68歳の女性。「①口の臭いが気になる」と訴え来院した。「②5年前に脳梗塞」を発症し、左半身は麻痺があるという。「③含嗽を指示すると問題なくできる。」「④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり」、舌は乾燥して舌苔もみられる。歯肉は発赤・腫脹している。 客観的データはどれか。2つ選べ。
1: ①口の臭いが気になる
2: ②5年前に脳梗塞
3: ③含嗽を指示すると問題なくできる。
4: ④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり
う蝕の宿主要因に対する予防法はどれか。2つ選べ。
1: 小窩裂溝塡塞
2: フロッシング
3: フッ化物歯面塗布
4: 代用甘味料の使用
45歳の女性。口臭を主訴として来院した。1日2~3回歯ブラシとフロスで口腔清掃を行っており、PCRは4.5%である。官能検査で認知閾値を超える口臭はなかった。 初回の歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 口臭の原因について説明する。
2: フッ化物配合歯磨剤の使用を勧める。
3: 現在のプラークコントロール状態を維持させる。
4: 口臭はないので通院の必要がないことを説明する。
口臭の原因を明らかにするために、口臭測定に加えて測定するのはどれか。2つ選べ。
1: 唾液分泌量
2: 唾液緩衝能
3: プラーク中のpH
4: プロービングデプス
学齢期における咀嚼の効果はどれか。2つ選べ。
1: 脳血流の減少
2: 精神状態の安定
3: 味覚闘値の上昇
4: 唾液分泌量の増加
口腔清掃器具の写真(別冊午前No.9)を別に示す。使用する部位はどれか。2つ選べ。
1: 舌背
2: 裂溝
3: 頰粘膜
4: 歯周ポケット
口腔内に症状が出現するウイルス性疾患はどれか。2つ選べ。
1: 麻疹
2: 手足口病
3: 扁平苔癬
4: エブーリス
口腔清掃法とその関連事項の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 自然的ーーー咀嚼
2: 人工的ーーー洗口
3: 化学的ーーー唾液
4: 手術的ーーー食物の性状
生活習慣と関連する疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 喫煙ーーー歯周病
2: 飲酒ーーー肺気腫
3: 食生活ーーー脂質異常症
4: 運動習慣ーーーう蝕
歯周病の第二次予防はどれか。2つ選べ。
1: 歯周病検診
2: 食生活指導
3: 歯周外科治療
4: 口腔機能回復治療
口腔がんのリスクファクターはどれか。2つ選べ。
1: 飲酒
2: 喫煙
3: 歯周病
4: ブラキシズム
口腔癌の第一次予防はどれか。2つ選べ。
1: 禁煙指導
2: 適正飲酒
3: 減塩運動
4: がん検診
Down症候群の患者の口腔衛生管理を行う際に配慮すべき点はどれか。 2つ選べ。
1: 小顎症
2: 歯列不正
3: 顎関節脱臼
4: 歯の形態異常
口臭症分類で高頻度にみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 生理的口臭
2: 口臭恐怖症
3: 全身由来の病的口臭
4: 口腔由来の病的口臭
意識障害に伴う嚥下障害がみられる急性期脳血管疾患患者への口腔ケアの目的はどれか。2つ選べ。
1: 流涎の予防
2: 肺炎の予防
3: 味覚障害の予防
4: 廃用による口腔機能低下の予防