ライフステージと口腔に現れやすい症状との組合せで正しいのはどれか。
1: 妊産婦期ーーー歯肉炎の軽滅
2: 学齢期ーーー唾液分泌量の減少
3: 青年期ーーー永久歯喪失の急増
4: 老年期ーーー歯根面う蝕の増加
27歳の女性。市町村保健センターの妊婦歯科健康診査で歯肉炎を指摘され、歯科医院を受診した。検査の結果、妊娠時の歯肉炎と診断された。現在、妊娠10週で、つわりはない。 口腔衛生管理で伝える内容はどれか。
1: 出産してから処置を始めましょう。
2: 炎症症状の改善のため抗菌薬を服用しましょう。
3: 歯ぐきに麻酔して汚れを完全に取り除きましょう。
4: 歯肉炎の原因であるプラーク除去のためしっかり磨きましょう。
26歳の女性。下顎前歯部の違和感を主訴として来院した。2か月前に気付いたが、痛みがないため放置していたところ、徐々に大きくなってきたという。現在妊娠16週であり、全身疾患はない。口腔内写真(別冊午前No.17)を別に示す。患者への説明として適功なのはどれか。1つ選べ。
1: 間食は避けて下さい。
2: 出産後はさらに大きくなります。
3: 症状に変化があっても様子をみてください。
4: ていねいなブラッシングを心がけてください。
歯槽骨吸収がみられるのはどれか。
1: 侵襲性歯周炎
2: 妊娠性歯肉炎
3: 遺伝子性歯肉線維腫症
4: 壊死性潰瘍性歯肉炎
17歳の女子。学校歯科健康診断で受診を勧められ来院した。自覚症状はないという。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.33)を別に示す。 観察される付着物の原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: う蝕
2: 飲食物
3: 歯肉出血
4: 口腔清掃習慣
46歳の女性。口腔の乾燥と歯肉の腫脹を訴え来院した。初診時の口蓋側面観の口腔内写真(別冊午前 NO.5)を別に示す。矢印が示す徴候の原因で考えられるのはどれか。
1: 口呼吸
2: 食片圧入
3: 外傷性咬合
4: 不適切なブラッシング
28歳の男性。歯の痛みを主訴として来院した。2年前から食後に嘔吐を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 咬耗症
2: 酸蝕症
3: 摩耗症
4: エナメル質形成不全症
25歳の女性。定期健康診査のため来院した。現在、妊娠12週でつわりがあり、歯磨きの時に不快感があるという。口腔内に異常は認められない。歯科保健指導時の会話を示す。 歯科衛生士:歯磨き剤は使っていますか。 患 者:今まで通り使っています。以前は気にならなかった歯磨き剤の臭いで気分が悪くなります。 歯科衛生士:歯磨きの時に気分が悪くなるようでしたら、つわりが落ち着くまでは ①「香料の少ないものを選んではどうでしょうか。」 ②「歯プラシの毛束部分が小さめのものを用い、」 ③「顔を上に向けて磨きましょう。」 ④「食後にこだわらず磨いてください。」 下線部(カギカッコ部)で適切でないのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
歯の硬組織疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 酸蝕症ーーーStreptococcus salivarius
2: くさび状欠損ーーー機械的刺激
3: 歯のフッ素症ーーー遺伝的要因
4: 象牙質知覚過敏症ーーー根面露出
35歳の女性。定期健康診査で来院した。口腔内写真(別冊午前 No.19)を別に示す。観察できるのはどれか。
1: 歯石
2: 食物残渣
3: 色素沈着
4: マテリアアルバ
歯肉炎でみられないのはどれか。
1: 発赤
2: 腫脹
3: 歯槽骨の吸収
4: プロービング時の出血
65歳の女性。温かいお茶を飲む時に上顎左側臼歯部に鋭い疼痛を感じるようになったことを主訴として来院した。数年前から口蓋側歯肉の腫脹と排膿を繰り返していたが、放置していたという。診査の結果、急性歯髄炎と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.9A)、エックス線画像(別冊午後 No.9B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.10)を別に示す。 歯髄炎の原因で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: う蝕
2: 歯根破折
3: 隣在歯からの感染
4: 深い歯周ポケットからの感染
42歳の女性。上額前歯部歯肉の不快感を主訴として来院した。数年前から前歯部に排膿と出血が認めら、咬合時に動揺するという。プロービング深さは5〜8mmであり、慢性歯周炎と診断された。全身的には特記すべき事項はない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.10A)とエックス線写真(別冊午前No10B)を別に示す。 リスクファクターとして考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 歯石
2: 小帯異常
3: 外傷性咬合
4: 歯の形態異常
34歳の女性。冷たいものが歯にしみることを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.26)を別に示す。しみるのが強い部分を矢印で示す。 主訴の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: う蝕
2: 歯石
3: 歯列不正
4: 外傷性咬合
30歳の女性。歯面の色素沈着を訴えて来院した。妊娠高血圧症の治療を行っている。 使用すべきでない器材はどれか。
1: エアスケーラー
2: 超音波スケーラー
3: ポリッシングブラシ
4: 炭酸水素ナトリウム歯面清掃器
25歳の女性。健康相談会場で、上顎前歯の形態異常を相談された。口腔内を観察したところ、前歯部に歯の損耗(Tooth wear)がみられた。う蝕は認められなかった。原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 口呼吸
2: 歯ぎしり
3: 抗菌薬の服用
4: 管楽器の演奏
35歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。歯の萌出直後から気付いていたが放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 色素沈着
2: 歯髄壊死
3: 抗菌薬の副作用
4: フッ化物の過剰摂取
歯周炎の発症モデルを図に示す。 ①に該当するのはどれか。2つ選べ。
1: 喫煙
2: 内毒素
3: 口腔清掃
4: エナメル突起
28歳の女性。歯肉の違和感を主訴として来院した。6か月前から自覚していたが放置していたという。口腔内写真(別冊午前No.26)を別に示す。認められるのはどれか。2つ選べ。
1: クレフト
2: 歯肉からの出血
3: 辺縁歯肉の腫脹
4: 歯肉縁上歯石の付着
初診患者の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。観察できるのはどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の腫脹
2: 歯肉の出血
3: フェストゥーン
4: スティップリング