40歳の男性。歯肉の遠和感を訴え来院した。20歳の頃から1日 20本喫煙しているという。本人は禁煙を希望しているが、試みたことはないという。担当歯科医師から禁煙支援を含めた歯科保健指導を指示された。適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯周治療完了後に禁煙を促す。
2: 経口禁煙補助薬の情報を提供する。
3: 禁煙後の離脱症状について説明する。
4: 低ニコチンタバコへの変更を勧める。
40歳の男性。6か月に一度の定期歯科健診のため来院した。通院開始から3年間、喫煙による悪影響と、禁煙のメリットについて説明してきた。今回初めて禁煙を考え、1か月以内に開始したいという。現在は、1日20本吸っており、20年間の喫煙経験がある。 この男性の禁煙ステージはどれか。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 実行期
40歳の男性。6か月に一度の定期歯科健診のため来院した。通院開始から3年間、喫煙による悪影響と、禁煙のメリットについて説明してきた。今回初めて禁煙を考え、1か月以内に開始したいという。現在は、1日20本吸っており、20年間の喫煙経験がある。 この男性への禁煙支援で適切でないのはどれか。
1: 禁煙開始日を決定させる。
2: 喫煙関連品の処分を勧める。
3: タバコによる歯面の着色を除去する。
4: ニコチン濃度の低いタバコを紹介する。
50歳の男性。喫煙しており、今は禁煙は考えていないという。禁煙指導を行うことになった。 初回の指導で適切なのはどれか。
1: 禁煙開始日を決定させる。
2: 喫煙関連用品の処分を促す。
3: 禁煙後の離脱症状を説明する。
4: 歯周病と喫煙との関連性を説明する。
次の文を読み、〔問題 90〕、〔問題 91〕に答えよ。 45歳の男性。歯の動揺を訴えて来院した。20歳から喫煙習慣があり、現在は1日40本喫煙している。本人には禁煙の意志がない。1日3回歯ブラシで口腔清掃を行っている。PCRは 39%である。口腔内写真(別冊午前 No.24A)とエックス線写真(別冊午前 No.24B)とを別に示す。 歯周基本治療を行うこととなった。歯科医師から歯科保健指導を指示された。適切でないのはどれか。
1: 歯間部の清掃方法を指導する。
2: 鏡で自分の口腔内を観察させる。
3: ニコチン代替療法を選択させる。
4: 歯周病と喫煙との関係について説明する。
58歳の男性。上の奥歯がぐらついて食事がとりづらくなったことを主訴として来院した。半年前から上顎右側臼歯部に動揺があるという。全身疾患の既往歴はない。患者との会話を示す。 歯科衛生士:タバコが歯周病を悪化させることはご存知ですか。 患者:この前テレビでやってたのを見たよ。奥歯がぐらついてきたし、やっぱりタバコやめないとダメかなと思ってたところなんだ。 歯科衛生士:とてもよい気付きをされたと思います。禁煙するとしたら、いつぐらいから始めようと思っていますか。 患者:仕事も落ち着いてきたし、できれば今月中に始めようかなと思っているけど。 この患者の禁煙ステージはどれか。1つ選べ。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 実行期
次の文を読み、〔問題 90〕、〔問題 91〕に答えよ。 45歳の男性。歯の動揺を訴えて来院した。20歳から喫煙習慣があり、現在は1日40本喫煙している。本人には禁煙の意志がない。1日3回歯ブラシで口腔清掃を行っている。PCRは 39%である。口腔内写真(別冊午前 No.24A)とエックス線写真(別冊午前 No.24B)とを別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。
1: 上顎両側中切歯ーーー水平性歯槽骨吸収
2: 上顎右側側切歯ーーーフェストゥーン
3: 下顎右側側切歯ーーー歯肉退縮
4: 下顎左側中切歯ーーー歯肉クレフト
35歳の男性。定期健康診査で来院した。①冷たいものを食べると歯がしみるといっており、口腔を観察すると、②歯肉に退縮がみられた。③歯は朝食後と就寝前に磨いているという。いつものように磨いてもらうと、④歯ブラシを大きく横に動かしていた。Oデータはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。
1: SRP
2: PMTC
3: 歯肉マッサージ
4: フッ化物歯面塗布
70歳の女性。肺癌で入院加療中である。意識障害があり、常時口呼吸をしている。本人による口腔清掃は困難な状態であり、1日1回の口腔清掃を受けている。口腔周囲の写真(別冊午後 No.22A、B)を別に示す。歯科衛生士による口腔ケアで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 本人への声かけは必要ない。
