第29回午前第95問の類似問題

第29回午後:第91問

72歳の男性。食事中、のどに食物が残っている感覚が続いているため来院した。検査の結果、誤嚥はないが、梨状窩に食物が少量残留していることがわかった。有効な訓練法はどれか。1つ選べ。

1: 頬訓練

2: 舌訓練

3: 発声訓練

4: 頭部挙上訓練

第28回午前:第59問

80歳の男性。家族から歯の付け根の白くなっているのが気になることを主訴として歯科訪問診療の依頼を受けた。進行性核上性麻痺により自宅療養中である。ADLは全介助、胃痩にて禁食状態であり、唾液誤嚥による反復性の誤嚥性肺炎に罹患している。患者のロ腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 適切な口腔衛生管理はどれか、2つ選べ。

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1: 洗口の指導

2: フッ化物塗布

3: 超音波スケーラーの使用

4: 家族への歯面清掃法の指導

第26回午後:第86問

87歳の男性。5年前から認知症が悪化し、施設に入居して全介助であるという。施設職員からよくむせることを主訴として歯科訪問診療を依頼された。食事はおかゆと刻んだおかずを食べているという。誤嚥性肺炎はこれまで発症していない。食後の義歯の写真(別冊午前No.19)を別に示す。 最初に行う対応はどれか。

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1: 禁食の指示

2: 義歯のリベース

3: 食物残渣の確認

4: RSSTによる嚥下評価

第29回午後:第80問

85歳の女性。定期健康診査を目的として来院した。散歩を日課としているが、半年前から、かかりつけの内科で処方された高血圧の薬を飲み忘れることが多くなったり、自宅での料理を失敗することが増えたという。食事や衣服の着替えは一人でできるという。障害高齢者の日常生活自立度判定はどれと考えられるか。1つ選べ。

1: ランク A

2: ランク B

3: ランク C

4: ランク J

第25回午後:第83問

58歳の男性。4日前に脳梗塞で入院し、投薬による内科的治療を受けている。病室での口腔ケアの依頼を受けた。全身状態および口腔状態の概要は表のとおりである。口腔ケアを行うにあたり適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: 座位で行う。

2: RSSTで嚥下機能を確認する。

3: 口腔内を潤してからケアを行う。

4: SpO2値の低下がみられないか注意する。

第28回午前:第90問

80歳の女性。大腿骨頸部骨折にて入院していたが、病状と栄養が改善したため、介護保険施設に再入所した。食欲があり、現在歯数は24歯、RSSTは5回、食事中は口唇閉鎖し、こぼすことなく摂取している。再入所後の食形態の写真(別冊午前No.23)を別に示す。食生活指導で改善することが望ましいのはどれか。2つ選べ。

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1: 水分にとろみをつける。

2: コップを用いて自立摂取してもらう。

3: ペースト食を維持することが推奨される。

4: 本人の体調をみて、食形態を段階的に上げていく。

第31回午前:第94問

73歳の男性。脳血管疾患で入院していた急性期病棟から回復期病棟に移動することになり、利き手交換訓練を行うことになった。口腔機能管理を行うよう歯科医師から指示された。歯式を図に示す。 セルフケアで推奨するのはどれか。2つ選べ。

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1: 電動歯ブラシ

2: デンタルフロス

3: 柄の細い歯ブラシ

4: 吸盤がついた義歯用ブラシ

第27回午後:第90問

72歳の女性。パーキンソン病による精神と身体の活動低下があるが介助自活は可能で、前屈姿勢の症状がみられる。咀嚼嚥下機能に異常は認められない。家族が食事の介助をしている写真(別冊午後No.18)を別に示す。 家族に対する適切な指導はどれか。2つ選べ。

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1: なるべく患者自身で食べるように促す。

2: 介助者は前傾姿勢で見守るようにする。

3: 食べこぼしを防止するためにテーブルを離す。

4: 頸部を前屈する目的で食器を低い位置に置く。

第25回午前:第89問

82歳の男性。右片麻痺があり、義歯の清掃が難しいという。口腔清掃自立度〈改訂BDR指標〉の評価を表に示す。男性への指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

