健康日本21(第二次)の「歯・口腔の健康」の目標設定の概念図を示す。①に最も関連するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯科医師法
2: 地域保健法
3: 歯科口腔保健の推進に関する法律〈歯科口腔保健法〉
4: 地域における医療および介護の総合的な確保の推進に関する法律
[訪問歯科衛生指導]はどの業務にあたるか。
1: 身体の介護
2: 療養上の世話
3: 歯科予防処置
4: 歯科診療の補助
45歳の女性。定期健康診査を目的に来院した。歯科保健指導は5回目となる。指導時の会話を以下に示す。 歯科衛生士:自宅での歯磨きはいかがですか。 患者:教えていただいたように行えていると思います。最初1か月は、歯間ブラシを使うのは面倒でしたが、4か月経ってみると、使わないとすっきりしない気がします。 歯科衛生士:歯間ブラシは毎日使っていますか。 患者:はい。1日2回。昼食後と夕食後の歯磨きの時に使用しています。職場の人にも勧めているのですよ。 歯科衛生士:それはすばらしいです。このまま続けていけそうですね。 患者:はい。気持ちがよいので続けられると思います。 保健行動変容の段階はどれか。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 行動期
トータル・ヘルスプロモーション・プラン(THP)で行われるのはどれか。2つ選べ。
1: 保健指導
2: 歯科検診
3: 心理相談
4: 予防接種
4歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。同年齢の小児が治療を受けている様子を見学させながら、これからの治療の流れを説明した。行った対応はどれか。
1: モデリング法
2: フラッディング法
3: トークンエコノミー法
4: ハンドオーバーマウス法
1歳6か月児歯科健康診査の結果を表に示す。う蝕有病者率はどれか。
1: 1%
2: 3%
3: 6%
4: 26%
国の行う調査で12歳児のDMFTに関する情報が得られるのはどれか。2つ選べ。
1: 患者調査
2: 学校保健統計調查
3: 歯科疾患実態調査
4: 国民健康・栄養調査
小児の歯科診療における行動変容法で抑制的対応法はどれか。
1: TSD法
2: モデリング法
3: トークンエコノミー法
4: ハンドオーバーマウス法
3歳の男児の保護者へ食生活指導を行うこととなった。ある日の男児の食事記録を示す。 指導内客で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 手づかみ食べを基本にする。
2: 間食の回数と量を制限する。
3: 朝昼夕の食事を基本に改善する。
4: 飲料をスポーツドリンクに変更する。
保健活動でポピュレーションアプローチはどれか。2つ選べ。
1: 高校生に対する食育教育
2: 喫煙者に対する禁煙教室の開催
3: 糖尿病予備群に対する食生活指導
4: 高齢者に対する口腔機能向上教室の開催
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 唇面に古いプラークが最も多く観察されるのはどれか。
1: 上顎左側中切歯
2: 上顎左側側切歯
3: 下顎左側中切歯
4: 下顎左側側切歯
地域歯科保健における市町村の役割はどれか。2つ選べ。
1: 母子への歯科保健事業
2: 歯科保健に関する計画の策定
3: 歯科保健対策に関わる人材の養成
4: 難病患者に対する専門的歯科保健対策
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査でう蝕罹患型がB型と判定され来院した。1歳6か月児歯科健康診査では、歯の萌出が遅いことを指摘されたという。口腔内写真(別冊午後 No.41)を別に示す。 食生活指導にあたって、確認すべき項目はどれか。2つ選べ。
1: 食事量
2: 哺乳瓶の使用
3: 間食の接種状況
4: 苦手な食べ物の数
初診の患者をデンタルチェアへ誘準し、医療面接を行うよう歯科医師から指示された。 情報取集時のコミュニケーション技法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 患者の側に立つ。
2: 共感的態度で接する。
3: 患者の理解度に合わせて話す。
4: 「閉ざされた質問」を主体に進める。
83歳の女性。介護保険施設から口腔衛生管理の依頼を受け、歯科医師と一緒に口腔のアセスメントを行った。結果を表に示す。口腔衛生管理を行う上で必要なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯磨剤
2: 義菌安定剤
3: 口腔保湿剤
4: 義歯洗浄剤
次の文を読み、〔問題78〕、〔問題79〕に答えよ。 保育園で5歳児を対象にフッ化物洗口〈毎日法〉を実施することになり、園の職員へ説明することとなった。 職員への説明内容で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 1回の洗口液量は一人当たり30mlずつ用意してください。
2: 10秒間うがいをさせたら吐き出させてください。
3: 洗口後30分間は飲食やうがいを控えてください。
4: 洗口液を1回量誤って飲んだとしても急性中毒の心配はありません。
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査で軟組織異常の指摘を受けて来院した。上唇を上方に牽引した初診時の口腔内写真(別冊午前 No.15)を別に示す。 今後注意すべきことはどれか。
1: 開口障害
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 永久歯萌出時の位置異常
定期的に歯科検診を受けることを勧奨しているのはどれか。
1: 健康増進法
2: 健康保険法
3: 歯科口腔保健の推進に関する法律
4: 高齢者の医療の確保に関する法律