定期歯科健診に来院した3歳男児の母親から指しゃぶりについて相談を受けた。口腔状態および男児の様子を以下に示す。指導内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯並びへの影響を説明する。
2: 習癖除去装置の使用を勧める。
3: 6歳までは心配ないと説明する。
4: 経過観察を行っていくことを説明する。
地域歯科保健活動でアウトカム評価の対象はどれか。2つ選べ。
1: 歯科医療費の減少
2: 口腔のQOLの向上
3: 歯科健診の実施回数
4: 担当人員の活用状況
4歳の男児の母親に対して歯科保健指導を行った。う蝕リスクを指標としたレーダーチャートを図に示す。 効果のあった内容はどれか。2つ選べ。
1: おやつ指導
2: う蝕治療勧告
3: ブラッシング指導
4: フッ化物配合歯磨剤使用の推奨
介護保険施設から介護職員を対象とした口腔ケアに関する講話を依頼された。入所者のBDR指標の評価を表に示す。 講話の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: うがいの効果
2: 義歯着脱方法
3: 先行剤の種類
4: ブラッシング方法
保育園より、5歳児に対する口腔保健指導を依頼された。この保育園の平均的な日課を図に示す。保育士への助言で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: おやつ後の洗口を奨励する。
2: 水分補給としてスポーツドリンクを与える。
3: 歯磨き時にフッ化物配合歯磨剤の使用を推奨する。
4: フッ化物配合歯磨剤使用後はよくうがいをさせる。
自治体から地域支援事業における一般介護予防事業の講話を依頼された。事前に対象者へ行った口腔内状況の調査結果を表に示す。講話の内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 嚥下機能
2: 義歯清掃方法
3: 唾液腺マッサージ
4: 定期的な歯科受診
歯科診療所でのインシデント報告の目的はどれか。2つ選べ。
1: 再発防止
2: 原因の究明
3: 責任の追及
4: 地域への貢献
健康増進法に基づく市町村の健康増進事業はどれか。2つ選ベ。
1: 特定健康診査
2: 歯周疾患検診
3: 特殊健康診断
4: 骨粗鬆症検診
歯科衛生士法で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 歯科予防処置は歯科衛生士の業務独占である。
2: 業務に従事する歯科衛生士は2年毎に届け出る。
3: 歯科衛生士業務は歯科衛生士国家試験合格日から行える。
4: 歯科衛生士名簿の登録事項に業務従事先の名称が登録される。
6歳の女児。定期健康診査を希望して母親と来院した。歯磨きは1日2回歯ブラシを用いて本人が行っているという。口腔内写真(別冊午前No.14)を別に示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシの使い方
2: 母親による仕上げ磨き
3: フッ化物配合歯磨剤の推奨
4: ガーゼによる上顎前歯部の粘膜清掃
健康増進法に基づいて実施するのはどれか。
1: 歯周疾患検診
2: 風疹の予防接種
3: 結核の定期健康診断
4: 先天性代謝異常検査
職業性歯科疾患で、原因物質と疾病・症状を表に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
スケーリングの術式で、施術部の消毒後の適切な手順はどれか。
1: 歯面研磨 → 口腔内観察 → 歯石除去
2: 口腔内観察 → 歯石除去 → 歯面研磨
3: 口腔内観察 → 歯面研磨 → 歯石除去
4: 歯面研磨 → 歯石除去 → 口腔内観察
歯の硬組織疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 酸蝕症ーーーStreptococcus salivarius
2: くさび状欠損ーーー機械的刺激
3: 歯のフッ素症ーーー遺伝的要因
4: 象牙質知覚過敏症ーーー根面露出
67歳の男性。入院中の口腔衛生管理を行うことになった。食道癌の診断で2週間前より放射線治療と化学療法を行っており、4日後に手術が行われるという。口腔内の評価では、う蝕や歯周病は無かったが口が渇くと訴えていた。評価時の舌の写真(別冊午後No.17)を別に示す。 歯科衛生士が行う口腔衛生管理によって期待される効果はどれか。2つ選べ。
1: 入院期間の短縮
2: 原発病巣の縮小
3: 創部感染の予防
4: 安静時唾液の増加
地域歯科保健における市町村の役割はどれか。2つ選べ。
1: 母子への歯科保健事業
2: 歯科保健に関する計画の策定
3: 歯科保健対策に関わる人材の養成
4: 難病患者に対する専門的歯科保健対策
歯科衛生業務のプロセスを図に示す。正しい組合せはどれか。
1: ①計画立案 ②情報収集 ③評価
2: ①計画立案 ②評価 ③情報収集
3: ①情報収集 ②計面立案 ③評価
4: ①情報収集 ②評価 ③計画立案
第三次予防はどれか。2つ選べ。
1: 抜歯
2: 栄養指導
3: イミダゾール系
4: テトラサイクリン系
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査でう蝕罹患型がB型と判定され来院した。1歳6か月児歯科健康診査では、歯の萌出が遅いことを指摘されたという。口腔内写真(別冊午後 No.41)を別に示す。 食生活指導にあたって、確認すべき項目はどれか。2つ選べ。
1: 食事量
2: 哺乳瓶の使用
3: 間食の接種状況
4: 苦手な食べ物の数