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1: うがいの練習

2: 口腔清掃習慣の確立

3: 義歯清掃用具の選択

4: ファーラ位での口腔清掃

第31回午前:第89問

85歳の女性。骨折で要介護状態となり介護施設に入所している。普通食を摂取していたが、臼歯部両側遊離端義歯を紛失して歯科訪問診療を受診した。義歯製作までに食事形態の変更が必要となった。むせはないという。野菜の炒め煮の食事形態の写真(別冊午前 No.31)を別に示す。 適切なのはどれか。1つ選べ。

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1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

第29回午後:第84問

85歳の女性。食べこぼしが気になり来院した。2年前から関節リウマチの影響による手指関節機能低下と視力低下があり、ブラッシング能力が低下して口腔内環境が悪化しているという。適切な指導はどれか。2つ選べ。

1: 手鏡の使用

2: 口唇圧訓練

3: 歯間ブラシの使用

4: 定期的な歯科受診

第24回午後:第90問

85歳の要介護高齢者。食事中に疲れて食事ペースが落ちてくるという。この高齢者への介助で適切なのはどれか。

1: 一口量を増やす。

2: 間食で必要栄養量を補う。

3: 1回の食事時間を長くする。

4: 少量低カロリーの食事にする。

第30回午後:第60問

86歳の女性。介護保険施設に入所している。食事中に器の柄が虫に見えて気になって食事が進まないと相談を受けた。器の写真(別冊午後 No.21)を別に示す。原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。

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1: 脳血管型認知症

2: 前頭側頭型認知症

3: レビー小体型認知症

4: アルツハイマー型認知症

第29回午後:第94問

70歳の女性。最近、薬が飲み込みにくいことを主訴として来院した。8年前より高血圧にて内服治療中であるが、その他の既往はないという。食事時にむせることもあり、食事に時間が掛かるようになっているという。この患者に必要な評価方法はどれか。2つ選べ。

1: TCI〈Tongue Coating Index〉

2: MMSE〈Mini Mental State Examination〉

3: EAT-10〈The10-itemEatingAssessmentTool〉

4: GOHAI〈General Oral Health Assessment Index〉

第30回午前:第94問

87歳の女性。食事量が減ってきたことを心配した家族から歯科訪問診療の依頼を受けた。食事中に食べこぼしが多いという。口腔機能に関する検査結果を表に示す。機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。

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1: 嚥下

2: 咀嚼

3: 口唇閉鎖

4: 唾液分泌

第23回午後:第59問

75歳の男性。義歯の不適合を訴えて来院した。3か月前に左側大脳に梗塞を発症し、現在車椅子を利用しながら療養生活を送っている。この時期の脳梗塞の症状として特徴的なのはどれか、2つ選べ。

1: 右片麻痺

2: 不正咬合

3: 言語障害

4: チアノーゼ

第27回午前:第95問

54歳の女性。5日前に脳血管疾患を発症し入院中である。病室にて口腔清掃準備時の写真(別冊午前No.26)を別に示す。患者の意識状態は、JapanComa Scale II-200である。 口腔衛生管理を行うにあたり、患者に負担のない姿勢はどれか。2つ選べ。

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1: 座位

2: 仰臥位

3: 側臥位

4: セミファーラー位

第29回午後:第108問

55歳の男性。歯科治療を希望して来院した。脳出血の既往がある。来院時の歩行状態の写真(別冊午後No.40)を別に示す。歯科医師よりチェアまでの誘導を指示された。注意するのはどれか。2つ選べ。

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1: 右側より介助を行う。

2: 患者の歩行速度に合わせて誘導する。

3: 可能な限り自力でチェアに座ってもらう。

4: 体位調整のためチェアの左側に枕等を置く。

第26回午前:第109問

8歳の女児。脳性麻痺と診断されている。摂食嚥下障害を主訴として来院した。診察の結果、呼吸と嚥下機能の協調不全による誤嚥や窒息の危険性があり、過開口、咬反射、丸飲み込み及び食べこぼし等の症状がみられた。摂食機能療法を行うにあたり必要な対策はどれか。2つ選べ。

1: 食形態の確認をする。

2: 安定した摂食姿勢を確保する。

3: 食前にアイスマッサージをする。

4: 摂食中は血圧のモニタリングを行う。

第24回午後:第59問

75歳の男性。右片麻痺と失語症がみられる。抗血栓薬を服用しているという。既往症として考えられるのはどれか。

1: 骨折

2: 脳梗塞

3: パーキンソン病

4: 慢性関節リウマチ