第28回午前第59問の類似問題

第30回午後:第57問

4歳の男児。う蝕治療を目的として来院した。歯冠修復処置を行い保存不可能な乳歯を抜去後、保隙装置を装着した。装置の咬合面観写真(別冊午後 No.20 A)、装置装着前の口腔内写真(別冊午後 No.20B)および装置装着後の口腔内写真(別冊午後 No.20C)を別に示す。装置使用の目的はどれか。2つ選べ。

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1: 咀嚼能率の向上

2: 残存乳歯の歯体移動

3: 小帯の位置異常防止

4: 発音時の空気漏れ防止

第30回午後:第60問

86歳の女性。介護保険施設に入所している。食事中に器の柄が虫に見えて気になって食事が進まないと相談を受けた。器の写真(別冊午後 No.21)を別に示す。原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。

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1: 脳血管型認知症

2: 前頭側頭型認知症

3: レビー小体型認知症

4: アルツハイマー型認知症

第25回午後:第90問

40歳の男性。6か月に一度の定期歯科健診のため来院した。通院開始から3年間、喫煙による悪影響と、禁煙のメリットについて説明してきた。今回初めて禁煙を考え、1か月以内に開始したいという。現在は、1日20本吸っており、20年間の喫煙経験がある。 この男性の禁煙ステージはどれか。

1: 無関心期

2: 関心期

3: 準備期

4: 実行期

第26回午後:第91問

82歳の女性。義歯が時々外れると家族より相談を受けた。5年前にパーキンソン病を発症しパーキンソン病治療薬を服用している。歯科医師の診察の結果、オーラルジスキネジアが頻繁にみられたが、義歯の適合は良好であった。家族への指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 服用薬剤はなるべく早めに休薬する。

2: 定期的に義歯の適合を診察してもらう。

3: 不随運動が出たら口を閉じるようにする。

4: 口腔ケアを行う際は、軟らかめの歯ブラシを使用する。

第26回午後:第40問

34歳の男性。上顎左側第一小臼歯の痛みを主訴として来院した。窩洞形成を行い間接修復することになった。窩洞形成後の口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。 印象採得に用いるのはどれか。

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1: アルジネート印象材

2: シリコーンラバー印象材

3: 酸化亜鉛ユージノール印象材

4: モデリングコンパウンド印象材

第29回午前:第20問

次の文を読み、〔問題 20〕、〔問題 21〕に答えよ。60歳の男性。 1週前に左側舌縁部の状態が周囲とは違うことに気付き来院した。 疼痛などの自覚症状はみられない。 主訴部位を丸で囲んだ写真(別冊午前No. 4)を 別に示す。 丸で囲んだ部位はどれか。1つ選べ。

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1: 采状ヒダ

2: 舌下ヒダ

3: 有郭乳頭

4: 葉状乳頭

第31回午後:第72問

46歳の女性。上顎左側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療を行った。初診時と歯周基本治療終了時の歯周組織検査結果の一部を図に示す。 改善されたのはどれか。2つ選べ。

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1: 歯の動揺

2: 根分岐部病変

3: 歯周ポケット内面の炎症

4: ポケットブロービングデプス

第29回午前:第50問

45歳の女性。舌の異常に気付き来院した。3か月前に気付いたが痛みがないため放置していたという。白板症と診断された。口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。臨床的特徴はどれか。1つ選べ。

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1: 出血をともなう。

2: 潰瘍形成がみられることが多い。

3: 擦過しても容易に除去できない。

4: 周囲組織との境界が不規則で不明瞭である。

第26回午前:第22問

健康日本21(第二次)の「歯・口腔の健康」の項目と目標値の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

1: 20歳代における歯肉に炎症所見ーーー25%

2: 40歳代における進行した歯周炎ーーー40%

3: 60歳で24歯以上の自分の歯ーーー60%

4: 80歳で20歯以上の自分の歯ーーー50%