第30回午前第61問の類似問題

第28回午後:第81問

83歳の女性。介護保険施設から口腔衛生管理の依頼を受け、歯科医師と一緒に口腔のアセスメントを行った。結果を表に示す。口腔衛生管理を行う上で必要なのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯磨剤

2: 義菌安定剤

3: 口腔保湿剤

4: 義歯洗浄剤

第29回午後:第108問

55歳の男性。歯科治療を希望して来院した。脳出血の既往がある。来院時の歩行状態の写真(別冊午後No.40)を別に示す。歯科医師よりチェアまでの誘導を指示された。注意するのはどれか。2つ選べ。

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1: 右側より介助を行う。

2: 患者の歩行速度に合わせて誘導する。

3: 可能な限り自力でチェアに座ってもらう。

4: 体位調整のためチェアの左側に枕等を置く。

第24回午後:第89問

70歳の女性。肺癌で入院加療中である。意識障害があり、常時口呼吸をしている。本人による口腔清掃は困難な状態であり、1日1回の口腔清掃を受けている。口腔周囲の写真(別冊午後 No.22A、B)を別に示す。歯科衛生士による口腔ケアで適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 本人への声かけは必要ない。

2: 鼻カニューレは外して行う。

3: 口唇部を保湿してから行う。

4: 隣接面部に歯間ブラシを使用する。

第27回午前:第85問

88歳の女性。市の訪問事業で保健師とともに訪問した。5年前から重度認知症で ADLは全介助である。家族から下顎左側臼歯部のブリッジが揺れるため、軟らかいものしか食べられないと相談された。口腔内を観察したところ、ブラークが付着していた。また、ブリッジに軽度の動揺が認められたが、プリッジと支台歯の接着は強固であった。 家族に指導するのはどれか。2つ選べ。

1: 食形態の変更

2: ブリッジ部の清掃

3: セルフケアの習慣づけ

4: 歯科医師への往診の依頼

第28回午前:第86問

67歳の女性。左舌癌の切除再建術後3週で、主治医より退院後の口腔衛生管理を依頼された。まだ創部がしみるという。来院時の口腔内写真(別冊午前No.22)を別に示す。口腔衛生管理を行うにあたり考慮するのはどれか。2つ選べ。

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1: 鼻呼吸

2: 体脂肪率

3: 舌の可動域

4: 患者の心理状態

第29回午後:第91問

72歳の男性。食事中、のどに食物が残っている感覚が続いているため来院した。検査の結果、誤嚥はないが、梨状窩に食物が少量残留していることがわかった。有効な訓練法はどれか。1つ選べ。

1: 頬訓練

2: 舌訓練

3: 発声訓練

4: 頭部挙上訓練

第28回午前:第92問

87歳の女性。むせることがあることを主訴として歯科診療所に来院した。1か月前に友人と会話中に意識を消失し、救急搬送されたが、次の日には歩いて退院したという。退院後に気息性嗄声が発生し、食事の際にむせることが気になっているという。 麻痺が考えられるのはどれか。

1: 顔面神経

2: 舌下神経

3: 舌咽神経

4: 迷走神経

第31回午前:第94問

73歳の男性。脳血管疾患で入院していた急性期病棟から回復期病棟に移動することになり、利き手交換訓練を行うことになった。口腔機能管理を行うよう歯科医師から指示された。歯式を図に示す。 セルフケアで推奨するのはどれか。2つ選べ。

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1: 電動歯ブラシ

2: デンタルフロス

3: 柄の細い歯ブラシ

4: 吸盤がついた義歯用ブラシ

第31回午前:第89問

85歳の女性。骨折で要介護状態となり介護施設に入所している。普通食を摂取していたが、臼歯部両側遊離端義歯を紛失して歯科訪問診療を受診した。義歯製作までに食事形態の変更が必要となった。むせはないという。野菜の炒め煮の食事形態の写真(別冊午前 No.31)を別に示す。 適切なのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第31回午前:第93問

