定期歯科健診に来院した3歳男児の母親から指しゃぶりについて相談を受けた。口腔状態および男児の様子を以下に示す。指導内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯並びへの影響を説明する。
2: 習癖除去装置の使用を勧める。
3: 6歳までは心配ないと説明する。
4: 経過観察を行っていくことを説明する。
6歳の女児。定期健康診査を希望して母親と来院した。歯磨きは1日2回歯ブラシを用いて本人が行っているという。口腔内写真(別冊午前No.14)を別に示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシの使い方
2: 母親による仕上げ磨き
3: フッ化物配合歯磨剤の推奨
4: ガーゼによる上顎前歯部の粘膜清掃
10歳の男児。小学校での定期歯科健康診断結果を図に示す。事後措置として適切なのはどれか。
1: 歯石除去
2: う蝕治療
3: ブラッシング指導
4: 歯周疾患の精密検査
健康増進法に基づく市町村の健康増進事業はどれか。2つ選ベ。
1: 特定健康診査
2: 歯周疾患検診
3: 特殊健康診断
4: 骨粗鬆症検診
就学時健康診断を定めている法律はどれか。
1: 学校教育法
2: 教育基本法
3: 児童福祉法
4: 学校保健安全法
労働安全衛生法で、特定の有害な業務に従事する労働者に対して、歯科医師が行うことを事業主に義務づけているのはどれか。
1: 臨時健康診断
2: 一般健康診断
3: 特殊健康診断
4: 特定健康診査
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 この女児へ指導する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: チャーターズ法
3: スクラビング法
4: 1歯ずつの縦磨き法
国の行う調査で12歳児のDMFTに関する情報が得られるのはどれか。2つ選べ。
1: 患者調査
2: 学校保健統計調查
3: 歯科疾患実態調査
4: 国民健康・栄養調査
我が国における歯科衛生士に関わる事項で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 昭和23年に歯科衛生士法が制定された。
2: 昭和30年に歯科保健指導が法制化された。
3: 平成元年に資格試験が国家試験となった。
4: 平成22年に全養成機関での修業年限が3年以上となった。
4歳の男児。保育士と一緒に来院した。歯科医師による口腔内診査の結果、多数歯う触が認められた。疑われるのはどれか。1つ選べ。
1: 性的虐待
2: 身体的虐待
3: 心理的虐待
4: ネグレクト
5歳の男児。歯科健康診査でう蝕の疑いがあり来院した。母親が付き添い、ユニットに座ったものの、歯科衛生士の声掛けに顔をそむけた。治療についてやさしく説明したところ、強く泣き極度の治療拒否行動を示した。フランクルの分類はどれか。1つ選べ。
1: 1度
2: 2度
3: 3度
4: 4度
乳児の保護者に対する適切な口腔保健指導はどれか。2つ選べ。
1: 授乳方法
2: 口腔習癖の指導
3: フッ化物洗口の推奨
4: 乳歯の萌出時期の説明
国民が生涯にわたって日常生活において歯科疾患の予防に向けた取り組みを行うことを主な目的とする法律はどれか。
1: 地域保健法
2: 歯科医師法
3: 健康増進法
4: 歯科口腔保健の推進に関する法律
1歳6か月児歯科健康診査の結果を表に示す。う蝕有病者率はどれか。
1: 1%
2: 3%
3: 6%
4: 26%
3歳7か月の男児。3歳児歯科健康診査の受診に保護者と訪れた。う蝕罹患型はA型で、歯列咬合に異常はなく、清掃不良「有」の判定であった。1歳6か月児歯科健康診査時では0₂の判定を受けていたが、歯科医院の受診はしていなかったという。 事後措置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 小児科の受診を勧める。
2: 歯の清掃方法を指導する。
3: 虐待が疑われるので児童相談所へ通報する。
4: 歯科医院でう蝕の治療を受けるよう指導する。
ある地域の1歳6か月児歯科健康診査の結果を表に示す。う蝕有病者率はどれか。
1: 20%
2: 25%
3: 35%
4: 75%
ある中学校が学校歯科医に健康教育を依頼し、歯科衛生士も講話することになった。学校歯科医とともに歯周基本治療を行い、良好な結果を得た成人患者の診療記録を媒体に使用することを検討している。使用にあたり同意を求めるのはどれか。1つ選べ。
1: 患者
2: 学校長
3: 養護教諭
4: 患者の家族
健康日本21(第二次)における歯・口腔の健康の目標設定の考え方を図に示す。 ①はどれか。
1: 歯科検診の受診者
2: 1日3回歯を磨く者
3: フッ化物配合歯磨剤使用者
4: ゆっくりよく噛んで食べる者
学校保健で正しいのは、どれか。2つ選べ。
1: 定期健康診断は毎年6月末までに行う。
2: 感染症の予防のための措置が含まれる。
3: 教科で行う保健学習は保健管理に含まれる。
4: 大学は学校歯科医を配置しなければならない。