第30回午後第78問の類似問題

第24回午後:第82問

45歳の男性。口臭を訴えて来院した。歯科衛生士との会話を下に示す。 歯科衛生士:どんなことが気になって来院されましたか。 患者:口臭があると家族に言われました。自分ではあまり感じないのですが・・・。 歯科衛生士:何か思い当たる原因はありますか。 患者:ここのところ忙しくて、睡眠も十分に取れていません。 歯科衛生士:歯磨きをする時間はありますか。 患者:十分とは言えませんね。 歯科衛生士:朝、口臭があると言われますか。 患者:そうですね。 「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。

1: ①どんなことが気になって来院されましたか。

2: ②何か思い当たる原因はありますか。

3: ③歯磨きをする時間はありますか。

4: ④朝、口臭があると言われますか。

第22回午後:第87問

45歳の女性。口臭を主訴として来院した。1日2~3回歯ブラシとフロスで口腔清掃を行っており、PCRは4.5%である。官能検査で認知閾値を超える口臭はなかった。 初回の歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 口臭の原因について説明する。

2: フッ化物配合歯磨剤の使用を勧める。

3: 現在のプラークコントロール状態を維持させる。

4: 口臭はないので通院の必要がないことを説明する。

第27回午後:第66問

次の文を読み、〔問題 65〕、〔問題 66〕に答えよ。 45歳の男性。口臭とブラッシング時の出血を主訴として来院した。ペースメーカーを装着している。初診時の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。   別冊 午後 No.15写真 口腔衛生指導を実施し、1か月後にO LearyのPCRが20%以下となった。 処置を開始するよう歯科医師から指示された。 使用するのはどれか。2つ選べ。

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1: フッ化物塗布溶液

2: 超音波スケーラー

3: シュガーマンファイル

4: ユニバーサルキュレット

第29回午後:第78問

17歳の男子。口臭を主訴として来院した。O’LearyのPCRは45%で、軽度の歯肉炎と診断された。歯科医師より歯科保健指導をするよう指示を受けた。ブラッシング指導とともに、洗口剤の使用方法の指導を行った。正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 10~20mL程度口に含む。

2: 20~30秒間洗口する。

3: 洗口後に歯磨きを行う。

4: 洗口後は水で十分含嗽する。

第31回午前:第83問

85歳の女性。口臭を主訴として同居の家族に付き添われて来院した。2年前から認知症を発症しているという。来院時の家族との医療面接の結果を表に示す。 家族に対する指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 洗口剤の使用

2: 軟食への変更

3: 仕上げ磨きの実施

4: 歯間ブラシの使用

第24回午後:第88問

歯科医師から、口臭改善のための歯科保健指導を指示された。ブラッシング指導に加えて行う指導で適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 頻回の水分摂取を勧める。

2: 間食を摂らないよう指導する。

3: 舌ブラシによる舌清掃を指導する。

4: 専門家による機械的歯面清掃を勧める。

第26回午後:第81問

68歳の女性。「①口の臭いが気になる」と訴え来院した。「②5年前に脳梗塞」を発症し、左半身は麻痺があるという。「③含嗽を指示すると問題なくできる。」「④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり」、舌は乾燥して舌苔もみられる。歯肉は発赤・腫脹している。 客観的データはどれか。2つ選べ。

1: ①口の臭いが気になる

2: ②5年前に脳梗塞

3: ③含嗽を指示すると問題なくできる。

4: ④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり

第25回午前:第83問

35歳の男性。定期健康診査で来院した。①冷たいものを食べると歯がしみるといっており、口腔を観察すると、②歯肉に退縮がみられた。③歯は朝食後と就寝前に磨いているという。いつものように磨いてもらうと、④歯ブラシを大きく横に動かしていた。Oデータはどれか。2つ選べ。

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第26回午後:第84問

65歳の男性。定期健康診査で来院した。口腔内写真(別冊午前No.18)を別に示す。ブリッジ部にプラークの付着が認められた。保健指導を行うよう指示を受けた。 丸印で囲んだ部位の清掃に適するのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯間ブラシ

2: タフトブラシ

3: ラバーチップ

4: デンタルフロス

第30回午前:第93問

80歳の女性。口臭が気になると家族から相談があり歯科訪問診療を行った。3年前、食事中に突然箸を持てなくなり、急性期病院に入院した後、介護保険施設に入所した。現在は要介護4でほぼ寝たきり状態だという。この症状の原因となった疾患はどれか。1つ選べ。

