6歳の女児。奥歯の歯ぐきが気になることを主訴として来院した。う蝕リスクが高いとの診断で歯科医師の指導により下顎左側第一大臼歯に可及的に小窩裂溝塡塞を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.30)を別に示す。塡塞前に行うのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合調整
2: 歯面清掃
3: 水洗・乾燥
4: ラバーダム防湿
12歳の男児。う蝕予防処置を目的に来院した。永久歯は第二大臼歯を除いてすべて萌出している。フッ化物歯面塗布を行うことになった。 この時期にフッ化物の効果が最も高いのはどれか。
1: 中切歯
2: 側切歯
3: 第二小臼歯
4: 第一大臼歯
11歳の男児。下顎右側第一小臼歯に小窩裂溝塡塞を行うことになった。塡塞領域を図に示す。正しいのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
11歳の女児。上顎前歯部の歯並びの異常を主訴として来院した。永久歯の交換期から気になっていたという。初診時の口腔内写真(別冊午後No.14)を別に示す。上顎側切歯の異常はどれか。
1: 矮小歯
2: 移転歯
3: 埋伏歯
4: 斑状歯
学齢期における小窩裂溝填塞の適応はどれか。2つ選べ。
1: 口蓋側に盲孔がある上顎側切歯
2: 裂溝に白濁がある下顎第二大臼歯
3: 隣接面にう蝕がある下顎第小一臼歯
4: 歯冠部に破折線がある上顎第一大臼歯
9歳の女児。学校歯科健康診断で前歯の咬み合わせの異常を指摘されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 放置したときに下顎中切歯に予想されるのはどれか。2つ選べ。
1: 挺出
2: 動揺
3: 舌側傾斜
4: 歯肉退縮
11歳の女児。学校歯科健康診断で歯科医院の受診を勧められて来院した。歯科医院での口腔内診査を別に示し、歯垢染色後の口腔内写真(別冊午前No.24)を示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 要観察歯の磨き方を指導する。
2: う蝕になるリスクが低いことを説明する。
3: 口腔内が永久歯列に交換したことの重要性を説明する。
4: 自宅で定期的に歯垢染色して磨き残しを確認することを勧める。
5歳の女児。歯並びが気になることを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.12)を別に示す。 矢印で示す空隙ができる原因はどれか。
1: 乳歯の先天欠如
2: 顎骨の成長発育
3: 対顎乳犬歯との咬合
4: 下唇小帯の異常発育
8歳の女児。前歯の咬み合わせの異常を訴えて来院した。初診時のエックス線写真(別冊午後No.12)を別に示す。この検査の目的はどれか。2つ選べ。
1: 下顎偏位の検査
2: 乳歯歯根の吸収度の観察
3: 下顎骨の成長方向の判定
4: 上顎中切歯の唇舌的傾斜の評価
4歳の男児。う蝕治療を目的として来院した。保存不可能な乳臼歯が抜去され、装置が装着された。装置装着時の口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。この装置の目的はどれか。1つ選べ。
1: 垂直的保隙
2: 近遠心的保隙
3: 歯の歯体移動
4: 咀嚼機能の回復
12歳の男児。定期健康診査で来院した。来院時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。矢印が示す部位の清掃に適するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: タフトブラシ
3: ラバーチップ
4: デンタルフロス
22歳の女性。上顎左側第一小臼歯のう触治療を希望して来院した。修復処置を行い、本日修復物の装着を予定している。装着前の修復物の写真(別冊午前 No.27)を別に示す。 合着前に行う処理はどれか。2つ選べ。
1: フッ酸処理
2: サンドブラスト
3: リン酸エッチング
4: イオウ含有プライマー塗布
38歳の女性。喉頭癌の放射線治療中である。主治医の指示により歯科を受診した。検査結果を表に示す。歯科医師の指示により行う処置はどれか。2つ選べ。
1: PTC
2: 小窩裂溝塡塞
3: 局所薬物配送システムの応用
4: 2%フッ化ナトリウム溶液歯面塗布
4歳の男児。下右側顎第一乳臼歯のう蝕の治療を希望して来院した。乳歯用既製冠を用いた歯冠修復を行うことになった。支台歯形成後に使用する器材の写真(別冊午前No.42A)と器具の写真(別冊午前No.42B)を別に示す。Aを選択した後に使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
46歳の女性。歯周病の治療を希望して来院した。歯周基本治療および歯周外科処置を終了し、再評価検査を行った。この時の歯周組織検査結果(別冊午後No.6)および術後の口腔内写真(別冊午後No.7)を別に示す。次に行うのはどれか。
1: SPT
2: LDDS
3: 永久固定
4: メインテナンス
67歳の男性。歯痛を主訴として来院した。下顎左側第二大臼歯に大きなう窩を認め、根管治療が行われることになった。処置中の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。丸で囲んだ部分の目的はどれか。1つ選べ。
1: 接触点の回復
2: 薬液の漏出防止
3: 歯間乳頭部の保護
4: 感染象牙質の再石灰化
5歳の女児。下顎左側第一乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。診断の結果、乳歯用既製金属冠を用いた歯冠修復を行うことになった。 マージン部の適合に用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 咬合面調整鉗子
2: クラウンセッター
3: コンタクトゲージ
4: ゴードンのプライヤー
44歳の女性。歯周治療を希望して来院した。1年8か月かけて歯周基本治療と歯肉剥離搔爬術を行った。歯周外科治療後の再評価検査結果を表に表す。プロービング時に出血は認められなかった。 その後の対応で考えられるのはどれか。
1: SPT
2: 再治療
3: 経過観察
4: メインテナンス
6歳の男児。下顎右側第二乳臼歯のう蝕治療を希望して保護者と来院した。既製金属冠による歯冠修復を行うことになった。治療で使用する器具の写真(別冊午後No.29)を別に示す。正しい用途はどれか。
1: 冠縁の削除
2: 装着時の圧接
3: 咬合面の調整
4: マージン部の適合
10歳の男児。小学校での定期歯科健康診断結果を図に示す。事後措置として適切なのはどれか。
1: 歯石除去
2: う蝕治療
3: ブラッシング指導
4: 歯周疾患の精密検査