2: 鼻カニューレは外して行う。
3: 口唇部を保湿してから行う。
4: 隣接面部に歯間ブラシを使用する。
65歳の男性。上顎癌のため放射線治療を受けている。口腔粘膜炎を発症したため、歯科医師から口腔衛生管理を行うよう指示された。口腔内写真(別冊 午後 No.37)と口腔内症状の表(別冊午後 No.38)を別に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: アイスマッサージの実施
2: 軟らかい歯ブラシの使用
3: キシロカイン含有含嗽剤の使用
4: 接触痛のある部位の清掃の回避
65歳の男性。歯肉の腫れを訴えて来院した。医師が処方した薬を服用してから顕著になったという。口腔内写真(別冊午前No.4)を別に示す。 疑われる内科疾患はどれか。
1: 高血圧
2: 骨粗鬆症
3: 脂質異常症
4: 慢性B型肝炎
37歳の男性。口臭を主訴として来院した。歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示を受けた。歯科衛生士業務記録の一部を以下に示す。 ・歯磨きは、朝晩2回している。 ・歯巻きの方法は、習ったことがない。 ・舌清掃は行ったことがない。 ・ブラーク付着PlI1.5 ・口蓋側歯肉にテンションリッジがみられた。 ・6年前に禁煙した。 ・BMI30 ・官能試験2 質問で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 熱いものをよく食べますか。
2: どのような時に口臭が気になりますか。
3: いびきをかくと家族から指摘されますか。
4: 仕事中にくいしばりをしていることがありますか。
55歳男性。歯周治療を希望して来院した。口腔内写真(別冊午後No.18)を別に示す。 ブラッシング指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシを併用する。
2: ローリング法を指導する。
3: 研磨性の高い歯磨剤を勧める。
4: 毛先の当て方を鏡で確認させる。
50歳の男性。歯周疾患検診で歯科受診を勧められ、来院したところ慢性歯周炎と診断された。 初診時のアセスメントでのSubjective dataはどれか。2つ選べ。
1: 喫煙状況
2: 歯の動揺度
3: 口腔清掃方法
4: 歯肉出血スコア
78歳の男性。定期健診のため来院した。歯科医師から口腔衛生指導を行うよう指示を受けた。口腔内写真(別冊午後 No.39)を別に示す。 上下顎補綴装置の清掃に共通するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯周ブラシ
2: タフトブラシ
3: スーパーフロス
4: スポンジブラシ
45歳の女性。定期健康診査を目的に来院した。歯科保健指導は5回目となる。指導時の会話を以下に示す。 歯科衛生士:自宅での歯磨きはいかがですか。 患者:教えていただいたように行えていると思います。最初1か月は、歯間ブラシを使うのは面倒でしたが、4か月経ってみると、使わないとすっきりしない気がします。 歯科衛生士:歯間ブラシは毎日使っていますか。 患者:はい。1日2回。昼食後と夕食後の歯磨きの時に使用しています。職場の人にも勧めているのですよ。 歯科衛生士:それはすばらしいです。このまま続けていけそうですね。 患者:はい。気持ちがよいので続けられると思います。 保健行動変容の段階はどれか。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 行動期
生活習慣と関連する疾患の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 喫煙ーーー歯周病
2: 飲酒ーーー肺気腫
3: 食生活ーーー脂質異常症
4: 運動習慣ーーーう蝕
健康日本21(第二次)の「歯・口腔の健康」の項目と目標値の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 20歳代における歯肉に炎症所見ーーー25%
2: 40歳代における進行した歯周炎ーーー40%
3: 60歳で24歯以上の自分の歯ーーー60%
4: 80歳で20歯以上の自分の歯ーーー50%
80歳の男性。家族から歯の付け根の白くなっているのが気になることを主訴として歯科訪問診療の依頼を受けた。進行性核上性麻痺により自宅療養中である。ADLは全介助、胃痩にて禁食状態であり、唾液誤嚥による反復性の誤嚥性肺炎に罹患している。患者のロ腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 適切な口腔衛生管理はどれか、2つ選べ。
1: 洗口の指導
2: フッ化物塗布
3: 超音波スケーラーの使用
4: 家族への歯面清掃法の指導