67歳の男性。歯痛を主訴として来院した。下顎左側第二大臼歯に大きなう窩を認め、根管治療が行われることになった。処置中の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。丸で囲んだ部分の目的はどれか。1つ選べ。
1: 接触点の回復
2: 薬液の漏出防止
3: 歯間乳頭部の保護
4: 感染象牙質の再石灰化
65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。
1: SRP
2: PMTC
3: 歯肉マッサージ
4: フッ化物歯面塗布
口腔カンジダ症の治療に用いられる抗菌薬はどれか。
1: セフェム系
2: ペニシリン系
3: イミダゾール系
4: テトラサイクリン系
歯周炎の発症モデルを図に示す。 ①に該当するのはどれか。2つ選べ。
1: 喫煙
2: 内毒素
3: 口腔清掃
4: エナメル突起
歯根膜炎が認められる歯の金属冠を除去することになった。準備する器具はどれか。
1: カーバイドバー
2: ホワイトポイント
3: シリコーンポイント
4: フィニッシングバー
歯周病の宿主因子で局所性修飾因子はどれか。2つ選べ。
1: 肥満
2: 口呼吸
3: 骨粗鬆症
4: エナメル突起
口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍形成を特徴とする病変はどれか。1つ選べ。
1: 麻疹
2: 口腔扁平苔癬
3: 口腔カンジダ症
4: Behcet病〈ベーチェット病〉
62歳の男性。補綴治療前の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。矢印が示す所見の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 低位咬合
2: 慢性歯周炎
3: ブラキシズム
4: 対合歯の誘導
Down症候群の患者の口腔衛生管理を行う際に配慮すべき点はどれか。 2つ選べ。
1: 小顎症
2: 歯列不正
3: 顎関節脱臼
4: 歯の形態異常
健康増進法に基づいて実施するのはどれか。
1: 歯周疾患検診
2: 風疹の予防接種
3: 結核の定期健康診断
4: 先天性代謝異常検査
70歳の女性。中等度の歯周疾患で、歯周治療を開始することになった。糖尿病で服薬治療を受けている。 SRPで注意すべきことはどれか。2つ選べ。
1: 感染
2: 低血糖発作
3: 多量出血によるショック
4: 消毒薬によるアレルギー
歯周病が影響を及ぼすと考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
1: 糖尿病
2: 胃潰瘍
3: 高血圧症
4: 動脈硬化症
歯肉炎の臨床所見で正しいのはどれか。
1: 歯肉退縮
2: 歯槽骨吸収
3: 歯肉ポケット
4: アタッチメントロス
咬合性外傷の症状はどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の増殖
2: 歯根膜腔の拡大
3: 歯の動揺の増大
4: 歯周ポケットの形成
口腔癌の放射線治療による口腔の急性期副作用はどれか。2つ選べ。
1: 骨露出
2: 粘膜炎
3: 味覚障害
4: 下顎骨壊死
65歳の男性。上顎癌のため放射線治療を受けている。口腔粘膜炎を発症したため、歯科医師から口腔衛生管理を行うよう指示された。口腔内写真(別冊 午後 No.37)と口腔内症状の表(別冊午後 No.38)を別に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: アイスマッサージの実施
2: 軟らかい歯ブラシの使用
3: キシロカイン含有含嗽剤の使用
4: 接触痛のある部位の清掃の回避
58歳の男性。上顎左側第二小臼歯の違和感を主訴として来院した。慢性化膿性根尖性歯周炎と診断され、感染根管治療を行うことになった。クラウンと支台築造体除去後の口腔内写真(別冊午前 No.8A)とある処置後の口腔内写真(別冊午前 No.8B)を別に示す。 矢印で示す部分の目的はどれか。2つ選べ。
1: 咬合の保持
2: 審美性の回復
3: 封鎖性の確保
4: 術野の汚染防止
う蝕の宿主要因に対する予防法はどれか。2つ選べ。
1: 小窩裂溝塡塞
2: フロッシング
3: フッ化物歯面塗布
4: 代用甘味料の使用
歯周病のメインテナンスの目的はどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨の再生
2: 治療後の再発予防
3: 歯周ボケットの消失
4: 新たな発症部位の早期発見
51歳の男性。上顎左側側切歯に対し慢性根尖性歯周炎の診断のもと、根管治療を繰り返していたが、根管からの滲出液が止まらないことから外科的処置を行うことになった。術中の写真(別冊午後No.5)を別に示す。この処置はどれか。 別冊 午後 No.5写真
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬術
3: 根尖切除術
4: ヘミセクション