1: 認知症

2: 脳梗塞

3: 関節リウマチ

4: パーキンソン病(Parkinson )

第27回午後:第65問

次の文を読み、〔問題 65〕、〔問題 66〕に答えよ。 45歳の男性。口臭とブラッシング時の出血を主訴として来院した。ペースメーカーを装着している。初診時の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。   別冊 午後 No.15写真 この日に行う適切な検査順序はどれか。 ① BOP ② 歯の動揺度 ③ O Leary の PCR ④ プロービングデプス

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1: ③→④→②→①

2: ④→①→②→③

3: ②→①→④→③

4: ①→②→③→④

第29回午後:第62問

32歳の男性。知的能力障害があって障害者の施設に通所している。歯科健診で歯肉の腫脹と口臭を指摘され、施設職員と一緒に来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.25)を別に示す。服用を疑う薬はどれか。1つ選べ。

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1: アスピリン

2: メチシリン

3: フェニトイン

4: ワルファリンカリウム

第22回午前:第41問

65歳の男性。歯肉の腫れを訴えて来院した。医師が処方した薬を服用してから顕著になったという。口腔内写真(別冊午前No.4)を別に示す。 疑われる内科疾患はどれか。

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1: 高血圧

2: 骨粗鬆症

3: 脂質異常症

4: 慢性B型肝炎

第31回午後:第69問

65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。

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1: SRP

2: PMTC

3: 歯肉マッサージ

4: フッ化物歯面塗布

第31回午前:第78問

38歳の女性。最近になり口臭が気になったため来院した。歯科医師からデンタルフロス使用方法の指導について指示された。初診時の情報を表に示す。 SOAPで記録する際の項目と内容の組合せで誤りはどれか。1つ選べ。

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1: Sーーー口臭が気になる。

2: Oーー一O’LearyのPCRスコア

3: Aーーー官能試験スコア

4: Pーーーデンタルフロス使用方法の指導

第23回午前:第88問

40歳の男性。歯肉の遠和感を訴え来院した。20歳の頃から1日 20本喫煙しているという。本人は禁煙を希望しているが、試みたことはないという。担当歯科医師から禁煙支援を含めた歯科保健指導を指示された。適切なのはどれか。2つ選べ。

1: 歯周治療完了後に禁煙を促す。

2: 経口禁煙補助薬の情報を提供する。

3: 禁煙後の離脱症状について説明する。

4: 低ニコチンタバコへの変更を勧める。

第31回午後:第81問

78歳の男性。定期健診のため来院した。歯科医師から口腔衛生指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午後 No.39)を別に示す。 上下顎補綴装置の清掃に共通するのはどれか。1つ選べ。

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1: 歯周ブラシ

2: タフトブラシ

3: スーパーフロス

4: スポンジブラシ

第31回午前:第87問

30歳の男性。矯正歯科治療のため来院した。前科医師から口腔衛生管理を行うよう指示を受けた。う蝕リスクの評価結果を図に示す。 推奨するのはどれか。2つ選べ。

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1: 代用甘味料

2: 小窩裂溝塡塞

3: 口腔保湿スプレー

4: 1,450ppmF配合歯磨剤

第24回午前:第91問

次の文を読み、〔問題 90〕、〔問題 91〕に答えよ。 45歳の男性。歯の動揺を訴えて来院した。20歳から喫煙習慣があり、現在は1日40本喫煙している。本人には禁煙の意志がない。1日3回歯ブラシで口腔清掃を行っている。PCRは 39%である。口腔内写真(別冊午前 No.24A)とエックス線写真(別冊午前 No.24B)とを別に示す。 歯周基本治療を行うこととなった。歯科医師から歯科保健指導を指示された。適切でないのはどれか。

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1: 歯間部の清掃方法を指導する。

2: 鏡で自分の口腔内を観察させる。

3: ニコチン代替療法を選択させる。

4: 歯周病と喫煙との関係について説明する。

第23回午前:第44問

46歳の女性。口腔の乾燥と歯肉の腫脹を訴え来院した。初診時の口蓋側面観の口腔内写真(別冊午前 NO.5)を別に示す。矢印が示す徴候の原因で考えられるのはどれか。

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1: 口呼吸

2: 食片圧入

3: 外傷性咬合

4: 不適切なブラッシング