65歳の女性。右側頬粘膜の違和感を主訴として来院した。前日の夕食の際、頬粘膜を咬んで急に膨らんできたという。口腔内写真(別冊午前No.7)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 血腫
2: 紅板症
3: 天疱瘡
4: 褥瘡性潰瘍
48歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。初診時医療面接での会話を示す。 下線部分で「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
2000年にFDIが提唱したう蝕のMinimal Interventionはどれか。2つ選べ。
1: 充填部位の予防拡大
2: 口腔内細菌叢の改善
3: 歯面の白斑の再石灰化処置
4: 支台装置が金属冠のブリッジ
35歳の男性。定期健康診査で来院した。①冷たいものを食べると歯がしみるといっており、口腔を観察すると、②歯肉に退縮がみられた。③歯は朝食後と就寝前に磨いているという。いつものように磨いてもらうと、④歯ブラシを大きく横に動かしていた。Oデータはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
5歳の男児。歯科健康診査でう蝕の疑いがあり来院した。母親が付き添い、ユニットに座ったものの、歯科衛生士の声掛けに顔をそむけた。治療についてやさしく説明したところ、強く泣き極度の治療拒否行動を示した。フランクルの分類はどれか。1つ選べ。
1: 1度
2: 2度
3: 3度
4: 4度
21歳の女性。上顎前歯の審美障害を主訴として来院した。上顎中切歯唇側面にコンポジットレジン修復を行うことになった。準備するよう指示があった器具の写真(別冊午前No.36)を別に示す。使用にあたり正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 患歯を濡らす。
2: 自然光下で行う。
3: 時間をかけて行う。
4: ラバーダム装着下で行う。
9歳の女児。下顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。軟化象牙質を除去したところ点状の露髄を生じた。露髄部を水酸化カルシウム製剤で被覆し、グラスアイオノマーセメントで仮封した。この処置により形成が期待されるのはどれか。
1: 象牙粒
2: 象牙質橋
3: 第三象牙質
4: 有細胞セメント質
歯科疾患実態調査結果で近年増加しているのはどれか。2つ選べ。
1: 1日1回歯をみがく者の割合〈1歳以上〉
2: フッ化物塗布経験者率〈1~14歳〉
3: 未処置歯保有者数〈10~14歳〉
4: 20歯以上を有する者の割合〈65歳以上〉
相対的歯科医行為でないのはどれか。
1: 暫間被覆冠の除去
2: 歯冠修復物の咬合調整
3: アタッチメントレベルの測定
4: 歯科エックス線写真撮影の準備
平成23年歯科疾患実態調査の65~69歳と70~74歳の歯の状態を図に示す。③はどれか。
1: 健全歯
2: 未処置歯
3: 処置歯
4: 喪失歯
44歳の女性。上顎左側臼歯部の欠損を主訴として来院した。診断の結果、ブリッジを新製することになった。印象採得時に使用する器材の写真(別冊午後No.36A、B)を別に示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
1: 寒天印象材
2: シリコーンゴム印象材
3: モデリングコンパウンド
4: 酸化亜鉛ユージノール印象材
11歳の男児。脳性麻痺の診断を受けている。家族が口腔清掃をしている写真(別冊午前 No.22)を別に示す。矢印で示す器具の使用目的はどれか。2つ選べ。
1: 防湿
2: 開口保持
3: 視野確保
4: 舌突出防止
う蝕の発病原因と予防処置の組合せで正しいのはどれか。
1: 細菌叢ーーーPTC
2: 歯冠形態ーーーフッ化物歯面塗布
3: 歯質結晶性ーーー小窩裂溝填塞
4: 発酵性糖質ーーーフッ化物配合歯磨剤
歯科医師から軟化象牙質除去の準備を行うよう指示があった。回転切削具の写真(別冊午後 No.45)を別に示す。 使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
30歳の女性。歯周病の予防を主訴として来院した。検査の結果、プロービング深さは1~3mm、O’LearyのPCRは28.0%であった。歯科衛生士が口腔清掃指導、歯肉縁上歯石の除去およびPMTCを行った。 実施した予防の段階はどれか。
1: 特異的防御
2: 機能喪失防止
3: リハビリテーション
4: 早期発見・早期治療
口腔内写真(別冊午後 No.16)を別に示す。矢印で示す歯にみられる異常はどれか。1つ選べ。
1: 移転
2: 高位
3: 舌側傾斜
4: 舌側転位
咬合性外傷の症状はどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の増殖
2: 歯根膜腔の拡大
3: 歯の動揺の増大
4: 歯周ポケットの形成
40歳の女性。上顎左側側切歯の支台築造予定歯に軟化象牙質が残存していた。メタルコアの窩洞形成を行うときに準備する器具はどれか。2つ選べ。
1: レンツロ
2: 根管バー
3: ラウンドバー
4: インバーテッドコーンバー
歯の硬組織疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 酸蝕症ーーーStreptococcus salivarius
2: くさび状欠損ーーー機械的刺激
3: 歯のフッ素症ーーー遺伝的要因
4: 象牙質知覚過敏症ーーー根面露出
32歳の女性。①下の歯の汚れがとれないことを訴えて来院した。歯科医師より歯周組織検査を指示され行った結果、②プロービング値は4mm以下、BOPおよび歯の動揺は認められず、O’LearyのPCRは15%であった。③下顎前歯舌側に少量の歯肉縁上歯石が認められた。④超音波スケーラーでのスケーリングを行うことになった。SOAPにおける「O」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④