36歳の男性。下顎右側埋状智歯を抜歯した際、下歯槽神経血管束が露出した。 術後、下唇に生じる可能性があるのはどれか。
1: 浮腫
2: 紅斑
3: 運動障害
4: 知覚鈍麻
45歳の女性。上顎左側側切歯の変色を主訴として来院した。4年前から気付いていたが放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5)を別に示す。 変色の原因として考えられるのはどれか。
1: 喫煙
2: 歯髄壊死
3: 象牙質形成不全症
4: テトラサイクリン服用
6歳の男児。矯正歯科治療中である。上顎前方牽引装置装着時の指導を行うことになった。口腔外装置の写真(別冊午前No.13A)、口腔内装置の写真(別冊午前No.13B)及び口腔内写真(別冊午前No.13C)を別に示す。 男児への指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: スクラビング法を指導する。
2: 辺縁性歯周炎について説明する。
3: 歯間ブラシの使い方を指導する。
4: 口腔内装置は外して歯を刷掃するよう指導する。
45歳の女性。歯磨き時に上顎右側臼歯部の歯肉から出血することを主訴として来院した。口腔内写真(別冊午前No.23)を別に示す。 ブラッシング指導時に、患者からどのような歯磨剤が良いか質問を受けた。 症状を緩和する歯磨剤の薬効成分はどれか。
1: 硝酸カリウム
2: トラネキサム酸
3: フッ化第一スズ
4: ピロリン酸ナトリウム
4歳の女児。保育園で転倒して上顎左側乳中切歯が脱落し、保隙装置を製作することになった。創傷治癒後の口腔内写真(別冊午後No.16)を別に示す。考えられる装置はどれか。
1: 可撤保隙装置
2: リンガルアーチ
3: バンドループ保隙装置
4: ナンスのホールディングアーチ
16歳の男子。歯肉の違和感を主訴として来院した。診査の結果、う蝕は認められず、最深部のプロービング深さは4mmであった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。最初に行うのはどれか。
1: スケーリング
2: 歯間ブラシの指導
3: ブラッシング指導
4: ルートプレーニング
75歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。上下顎精密印象採得後に製作した装置の写真(別冊午後No.13)を別に示す。この装置の目的はどれか。2つ選べ。
1: 咬合圧の測定
2: 人工歯の排列
3: 咀嚼機能の検査
4: 顎間関係の記録
42歳の女性。歯の動揺を訴えて来院した。検査の結果、小臼歯から大臼歯にかけて2度の動揺を認めたため暫間固定を行った。固定後の口腔内写真(別冊午前 No.9)を別に示す。固定法の種類はどれか。
1: A-スプリント
2: ホーレー型固定
3: オクルーザルスプリント
4: エナメルボンディング固定
87歳の男性。5年前から認知症が悪化し、施設に入居して全介助であるという。施設職員からよくむせることを主訴として歯科訪問診療を依頼された。食事はおかゆと刻んだおかずを食べているという。誤嚥性肺炎はこれまで発症していない。食後の義歯の写真(別冊午前No.19)を別に示す。 最初に行う対応はどれか。
1: 禁食の指示
2: 義歯のリベース
3: 食物残渣の確認
4: RSSTによる嚥下評価
70歳の男性。義歯製作のためスタディモデルを作製することになった。アルジネート印象を行う予定であるが、患者は嘔吐反射が強いという。印象採得時の適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 水平位にする。
2: 口呼吸をするように促す。
3: 口蓋部に表面麻酔を行う。
4: 印象採得は下顎から行う。
器具の写真(別冊午後No.17)を別に示す。 下顎左側第一大臼歯の小窩裂溝塡塞法に使用しないのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
次の文を読み、〔問題 69〕、〔問題70〕に答えよ。 63歳の男性。下顎右側白歯部の違和感を訴えて来院した。根分岐部病変を検査した結果、Glickmanの分類は3級であった。エックス線写真(別冊午後 No.25 A)と器具の写真(別冊午後 No.25 B)を別に示す。 この歯の検査に使用したのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。下顎右側第二小臼歯の口内法エックス線写真を撮影することになった。 正しいのはどれか。
1: 咬翼法フィルムを使用する。
2: 大きく開口させてフィルムを位置づける。
3: 患者の左手第2指でフィルムを保持してもらう。
4: 上顎の咬合平面が水平になるように頭部を固定する。
次の文を読み、〔問題 65〕、〔問題 66〕に答えよ。 45歳の男性。口臭とブラッシング時の出血を主訴として来院した。ペースメーカーを装着している。初診時の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。 別冊 午後 No.15写真 口腔衛生指導を実施し、1か月後にO LearyのPCRが20%以下となった。 処置を開始するよう歯科医師から指示された。 使用するのはどれか。2つ選べ。
1: フッ化物塗布溶液
2: 超音波スケーラー
3: シュガーマンファイル
4: ユニバーサルキュレット
11歳の男児。歯並びの異常を訴えて来院した。歯ブラシが届きにくいという。初診時の口腔内写真(別冊午後No.10)を別に示す。 矢印が示す歯の位置異常はどれか。
1: 移転
2: 遠心捻転
3: 唇側傾斜
4: 舌側転位
歯科医師の指示により上顎右側中切歯に既製冠を使用してプロビジョナルレストレーションを製作することになった。常温重合レジンを盛りつけ支台歯に圧接し、撤去した直後の写真(別冊午後 No.51)を別に示す。 この後に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: 温湯
2: レジン分離剤
3: 接着性レジンセメント
4: 技巧用カーバイドバー〈スタンプバー〉
56歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。プラークコントロールの確立後、歯科医師の指示によりグレーシータイプキュレットを用いてスケーリングを行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。写真で示す部位の処置に適するのはどれか。2つ選べ。
1: #1
2: #5
3: #9
4: #13
35歳の女性。歯冠修復処置を希望して来院した。臼歯部は正常な対合関係で、顎運動検査の結果、グループファンクションの咬合様式と診断された。下顎側方運動により作業側で咬合接触するのはどれか。
1: 下顎犬歯の尖頭
2: 上顎中切歯の切縁
3: 上顎小臼歯頬側咬頭の外斜面
4: 下顎小臼歯舌側咬頭の外斜面
15歳の女子。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.24)を別に示す。 PMA index(前歯部法)の下顎のスコアに最も近いのはどれか。1つ選べ。
1: 2点
2: 6点
3: 10点
4: 17点
76歳の男性。咀嚼困難のため訪問診療を依頼された。要介護度4で在宅療養中である。口腔周囲に触れるとくいしばりが強くなるため、診療に支障がある。最初に行うのはどれか。1つ選べ。
1: 脱感作療法
2: 冷圧刺激法
3: 筋刺激訓練法
4: 軟口蓋挙上訓練法