歯科衛生教育活動に用いる媒体(別冊午前No.28)を以下に示す。 利用する媒体と対象者の組合せで最適なのはどれか。2つ選べ。
1: ①ーーー小学1年の児童
2: ②ーーー保育園児の保護者
3: ③ーーー幼稚園児
4: ④ーーー中学校1年の生徒
70歳の女性。インプラント義歯のメインテナンスのため来院した。歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午前 No.28)を別に示す。矢印の部位の口腔清掃用具として推奨するのはどれか。1つ選べ。
1: 粘膜ブラシ
2: 義歯用ブラシ
3: タフトブラシ
4: スポンジブラシ
5歳の男児。前歯で食物が噛みにくいことを訴えて来院した。全身疾患は認められず、う蝕の治療は終了している。咬合時の口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 咬合異常の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 頬杖
2: 吸指癖
3: 舌突出癖
4: 歯ぎしり
5歳の女児。歯並びが気になることを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.12)を別に示す。 矢印で示す空隙ができる原因はどれか。
1: 乳歯の先天欠如
2: 顎骨の成長発育
3: 対顎乳犬歯との咬合
4: 下唇小帯の異常発育
病棟の口腔健康管理を担当する歯科衛生士が、くも膜下出血の後遺症がある患者に口腔清掃用具の選定と歯磨き動作に対するアドバイスを行うことになった。連携する職種はどれか。2つ選べ。
1: 看護師
2: 管理栄養士
3: 言語聴覚士
4: 作業療法士
5歳児の保護者に対して効果的なフッ化物配合歯磨剤の使用について説明することになった。 適切な使用法はどれか。2つ選べ。
1: 洗口は3回する。
2: 50mLの水で洗口する。
3: 磨く前に歯面全体に広げる。
4: 500ppmFのものを使用する。
11歳の女児。う蝕治療のため保護者と来院した。てんかんの既往歴があるという。治療中に突然意識を消失し、欠神発作を起こした。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
1: 部屋を明るくする。
2: 酸素吸入の準備をする。
3: バックレストを起こす。
4: 口腔内の器具を取り除く。
9歳の女児。学校歯科健康診断で前歯の咬み合わせの異常を指摘されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 放置したときに下顎中切歯に予想されるのはどれか。2つ選べ。
1: 挺出
2: 動揺
3: 舌側傾斜
4: 歯肉退縮
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
小学校低学年を対象とした集団歯科保健指導を行うことになった。 留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
1: 歯周炎
2: 歯の交換
3: 口腔の外傷
4: 第一小臼歯のう蝕
11歳の男児、知的能力障害があり、歯磨きがうまくできないことを主訴として母親とともに来院した。言葉の意味は理解できているという。歯科医師よりセルフケアの支援を目的とした歯科保健指導を行うよう指示を受けた。指導の手順を以下に示す。用いた手法はどれか。1つ選べ。
1: 刺激統制法
2: シェイピング法
3: フラッディング法
4: レスポンスコスト法
学校歯科健康診断でCOを有する児童への事後措置として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 頬杖癖をやめさせる。
2: 歯科医院での治療を勧める。
3: 鏡で当該部位を確認させる。
4: むし歯の成り立ちを理解させる。
10歳の女児。口唇の異常を主訴として来院した。3日前に気付いたが痛みはないという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。 下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
20歳の女性。矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真(別冊午後 No.40) を別に示す。 歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 口腔洗浄器
2: タフトブラシ
3: スポンジブラシ
4: デンタルフロス
84歳の女性。乳癌の治療のため入院している。歯科医師より周術期の口腔衛生管理を指示されて定期的に病室を訪問している。4日前に手術が行われ、術後の経過は順調でおかゆも食べているという。患者が食事中の病室訪問時に見つけた義歯の写真(別冊午前No.23)を別に示す。 担当の看護師に対する義歯の説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 義歯は毎食後清掃してください。
2: 食事の際は使用するようにしてください。
3: 手術後1週程度は使用しないでください。
4: 歯科医療従事者以外は触らないようにしてください。
6歳の女児。奥歯の歯ぐきが気になることを主訴として来院した。う蝕リスクが高いとの診断で歯科医師の指導により下顎左側第一大臼歯に可及的に小窩裂溝塡塞を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.30)を別に示す。塡塞前に行うのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合調整
2: 歯面清掃
3: 水洗・乾燥
4: ラバーダム防湿
ある事業所で40〜50歳の特定保健指導の対象となった社員50名に対して、産業医の総評のあと、歯科衛生士が30分ほど講話をすることになった。 講話の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 低栄養の予防
2: 定期的な歯科受診
3: サルコペニアの子防
4: 歯周病と医科疾患の関連性
3歳児歯科健康診でう蝕罹患型がO型と判定された幼児に対するうう蝕予防法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: フッ化物洗口
2: フッ化物歯面塗布
3: フッ化ジアンミン銀塗布
4: フッ化物配合歯磨剤の利用
次の文を読み、〔問題 90〕、〔問題 91〕に答えよ。 45歳の男性。歯の動揺を訴えて来院した。20歳から喫煙習慣があり、現在は1日40本喫煙している。本人には禁煙の意志がない。1日3回歯ブラシで口腔清掃を行っている。PCRは 39%である。口腔内写真(別冊午前 No.24A)とエックス線写真(別冊午前 No.24B)とを別に示す。 歯周基本治療を行うこととなった。歯科医師から歯科保健指導を指示された。適切でないのはどれか。
1: 歯間部の清掃方法を指導する。
2: 鏡で自分の口腔内を観察させる。
3: ニコチン代替療法を選択させる。
4: 歯周病と喫煙との関係について説明する。
工場でメッキ作業を行う職員を対象とした集団歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 専用マスクの使用
2: 歯垢染め出しの実施
3: 小窩裂溝塡塞の勧奨
4: フッ化物洗口の勧奨