12歳の男児。定期健康診査で来院した。来院時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。矢印が示す部位の清掃に適するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: タフトブラシ
3: ラバーチップ
4: デンタルフロス
1歳の女児。母親とともに定期歯科健康診査のため来院した。口腔内診査の結果、歯肉は健康であったが歯垢の軽度付着が認められた。保護者から仕上げ磨きに適した歯ブラシについて質問を受けた。歯ブラシの写真(別冊午前 No.21)を別に示す。 推奨するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
80歳の男性。家族から歯の付け根の白くなっているのが気になることを主訴として歯科訪問診療の依頼を受けた。進行性核上性麻痺により自宅療養中である。ADLは全介助、胃痩にて禁食状態であり、唾液誤嚥による反復性の誤嚥性肺炎に罹患している。患者のロ腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 適切な口腔衛生管理はどれか、2つ選べ。
1: 洗口の指導
2: フッ化物塗布
3: 超音波スケーラーの使用
4: 家族への歯面清掃法の指導
11歳の男児。脳性麻痺の診断を受けている。家族が口腔清掃をしている写真(別冊午前 No.22)を別に示す。矢印で示す器具の使用目的はどれか。2つ選べ。
1: 防湿
2: 開口保持
3: 視野確保
4: 舌突出防止
3歳の女児。歯の形の異常を訴えて来院した。口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。正しいのはどれか。
1: 切歯結節
2: 中心結節
3: エナメル滴
4: カラベリー結節
2歳の女児。1歳6か月児健診で歯科受診を勧告されたため来院した。初診時医療面接を行ったところ、女児が発する音声言語の情報から、発達の遅れが推察された。発達遅延と考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 「アー」「ウー」
2: 「パパ」「ママ」
3: 「ママ かえる」
4: 「はやく かえろう」
67歳の男性。入院中の口腔衛生管理を行うことになった。食道癌の診断で2週間前より放射線治療と化学療法を行っており、4日後に手術が行われるという。口腔内の評価では、う蝕や歯周病は無かったが口が渇くと訴えていた。評価時の舌の写真(別冊午後No.17)を別に示す。 歯科衛生士が行う口腔衛生管理によって期待される効果はどれか。2つ選べ。
1: 入院期間の短縮
2: 原発病巣の縮小
3: 創部感染の予防
4: 安静時唾液の増加
4歳の男児。下顎左側第二乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。潰瘍性歯髄炎と診断し、局所麻酔下に生活歯髄切断後、既製乳歯冠修復を行った。診療後の保護者への説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 口唇をよく冷やしてください。
2: すぐに食事をしてもかまいません。
3: しばらくの間ガーゼを咬ませていてください。
4: 今日は粘着性のある食品を食べるのは控えてください。
「歯と口の健康週間」において、高校生を対象とした食生活に関する健康 教育の依頼を受けた。 指導目標として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 食べ方が心と体に影響を及ぼすことを理解する。
2: 初めての食材にも食べる意欲が持てるようにする。
3: 食べ物が生活習慣病に関係していることを理解する。
4: 前歯で噛み切り、奥歯でしっかり噛み砕くことができるようにする。
5歳の女児。歯並びが気になることを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.12)を別に示す。 矢印で示す空隙ができる原因はどれか。
1: 乳歯の先天欠如
2: 顎骨の成長発育
3: 対顎乳犬歯との咬合
4: 下唇小帯の異常発育
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 唇面に古いプラークが最も多く観察されるのはどれか。
1: 上顎左側中切歯
2: 上顎左側側切歯
3: 下顎左側中切歯
4: 下顎左側側切歯
6歳の女児。定期健康診査を希望して母親と来院した。歯磨きは1日2回歯ブラシを用いて本人が行っているという。口腔内写真(別冊午前No.14)を別に示す。 歯科保健指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシの使い方
2: 母親による仕上げ磨き
3: フッ化物配合歯磨剤の推奨
4: ガーゼによる上顎前歯部の粘膜清掃
87歳の男性。5年前から認知症が悪化し、施設に入居して全介助であるという。施設職員からよくむせることを主訴として歯科訪問診療を依頼された。食事はおかゆと刻んだおかずを食べているという。誤嚥性肺炎はこれまで発症していない。食後の義歯の写真(別冊午前No.19)を別に示す。 最初に行う対応はどれか。
1: 禁食の指示
2: 義歯のリベース
3: 食物残渣の確認
4: RSSTによる嚥下評価
3歳の女児。保育園の保育士と一緒に3歳児健康診査のため市町村保健センターに来所した。身長90cm、体重8.5kgであった。また、歯科健康診査ですべての歯にう蝕がみつかった。通告先はどれか。1つ選べ。
1: 警察署
2: 保健所
3: 児童相談所
4: 母子生活支援施設
4歳の男児。う蝕治療を目的として来院した。保存不可能な乳臼歯が抜去され、装置が装着された。装置装着時の口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。この装置の目的はどれか。1つ選べ。
1: 垂直的保隙
2: 近遠心的保隙
3: 歯の歯体移動
4: 咀嚼機能の回復
8歳の男児。自閉スペクトラム症であるという。小児歯科外来で歯科衛生士が口腔清掃を行っている場面の写真(別冊午後No.24)を別に示す。患児が口腔清掃中にヘッドホンにより遮断しているのはどれか。2つ選べ。
1: 指示
2: 説明
3: 子どもの泣き声
4: 治療用機器の音
幼稚園で4歳児20名の集団に対して歯科保健指導を実施することになった。実施計画の項目と内容との組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 現状把握ーーー歯科健康診断結果
2: 指導方法ーーー60分の講話
3: 使用媒体ーーーペープサート
4: 指導内容ーーーデンタルフロスの使用方法
87歳の女性。食事量が減ってきたことを心配した家族から歯科訪問診療の依頼を受けた。食事中に食べこぼしが多いという。口腔機能に関する検査結果を表に示す。機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 嚥下
2: 咀嚼
3: 口唇閉鎖
4: 唾液分泌
11歳の男児、知的能力障害があり、歯磨きがうまくできないことを主訴として母親とともに来院した。言葉の意味は理解できているという。歯科医師よりセルフケアの支援を目的とした歯科保健指導を行うよう指示を受けた。指導の手順を以下に示す。用いた手法はどれか。1つ選べ。
1: 刺激統制法
2: シェイピング法
3: フラッディング法
4: レスポンスコスト法
68歳の女性。「①口の臭いが気になる」と訴え来院した。「②5年前に脳梗塞」を発症し、左半身は麻痺があるという。「③含嗽を指示すると問題なくできる。」「④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり」、舌は乾燥して舌苔もみられる。歯肉は発赤・腫脹している。 客観的データはどれか。2つ選べ。
1: ①口の臭いが気になる
2: ②5年前に脳梗塞
3: ③含嗽を指示すると問題なくできる。
4: ④口腔内全体にプラークと食物残渣の付着があり