70歳の男性。上全部床義歯の紛失による咀嚼障害を主訴として来院した。上顎精密印象採得後の写真(別冊午後 No.11)を別に示す。丸で囲んだ部分の解剖学的指標はどれか。1つ選べ。
1: 口蓋小窩
2: 上唇小帯
3: 切歯乳頭
4: 翼突下顎ヒダ
67歳の男性。舌癌により舌根部を除く舌体を切除し、皮弁で再建している。傷が落ち着いてきたのでそろそろ食事を開始したいとのことである。口腔内写真(別冊午後 No.24)を別に示す。 疑われるのはどれか。2つ選べ。
1: 先行期障害
2: 準備期障害
3: 口腔期障害
4: 咽頭期障害
74歳の男性。狭心症の既往歴がある。6か月間は発作もなく安定した状態であるが、発作に備え常時薬剤を携帯している。スケーリング中に突然、胸痛を訴えた。 歯科衛生士が行う対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上体を起こす。
2: 血圧測定を行う。
3: 亜硝酸製剤貼付薬を出してもらう。
4: ニトログリセリン舌下錠を出してもらう。
78歳の男性。定期健診のため来院した。歯科医師から口腔衛生指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午後 No.39)を別に示す。 上下顎補綴装置の清掃に共通するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯周ブラシ
2: タフトブラシ
3: スーパーフロス
4: スポンジブラシ
歯周病のスクリーニングに用いられる唾液検査はどれか。
1: 潜血反応
2: 唾液緩衝能
3: 細菌の酸産生能
4: グルコースクリアランス
60歳の男性。舌の痛みを主訴として来院した。2か月前から違和感を自覚していたが放置していた。1か月前から腫脹し1週前から疼痛を自覚するようになったという。触診により病変部周囲に強い硬結が認められた。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.14)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 舌癌
2: 白板症
3: 放線菌症
4: ハンター舌炎
71歳の男性。脳梗塞の既往があり、口腔機能の評価をしたところ舌突出時に偏位が認められた。口腔内写真(別冊午前 No.22)を別に示す。 舌の偏位の原因となる神経はどれか。1つ選べ。
1: 顔面神経
2: 三叉神経
3: 舌下神経
4: 迷走神経
8歳の男児。口唇の乾燥を主訴として来院した。日頃から口を開いたままでいることが多いが鼻咽腔疾患は認められず、嚥下機能に問題はないという。初診時の側貌写真(別冊午後 No.30)を別に示す。歯科保健指導の内容はどれか。2つ選べ。
1: 姿勢の調整
2: 軟食の推奨
3: 口輪筋の訓練
4: 鼻呼吸の促進
86歳の男性。うまく食べることができないことを主訴として来院した。6か月前に右側大脳半球の脳梗塞により、左側の半身に麻痺が生じたという。この脳梗塞で起こりやすい後遺症はどれか。2つ選べ。
1: 失語
2: 失認
3: 失調
4: 歩行障害
37歳の男性。口臭を主訴として来院した。歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示を受けた。歯科衛生士業務記録の一部を以下に示す。 ・歯磨きは、朝晩2回している。 ・歯巻きの方法は、習ったことがない。 ・舌清掃は行ったことがない。 ・ブラーク付着PlI1.5 ・口蓋側歯肉にテンションリッジがみられた。 ・6年前に禁煙した。 ・BMI30 ・官能試験2 質問で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 熱いものをよく食べますか。
2: どのような時に口臭が気になりますか。
3: いびきをかくと家族から指摘されますか。
4: 仕事中にくいしばりをしていることがありますか。
77歳の男性。脳梗塞発症のため入院中であるが、意識レベルが改善してきたという。患者の写真(別冊午前 No.21)を別に示す。矢印で示す部位から行うのはどれか。1つ選べ。
1: 気管吸引
2: 経管栄養
3: 水分補給
4: 薬物投与
65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。
1: SRP
2: PMTC
3: 歯肉マッサージ
4: フッ化物歯面塗布
52歳の男性。上顎右側第一大臼歯部歯肉の異常を訴えて来院した。2か月前に異常に気づき徐々に大きくなってきたという。口腔内写真(別冊午後 No.9)を別に示す。主訴に対して考えられる検査はどれか。2つ選べ。
1: 細胞診
2: 歯髄電気診
3: ブロービング
4: エックス線検査
32歳の男性。知的能力障害があって障害者の施設に通所している。歯科健診で歯肉の腫脹と口臭を指摘され、施設職員と一緒に来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.25)を別に示す。服用を疑う薬はどれか。1つ選べ。
1: アスピリン
2: メチシリン
3: フェニトイン
4: ワルファリンカリウム
65歳の男性。定期健康診査で来院した。口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。ブリッジ部にプラークの付着が認められた。保健指導を行うよう指示を受けた。 丸印で囲んだ部位の清掃に適するのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: タフトブラシ
3: ラバーチップ
4: デンタルフロス
54歳の男性。上顎右側の疼痛を訴えて来院した。上顎右側前歯部歯槽膿瘍と診断された。術中写真(別冊午前No.6)を別に示す。この目的はどれか。2つ選べ。
1: 原因歯の確認
2: 咀嚼障害の確認
3: 内容液の性状確認
4: 腫瘍腔の位置確認
55歳の男性。下顎臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯科保健指導時の会話を図に示す。用いた医療面接の手法はどれか。2つ選べ。
1: 共感
2: 傾聴
3: 動機付け
4: クローズドクエスチョン
48歳の女性。歯肉の腫脹、発赤および歯の離開を主訴として来院した。数年前より自覚していたが放置していたという。口唇の乾燥を認める。プロービング深さは全額的に4〜5mmであり、動揺は認めない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 暫間固定
2: 矯正治療
3: ナイトガード装者
4: オーラルスクリーン装着