3歳児歯科健康診査の受診者10名の結果を表に示す。う蝕罹患型A型の割合はどれか。
1: 10%
2: 20%
3: 30%
4: 40%
51歳の女性。下顎右側前歯の動揺を訴えて来院した。下顎右側側切歯遠心部に深い歯周ポケットを認めた。歯周基本治療後、同部に歯周外科処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午後No.6A)、不良肉芽組織除去後の航空写真(別冊午後No.6B)及び縫合直前の口腔内写真(別冊午後No.6C)を別に示す。この手術で再生するのはどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨
2: 象牙質
3: エナメル質
4: セメント質
34歳の女性。下顎右側犬歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、う蝕症第2度と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.2)を別に示す。修復処置として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: レジン前装冠
2: メタルインレー修復
3: コンポジットレジン修復
4: グラスアイオノマーセメント修復
65歳の男性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。既往歴として慢性閉塞性肺疾患があるという。急性化膿性歯髄炎と診断され、局所麻酔下にて抜髄が行われることになった。処置中に患者に装着した機器の写真(別冊午後No.17)を別に示す。測定しているのはどれか。2つ選べ。
1: 脈拍
2: 脈圧
3: 収縮期血圧
4: 経皮的動脈血酸素飽和度
定期歯科健診に来院した3歳男児の母親から指しゃぶりについて相談を受けた。口腔状態および男児の様子を以下に示す。指導内容として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯並びへの影響を説明する。
2: 習癖除去装置の使用を勧める。
3: 6歳までは心配ないと説明する。
4: 経過観察を行っていくことを説明する。
55歳の女性。下顎前歯部歯肉の腫れを気にして来院した。2年前に不整脈で心臓ペースメーカーの埋め込み手術を受けているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5 A、B)を別に示す。 歯周基本治療に使用するのはどれか。
1: 電気メス
2: Er:YAGレーザー
3: 超音波スケーラー
4: シックルタイプスケーラー
25歳の女性。下顎右側臼歯部の痛みを主訴として来院した。歯科医師よりう蝕の確認のための口内法エックス線写真撮影の準備を指示された。頭部固定の図を示す。考えられる撮影法はどれか。2つ選べ。
1: 咬翼法
2: 咬合法
3: 二等分法
4: Waters撮影法
17歳の男子。口臭を主訴として来院した。O’LearyのPCRは45%で、軽度の歯肉炎と診断された。歯科医師より歯科保健指導をするよう指示を受けた。ブラッシング指導とともに、洗口剤の使用方法の指導を行った。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 10~20mL程度口に含む。
2: 20~30秒間洗口する。
3: 洗口後に歯磨きを行う。
4: 洗口後は水で十分含嗽する。
32歳の男性。下顎左側第三大臼歯を下顎孔伝達麻酔下で抜去した。当日の患者指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 今日は入浴してもかまいません。
2: 今日は激しい運動は控えてください。
3: 唇や舌を噛まないように注意してください。
4: 出血が気になるときは強くうがいをしてください。
80歳の男性。家族からの依頼で、在宅で口腔衛生管理を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.31)を別に示す。まず、①保湿剤で剥離上皮を湿潤させ、②乾いたスポンジブラシを使用して除去した。その際に、③口蓋の手前から奥にむかって、④スポンジブラシの脇腹を回転させながら動かした。下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
20歳の女性。歯肉の腫張、発赤、排膿および歯の動揺を主訴として来院した。10代の頃から腫張や排膿があったという。ブラークの付着はわずかであった。全身的には特記すべき事項はない。初診時の口腔内写真(別冊午後No.5A)とエックス線写真(別冊午後 No.5B)を別に示す。 この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 上皮の剝離
2: 家族内集積
3: 灰白色の偽膜形成
4: Aggregaribacter actinomycetemcomitansが関連
70歳の男性。上顎全部床義歯の不適合による咀嚼障害を主訴として来院した。義歯製作過程で用いる器材の写真(別冊午前 No.12A、B)を別に示す。これを使用する目的はどれか。2つ選べ。
1: 顎堤部の粘膜調整
2: 顎堤粘膜形態の再現
3: 顎堤粘膜面部の保護
4: 顎堤粘膜翻転部の印記
48歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。初診時医療面接での会話を示す。 下線部分で「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
次の文を読み、〔問題 61)、(問題 62〕に答えよ。 19歳の女性。ブラッシング時の出血を主訴として来院した。けいれん発作があるため医師からの処方薬を服用しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.19)を別に示す。 別冊 午前 No.19写真 口腔清掃中に全身が硬直する発作が生じ、呼びかけに反応しない。 直ちに行うのはどれか。2つ選べ。
1: 背板を起こす。
2: 開口器で咬舌を防ぐ。
3: 口腔清掃を中止する、
4: 口腔内の器具をすべで除去する。
学校歯科健康診断の結果、GOと判定された者への対応はどれか。2つ選べ。
1: 口腔衛生指導
2: 歯石除去の推奨
3: う蝕処置の指示
4: 生活習慣の指導
5歳の男児。上顎右側第二乳臼歯の多歯面う蝕に対し、既製乳歯冠修復を行うことにした。既製乳歯冠修復を試適していたところ、口腔内に落下させた。直ちに行うのはどれか。
1: 上半身を起こす。
2: 顔を横に向かせる。
3: ハイムリック法を実施する。
4: バキュームを口腔内に挿入する。
28歳の女性。上顎右側側切歯の着色を主訴として来院した。1年前に治療を行い、半年前から着色に気付いたという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.11)を別に示す。 着色の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 過度の光照射
2: 窩縁斜面の不備
3: 仕上げ研磨の不足
4: 選択的エッチング
歯周プローブの写真(別冊午後 No.24A)と模型上で歯周ポケットの測定を行っている写真(別冊午後 No.24B)を別に示す。歯周プローブの目の間隔は3mmである。クリニカルアタッチメントレベルはどれか。1つ選べ。
1: 2mm
2: 4mm
3: 6mm
4: 8mm
40歳の女性。上顎前歯部の審美障害を主訴として来院した。オールセラミックブリッジによる治療が開始された。治療過程で用いる模型に装着した支台築造体の写真(別冊午前 No.11A)とプロビジョナルレストレーションの写真(別冊午前 No.11B)を別に示す。Bの目的はどれか。1つ選べ。
1: 歯髄の保護
2: 残存歯質の補強
3: 歯冠部の色調選択
4: 最終補綴装置の設計判断
次の文を読み、〔問題 69〕、〔問題70〕に答えよ。 63歳の男性。下顎右側白歯部の違和感を訴えて来院した。根分岐部病変を検査した結果、Glickmanの分類は3級であった。エックス線写真(別冊午後 No.25 A)と器具の写真(別冊午後 No.25 B)を別に示す。 この歯の検査に使用したのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④