているか検討した。この地域の現状を表に示す。目標値に達しているのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 この女児へ指導する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: チャーターズ法
3: スクラビング法
4: 1歯ずつの縦磨き法
健康日本21(第二次)における歯・口腔の健康の目標設定の考え方を図に示す。 ①はどれか。
1: 歯科検診の受診者
2: 1日3回歯を磨く者
3: フッ化物配合歯磨剤使用者
4: ゆっくりよく噛んで食べる者
1歳8か月の男児。1歳6か月児健康診査に訪れた。歯科健康診査後に歯科保健指導を行うことになった。指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 母乳の中止
2: 仕上げ磨きの実施
3: 決められた時間に間食を提供
4: ジュースからスポーツドリンクへ変更
6歳の女児。定期健康診査を希望して母親と来院した。歯磨きは1日2回歯ブラシを用いて本人が行っているという。口腔内写真(別冊午前No.14)を別に示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシの使い方
2: 母親による仕上げ磨き
3: フッ化物配合歯磨剤の推奨
4: ガーゼによる上顎前歯部の粘膜清掃
幼稚園から4歳児を対象とした健康教育の依頼を受けた。保健活動計画作成における一般的配慮事項として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 保護者主体で行う。
2: 文字情報を中心にする。
3: 園児の個人差に配慮する。
4: 具体的なねらいや内容を明確に設定する。
1歳の女児。母親とともに定期歯科健康診査のため来院した。口腔内診査の結果、歯肉は健康であったが歯垢の軽度付着が認められた。保護者から仕上げ磨きに適した歯ブラシについて質問を受けた。歯ブラシの写真(別冊午前 No.21)を別に示す。 推奨するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
健康日本21(第二次)の「歯・口腔の健康」の目標設定の概念図を示す。①に最も関連するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯科医師法
2: 地域保健法
3: 歯科口腔保健の推進に関する法律〈歯科口腔保健法〉
4: 地域における医療および介護の総合的な確保の推進に関する法律
乳幼児期と保健管理の組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 7〜8か月ーーー口の中を触れることに慣れさせる。
2: 1歳6か月ーーー指しゃぷりの習慣をやめさせる。
3: 3歲ーーー日常の歯磨きが自立する。
4: 5歲ーーー食生活を含めた口腔管理が必要になる。
自治体から地域支援事業における一般介護予防事業の講話を依頼された。事前に対象者へ行った口腔内状況の調査結果を表に示す。講話の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 嚥下機能
2: 義歯清掃方法
3: 唾液腺マッサージ
4: 定期的な歯科受診
5歳の男児。歯科健康診査でう蝕の疑いがあり来院した。母親が付き添い、ユニットに座ったものの、歯科衛生士の声掛けに顔をそむけた。治療についてやさしく説明したところ、強く泣き極度の治療拒否行動を示した。フランクルの分類はどれか。1つ選べ。
1: 1度
2: 2度
3: 3度
4: 4度
7歳の女児。小学校での保健指導で担任から相談を受けた。女児は給食で口にした食物を詰め込むことが多くなり、何度か窒息しそうになったという。全身疾患は特に無い。口腔内写真(別冊午後No.20)を別に示す。 担任に対する適切な助言はどれか。2つ選べ。
1: ペースト食に変更したほうが良いです。
2: 摂食嚥下の専門外来を受診すると良いです。
3: 歯科医院で子供用の入れ歯を作ると良いです。
4: 前歯が生えるまで食物を小さくして食べると良いです。
12歳の男児。定期健康診査で来院した。来院時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。矢印が示す部位の清掃に適するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: タフトブラシ
3: ラバーチップ
4: デンタルフロス
保険に関する事業と法律との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 3歲児健康診查ー地域保健法
2: 就学時康診断ー学校保健安全法
3: 特定健康診查ー高齢者の医療の確保に関する法律
4: 歯周疾患検診ー歯科口腔保健の推進に関する法律
ハイリスクアプローチはどれか。2つ選べ。
1: う触活動性の高い児童を対象とした歯磨き教室
2: 児童の保護者を対象とした食育教室
3: 事業所の高血圧者を対象とした食生活改善教室
4: 地域の60歳の者を対象とした健康体操教室
4歳の男児。保育士と一緒に来院した。歯科医師による口腔内診査の結果、多数歯う触が認められた。疑われるのはどれか。1つ選べ。
1: 性的虐待
2: 身体的虐待
3: 心理的虐待
4: ネグレクト