次の文を読み、〔問題78〕、〔問題79〕に答えよ。 保育園で5歳児を対象にフッ化物洗口〈毎日法〉を実施することになり、園の職員へ説明することとなった。 職員への説明内容で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 1回の洗口液量は一人当たり30mlずつ用意してください。
2: 10秒間うがいをさせたら吐き出させてください。
3: 洗口後30分間は飲食やうがいを控えてください。
4: 洗口液を1回量誤って飲んだとしても急性中毒の心配はありません。
フッ化物によるう触予防方法で正しいのはどれか。
1: フッ化物の洗口時間は30秒である。
2: フッ化物歯面塗布は1分間の湿潤状態を保つ。
3: フッ化物洗口後の飲食禁止時間は10分である。
4: フッ化物配合歯磨剤使用後は十分にうがいする。
小学校におけるフッ化物洗口法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 教職員の監督下で行う。
2: その都度、洗口液を調製する。
3: 腎疾患のある者には実施しない。
4: 他のフッ化物局所応用法と併用しない。
小学校で行うフッ化物洗口剤の取扱いで正しいのはどれか。
1: 洗口液の調整は児童自らが行う。
2: 洗口液はガラス容器に分注する。
3: 洗口液は溶解後2か月程度使用できる。
4: 洗口用顆粒剤は児童の手の届かないところに保管する。
5歳児の保護者に対して効果的なフッ化物配合歯磨剤の使用について説明することになった。 適切な使用法はどれか。2つ選べ。
1: 洗口は3回する。
2: 50mLの水で洗口する。
3: 磨く前に歯面全体に広げる。
4: 500ppmFのものを使用する。
10歳の男児。男児の通う小学校では毎週木曜日の昼食後、溶液10mL を用いてフッ化物洗口を実施している。 フッ素の口腔内残留量(mg)はどれか。1つ選べ。 ただし、洗口後の溶液の口腔内残留率は20%とする。
1: 0.5
2: 0.9
3: 1.8
4: 2.9
小学校低学年の児童に対してフッ化物洗口を実施することになった。 使用する洗口液のフッ素イオン濃度と量との組合せで正しいのはどれか。
1: 226ppmーーー20mL
2: 450ppmーーー15mL
3: 900ppmーーー5mL
4: 1000ppmーーー3mL
□に入る組合せで正しいのはどれか。 フッ化物洗口は① mLの洗口液で約②秒間洗口する。洗口後③分間は、うがいや飲食を控える。
1: ①1~2 ②10 ③40
2: ①5~10 ②30 ③30
3: ①1~2 ②40 ③20
4: ①5~10 ②60 ③10
小児のう蝕予防で、フッ化物洗口と比較したフッ化物歯面塗布の特徴は どれか。1つ選べ。
1: 適応年齢が低い。
2: 方法が簡便である。
3: 保護者によって実施される。
4: 使用薬剤を薬局で購入できる。
フッ化物洗口法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下を向いた姿勢で行う。
2: 対象年齢は2歳以降である。
3: 成人・高齢者は対象としない。
4: 1回の応用量は5~10mLである。
8歳の女児。保護者がフッ化物歯面塗布を希望して来院した。歯科医師よりフッ化ナトリウムゲルによるフッ化物歯面塗布を実施するよう指示があった。準備器材の写真(別冊午後 No.27)を別に示す。正しいのはどれか。1つ選べ。
1: 10mLの薬剤を計量する。
2: 10分間トレーを軽くかませる。
3: トレー除去後に歯面の余剰薬剤を拭き取る。
4: 塗布後30分程度はよくすすがせる。
保育園の5歳児クラスでフッ化物洗口を行うことになった。園児に説明をするために作成した媒体の一部を図に示す。 ②の目的はどれか。2つ選べ。
1: 誤飲の防止
2: 口腔粘膜の保護
3: 溶液の毒性低下
4: う蝕予防効果の向上
う蝕予防としてフッ化物洗口の効果的な実施時期はどれか。2つ選べ。
1: 2~3歳
2: 4~6歳
3: 7~15歳
4: 16~18歳
フッ化物歯面塗布後の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 定期的な塗布を勧める。
2: 塗布効果の限界を説明する。
3: 塗布直後のうがいを勧める。
4: 口にたまった唾液を飲み込ませる。
乳歯の萌出が完了した直後の幼児へ用いるフッ化物歯面塗布液の量はどれか。
1: 2mL
2: 3mL
3: 4mL
4: 5mL
我が国におけるフッ化物配合歯磨剤で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 高齢者のう蝕予防に推奨される。
2: 歯みがき後は水で頻回に洗口する。
3: 近年の市場占有率は約70%である。
4: フッ素イオン濃度は0.1%以下である。
次の文を読み、〔問題78〕、〔問題79〕に答えよ。 保育園で5歳児を対象にフッ化物洗口〈毎日法〉を実施することになり、園の職員へ説明することとなった。 使用するフッ化物洗口液のフッ素イオン濃度はどれか。
1: 50ppm
2: 250ppm
3: 900ppm
4: 9,000ppm
週1回法のフッ化物洗口液10mLを誤飲した。飲み込んだ洗口液に含まれるフッ化物イオン量(フッ素量)はどれか。
1: 2.5mg
2: 4.5mg
3: 9.0mg
4: 45.0mg
5歳の男児。う蝕予防を目的として保護者と来院した。う蝕はなく、ブラッシング状況も良好であるため、フッ化物によるう蝕予防を勧めることになった。 適切な対応はどれか。
1: フッ化物歯面塗布
2: フッ化ジアンミン銀塗布
3: フッ化物バーニッシュ塗布
4: 1,450ppmFフッ化物配合歯磨剤利用の推奨
体重20kgの6歳男児。週一回法によるフッ化物洗口時に、洗口液5mLを誤飲した。心配して母親が電話をかけてきた。歯科衛生士として適切な対応はどれか。
1: すぐに内科の受診を勧める。
2: カルシウム製剤の服用を指示する。
3: 多量の水を飲ませるよう指示する。
4: 急性中毒の心配がないことを説明する。