66歳の女性。食事が飲み込みにくいことを主訴として来院した。口腔機能の低下が疑われたため、口腔機能精密検査を行った。検査に用いた器具の写真(別冊午前 No.33A)と検査実施時の写真(別冊午前 No.33 B)を別に示す。 検査内容はどれか。1つ選べ。

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1: 舌圧

2: 舌運動

3: 口腔湿潤度

4: 口腔衛生状態

第31回午前:第60問

71歳の男性。脳梗塞の既往があり、口腔機能の評価をしたところ舌突出時に偏位が認められた。口腔内写真(別冊午前 No.22)を別に示す。 舌の偏位の原因となる神経はどれか。1つ選べ。

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1: 顔面神経

2: 三叉神経

3: 舌下神経

4: 迷走神経

第26回午後:第107問

82歳の男性。5年前に脳梗塞を起こし麻痺があるため、車椅子を利用している。診療室内移動時の写真(別冊午後No.26)を別に示す。 義歯作製のための口腔内診査を行うことになった。デンタルチェアに移乗する際の介助で正しいのはどれか。

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1: デンタルチェアを水平にしておく。

2: 患者の右側にデンタルチェアがくるように車椅子を寄せる。

3: 両手を持って立ち上がらせる。

4: 患者の左足を軸にしてデンタルチェアへの移乗を行う。

第23回午後:第59問

75歳の男性。義歯の不適合を訴えて来院した。3か月前に左側大脳に梗塞を発症し、現在車椅子を利用しながら療養生活を送っている。この時期の脳梗塞の症状として特徴的なのはどれか、2つ選べ。

1: 右片麻痺

2: 不正咬合

3: 言語障害

4: チアノーゼ

第30回午前:第93問

80歳の女性。口臭が気になると家族から相談があり歯科訪問診療を行った。3年前、食事中に突然箸を持てなくなり、急性期病院に入院した後、介護保険施設に入所した。現在は要介護4でほぼ寝たきり状態だという。この症状の原因となった疾患はどれか。1つ選べ。

1: 認知症

2: 脳梗塞

3: 関節リウマチ

4: パーキンソン病(Parkinson )

第31回午後:第106問

81歳の女性。歯科診療所の待合室で突然倒れ、意識がなくなった。歯科衛生士が心肺蘇生を行った上で、AEDが必要と判断し、装着した。 下線部分で正しいのはどれか。2つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第23回午前:第51問

26歳の女性。上顎左側第一大臼歯抜去のため水平位で浸潤麻酔を行ったところ、めまい、脱力感を訴えた。颜面着白、冷汗を認め、血圧70/50 mmHg、脈拍数50回/分であった。適切な対応はどれか。

1: 起座位にする。

2: 冷罨法をする。

3: 下肢を举上する。

4: 呼気を再吸入させる。

第29回午前:第107問

90歳の女性。義歯着脱が困難で口腔状況が不良となり、家族とともに来院した。患者はアルツハイマー型認知症であり、認知症高齢者の日常生活自立度判定はランクⅢである。歯科治療時の適切な対応はどれか。2つ選べ。

1: 家族が付き添う。

2: 本人に十分説明する。

3: 複数の医療者と連携を図る。

4: 静脈内鎮静法を用いて処置を行う。

第26回午前:第85問

67歳の女性。家族の希望で歯科訪問診療を行った。2年前に交通事故で頭部を受傷し、以来寝たきりの全介助で生活しているという。夫の話では、時々むせることもあるが、発熱は無いという。初回訪問時の食後の口腔内写真(別冊午前No.25)を別に示す。 家族に指導する口腔清掃用具で必要性が高いのはどれか。2つ選べ。

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1: 軟毛歯ブラシ

2: スポンジブラシ

3: デンタルフロス

4: ジェット水流洗口器