16歳の女子。上顎前歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、エナメル質に限局したう蝕と診断された。コンポジットレジン修復を行うことになったが、患者は重度の歯科恐怖症であり、特にタービンの音には敏感に反応するという。Er:YAGレーザーを用いて治療することになった。 治療前に行うのはどれか。2つ選べ。
1: 換気を確認する。
2: 診療室を暗くする。
3: 酸素吸入器を準備する。
4: 保護用ゴーグルを準備する。
65歳の男性。下顎左側第一大臼歯の痛みを主訴として来院した。30年前に治療を受けたという。1週前から一過性の冷水痛を自覚しているという。検査の結果、う蝕治療が行われることになった。口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。歯科医師より矢印で示す修復物を除去するので、水の入った密閉容器を準備するように指示を受けた。この修復物はどれか。1つ選べ。
1: 銀合金
2: コバルトクロム合金
3: 金銀パラジウム合金
4: 歯科用アマルガム合金
14歳の女子。上顎左側中切歯の歯冠破折を主訴として来院した。30分前に転倒したという。自発痛はないが、冷水痛を認めた。歯髄保存療法を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.6)を別に示す。 この治療で貼付するのはどれか。2つ選べ。
1: MTAセメント
2: 水酸化カルシウム製剤
3: 酸化亜鉛ユージノールセメント
4: HY剤配合カルボキシレートセメント
19歳の女性。冷水痛を訴えて来院した。下額左側第一大臼歯の実質欠損を認めるが自発痛はない。軟化象牙質を一部残して薬物を貼付し、経過を観察することとした。行った処置はどれか。
1: IPC法
2: 直接覆髄法
3: 間接覆髄法
4: 生活断髄法
28歳の女性。左側臼歯部の冷水痛を訴えて来院した。口腔内診査ではう蝕は認められない。エックス線撮影を行うことになった。適切と思われる撮影法はどれか。2つ選べ。
1: 咬翼法
2: 咬合法
3: 二等分法
4: ウォーターズ法
4歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。上顎乳前歯の多歯面う蝕と診断され、コンボジットレジン冠修復を行うこととした。治療に用いる器材(別冊午後No.13A)と使用器材に対して処理した写真(別冊午後No.13B)を別に示す。 この処理の目的はどれか。2つ選べ。
1: 切縁の位置確認
2: 気泡の混入防止
3: 試適時の落下防止
4: 余剩レジンの流出
上顎前歯V級窩洞のコンポジットレジン修復を行った。器具の写真(別冊午後No.21)を別に示す。 仕上げ研磨に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
33歳の女性。インレー修復物の合着を行うことになった。処置の手順を以下に、模型に試適したインレー修復物の写真(別冊午後 No.33)を別に示す。 咬合調整を行う時期はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
34歳の男性。上顎左側第一小臼歯の痛みを主訴として来院した。窩洞形成を行い間接修復することになった。窩洞形成後の口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。 印象採得に用いるのはどれか。
1: アルジネート印象材
2: シリコーンラバー印象材
3: 酸化亜鉛ユージノール印象材
4: モデリングコンパウンド印象材
46歳の女性。上顎右側小臼歯の変色を主訴として来院した。5年前にコンポジットレジン修復を受けたという。疼痛は認められない。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。 変色の原因として考えられるのはどれか。
1: 保持形態の不良
2: 窩洞外形の不備
3: 感染歯質の残存
4: 仕上げ研磨の不足
23歳の女性。下顎前歯部の審美障害を改善するためにオールセラミックジャケット冠を製作することになった。支持歯形成後の精密印象採得に使用するトレーの写真(別冊午後No.23)を別に示す。 使用する印象材はどれか。
1: 寒天
2: 石膏
3: シリコーンラバー
4: 酸化亜鉛ユージノール
コンポジットレジン修復の前準備を行った口腔内写真(別冊午後No.6)を別に示す。 この前準備の目的はどれか。2つ選べ。
1: 歯間の分離
2: 防湿の確保
3: 手術野の明示
4: 隣在歯の限定
38歳の女性。上顎左側第二小臼歯の冷水痛を訴えて来院した。う触の有無を検査することとなった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.4)を別に示す。考えられる検査はどれか。
1: 透照診
2: 歯髄電気診
3: レーザー蛍光強度測定
4: インピーダンス測定検査
上顎中切歯の歯頸部う蝕にコンポジットレジン修復を行っている口腔内写真(別冊午後No.7 A,B)を別に示す。 矢印の器具の使用目的はどれか。
1: 隔壁の保持
2: 歯肉の排除
3: 隣在歯の保護
4: 歯肉出血の防止
22歳の女性。う蝕治療を希望して来院した。検査の結果、下顎右側第一大臼歯咬合面の初期う蝕と診断され、コンポジットレジン修復を行うことになった。患者はタービンの音に恐怖を感じるという。歯科医師より準備を指示された機器の写真(別冊午後No.33A)と先端部の写真(別冊午後No.33B)を別に示す。適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 試照射する。
2: 換気を確認する。
3: 診療室を暗くする。
4: 防護用ゴーグルを準備する。
44歳の女性。上顎左側臼歯部の欠損を主訴として来院した。診断の結果、ブリッジを新製することになった。印象採得時に使用する器材の写真(別冊午後No.36A、B)を別に示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
1: 寒天印象材
2: シリコーンゴム印象材
3: モデリングコンパウンド
4: 酸化亜鉛ユージノール印象材
光重合型コンポジットレジン修復における積層充法の特徴はどれか。
1: 修復後の変色がない。
2: 処置時間を短縮できる。
3: 光照射時間を短縮できる。
4: 深部の重合率を向上できる。
小臼歯隣接面う蝕修復においてMinimalIntervention(MI)で推奨されるのはどれか。
1: メタルインレー
2: レジンインレー
3: 硬質レジン前装冠
4: コンポジットレジン充填
36歳の女性。臼歯部の鋭い自発痛を訴えて来院した。湿刺激および打診に対して強く反応する。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.5A)とエックス線写真(別冊午前 No.5B)とを別に示す。考えられる処置はどれか。
1: 間接覆髄法
2: 麻酔抜髄法
3: 生活歯髄切断法
4: アペキソゲネーシス
レジン系小窩裂溝塡塞の実施で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合調整は重合前に行う。
2: 酸処理後は白濁を確認する。
3: 重合後はフッ化物を塗布する。
4: 酸処理前にフッ化物配合研磨剤による歯面清掃を行う。