3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査で軟組織異常の指摘を受けて来院した。上唇を上方に牽引した初診時の口腔内写真(別冊午前 No.15)を別に示す。 今後注意すべきことはどれか。
1: 開口障害
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 永久歯萌出時の位置異常
3歳の女児。歯の形の異常を訴えて来院した。口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。正しいのはどれか。
1: 切歯結節
2: 中心結節
3: エナメル滴
4: カラベリー結節
10歳の女児。口唇の異常を主訴として来院した。3日前に気付いたが痛みはないという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。 下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
20歳の女性。矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真(別冊午後 No.40) を別に示す。 歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 口腔洗浄器
2: タフトブラシ
3: スポンジブラシ
4: デンタルフロス
健康日本21(第二次)における歯・口腔の健康の目標設定の考え方を図に示す。 ①はどれか。
1: 歯科検診の受診者
2: 1日3回歯を磨く者
3: フッ化物配合歯磨剤使用者
4: ゆっくりよく噛んで食べる者
72歳の女性。ブラッシング時、〈①歯肉からの出血〉を訴えて来院した。歯ブラシ操作を確認したところ、〈②把持に力が入らず細かな歯ブラシ操作が困難〉である。〈③下顎舌側面にプラークと歯石沈着があり〉、歯肉は発赤し腫脈している。〈④歯科医師よりブラッシング指導の指示を受けた〉。 Objective dataはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
83歳の女性。介護保険施設から口腔衛生管理の依頼を受け、歯科医師と一緒に口腔のアセスメントを行った。結果を表に示す。口腔衛生管理を行う上で必要なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯磨剤
2: 義菌安定剤
3: 口腔保湿剤
4: 義歯洗浄剤
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
27歳の女性。歯を白くしたいとの希望で来院した。歯科医師の指示のもとで漂白処置を行うことになった。処置中の口腔内写真(別冊午前 No.39) を別に示す。 続いて行うのはどれか。1つ選べ。
1: 光照射
2: 歯面清掃
3: 漂白剤の塗布
4: 知覚過敏の有無の確認
25歳の女性。定期健康診査のため来院した。現在、妊娠12週でつわりがあり、歯磨きの時に不快感があるという。口腔内に異常は認められない。歯科保健指導時の会話を示す。 歯科衛生士:歯磨き剤は使っていますか。 患 者:今まで通り使っています。以前は気にならなかった歯磨き剤の臭いで気分が悪くなります。 歯科衛生士:歯磨きの時に気分が悪くなるようでしたら、つわりが落ち着くまでは ①「香料の少ないものを選んではどうでしょうか。」 ②「歯プラシの毛束部分が小さめのものを用い、」 ③「顔を上に向けて磨きましょう。」 ④「食後にこだわらず磨いてください。」 下線部(カギカッコ部)で適切でないのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
幼稚園のブレイルームで保護者40名を対象に、歯科衛生士1名が15分の歯科保健指導を行うことになった。 適切なのはどれか。
1: スライドを用いた講話
2: 聞き取りによる問題抽出
3: ペープサートを用いた演劇
4: 歯ブラシを使った全員参加型の指導
5歳の女児。下顎左側第一乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。診断の結果、乳歯用既製金属冠を用いた歯冠修復を行うことになった。 マージン部の適合に用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 咬合面調整鉗子
2: クラウンセッター
3: コンタクトゲージ
4: ゴードンのプライヤー
保育園より、5歳児に対する口腔保健指導を依頼された。この保育園の平均的な日課を図に示す。保育士への助言で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: おやつ後の洗口を奨励する。
2: 水分補給としてスポーツドリンクを与える。
3: 歯磨き時にフッ化物配合歯磨剤の使用を推奨する。
4: フッ化物配合歯磨剤使用後はよくうがいをさせる。
4歳の男児。う蝕治療を目的として来院した。保存不可能な乳臼歯が抜去され、装置が装着された。装置装着時の口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。この装置の目的はどれか。1つ選べ。
1: 垂直的保隙
2: 近遠心的保隙
3: 歯の歯体移動
4: 咀嚼機能の回復
5歳の男児。前歯で食物が噛みにくいことを訴えて来院した。全身疾患は認められず、う蝕の治療は終了している。咬合時の口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 咬合異常の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 頬杖
2: 吸指癖
3: 舌突出癖
4: 歯ぎしり
2歳1か月の男児。来院2時間前に転倒し、上顎右側乳中切歯が陥入したという。特に痛みの訴えはない。 エックス線検査の結果、歯根の破折などは見られない。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.10)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 経過観察
2: 抜髄
3: 再植
4: 抜歯
12歳の女児。歯科予防処置を希望して来院した。永久歯は28本萌出している。これまで歯科予防処置の既往はない。今回、小窩裂溝塡塞を行うことになった。処置の優先順位の高い歯はどれか。
1: 第一小臼歯
2: 第二小臼歯
3: 第一大臼歯
4: 第二大臼歯
40歳の女性。歯の着色を気にして来院した。口腔内写真(別冊午後No.11)を別に示す。 使用しないのはどれか。
1: エアスケーラー
2: 超音波スケーラー
3: ジェット水流洗口器
4: 粉末噴射歯面清掃器
6歳の男児。下顎右側第二乳臼歯のう蝕治療を希望して保護者と来院した。既製金属冠による歯冠修復を行うことになった。治療で使用する器具の写真(別冊午後No.29)を別に示す。正しい用途はどれか。
1: 冠縁の削除
2: 装着時の圧接
3: 咬合面の調整
4: マージン部の適合
80歳の男性。家族からの依頼で、在宅で口腔衛生管理を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.31)を別に示す。まず、①保湿剤で剥離上皮を湿潤させ、②乾いたスポンジブラシを使用して除去した。その際に、③口蓋の手前から奥にむかって、④スポンジブラシの脇腹を回転させながら動かした。下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④