5歳の男児。外傷による歯の破折を主訴として来院した。上顎両側乳中切歯の抜歯を行うために浸潤麻酔を行うことになったが、号泣して体動がある。 注射筒を受け渡す経路を図の①~④に示す。 適切なのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
55歳の男性。上顎前歯部の欠損による審美障害を主訴として来院した。オールセラミックブリッジによる治療が開始された。支台歯形成後の口腔内写真(別冊午後 No.13A)と調整中の器材の写真(別冊午後 No.13B)を別に示す。この器材と個人トレーを用いた印象採得法の処置をa~dに示す。 3番目に行うのはどれか。1つ選べ。
1: 器材への接着剤塗布
2: 器材辺縁部の適合調整
3: レギュラータイプの印象材練和
4: インジェクションタイプの印象材練和
57歳の女性。歯周病の治療を希望して来院し、8か月間の治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。 治療後の変化で考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合性外傷の改善
2: アタッチメントロス
3: プロービングデプスの滅少
4: 歯周ボケット内の炎症の消失
第一大臼歯の咬合面を模式図に示す。○は咬頭頂である。部位はどれか。
1: 上顎右側
2: 上顎左側
3: 下顎右側
4: 下顎左側
53歳の女性。下顎左側臼歯部の修復物脱落と軽度の冷水痛とを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。本症例にメタルインレー修復を施すこととした。 最初に準備する器具はどれか。
1: ラウンドバー
2: ホワイトポイント
3: カーボランダムポイント
4: ジンジバルマージントリーマー
口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。 矢印の示す形態からわかるのはどれか。
1: 浮腫性の腫脹
2: 線維性の肥厚
3: 臨床的正常歯肉
4: 外傷による擦過傷
8歳の男児。下顎右側第一大臼歯が歯髄壊死となり、根管治療を行った。本日、根管充填を行う予定である。準備するのはどれか。
1: EBAセメント
2: ホルムクレゾール
3: 水酸化カルシウム製剤
4: ガッタパーチャポイント
45歳の女性。上顎左側中切歯の歯根嚢胞の摘出手術を受けている。嚢胞を摘出している写真(別冊午前No.40)を別に示す。歯科医師より病理組織検査の指示があった。摘出した組織を直ちに保存するのはどれか。1つ選べ。
1: 水道水
2: 減菌水
3: ホルマリン液
4: ポビドンヨード液
咬合性外傷の症状はどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の増殖
2: 歯根膜腔の拡大
3: 歯の動揺の増大
4: 歯周ポケットの形成
5歳の女児。下顎左側第一乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。診断の結果、乳歯用既製金属冠を用いた歯冠修復を行うことになった。 マージン部の適合に用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 咬合面調整鉗子
2: クラウンセッター
3: コンタクトゲージ
4: ゴードンのプライヤー
11歳の男児。上顎前歯部の凸凹を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.19)を別に示す。 Hellmanの曲齢はどれか。1つ選べ。
1: ⅡC期
2: ⅢA期
3: ⅢB期
4: ⅢC期
60歳の男性。舌の痛みを主訴として来院した。2か月前から違和感を自覚していたが放置していた。1か月前から腫脹し1週前から疼痛を自覚するようになったという。触診により病変部周囲に強い硬結が認められた。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.14)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 舌癌
2: 白板症
3: 放線菌症
4: ハンター舌炎
歯に現れる加齢変化はどれか。2つ選べ。
1: 咬耗
2: 歯髄腔の拡大
3: 象牙細管の拡大
4: セメント質の肥厚
27歳の女性。市町村保健センターの妊婦歯科健康診査で歯肉炎を指摘され、歯科医院を受診した。検査の結果、妊娠時の歯肉炎と診断された。現在、妊娠10週で、つわりはない。 口腔衛生管理で伝える内容はどれか。
1: 出産してから処置を始めましょう。
2: 炎症症状の改善のため抗菌薬を服用しましょう。
3: 歯ぐきに麻酔して汚れを完全に取り除きましょう。
4: 歯肉炎の原因であるプラーク除去のためしっかり磨きましょう。
40歳の男性。友人より歯の色を指摘され来院した。歯が生えかわった時から色が変わっていたという。これまで歯科治療の医応はなく、う蝕はみられなかった。口腔内写真(別冊午後 No.4)を別に示す。適切と考えられる処置はどれか。1つ選べ。
1: 歯面研磨
2: オフィスブリーチング
3: ラミネートべニア修復
4: グラスアイオノマー修復
大唾液腺の開口部に近接する歯はどれか。2つ選べ。
1: 上顎犬歯
2: 下顎中切歯
3: 上顎第一大臼歯
4: 下顎第二大臼歯
19歳の女性。冷水痛を訴えて来院した。下額左側第一大臼歯の実質欠損を認めるが自発痛はない。軟化象牙質を一部残して薬物を貼付し、経過を観察することとした。行った処置はどれか。
1: IPC法
2: 直接覆髄法
3: 間接覆髄法
4: 生活断髄法
抜歯鉗子の写真(別冊午前No.27)を別に示す。使用する部位はどれか。
1: 上顎右側第一大臼歯
2: 上顎左側第一大臼歯
3: 下顎右側第一大臼歯
4: 下顎左側第一大臼歯
平成23年歯科疾患実態調査における年齢と歯肉の初見を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④