健康日本21(第二次)における歯・口腔の健康の目標設定の考え方を図に示す。 ①はどれか。
1: 歯科検診の受診者
2: 1日3回歯を磨く者
3: フッ化物配合歯磨剤使用者
4: ゆっくりよく噛んで食べる者
歯科衛生教育活動に用いる媒体(別冊午前No.28)を以下に示す。 利用する媒体と対象者の組合せで最適なのはどれか。2つ選べ。
1: ①ーーー小学1年の児童
2: ②ーーー保育園児の保護者
3: ③ーーー幼稚園児
4: ④ーーー中学校1年の生徒
小学5年生のサッカー教室に通う25組の親子に対して、食育関連の話をすることになった。対象者の特徴を以下に示す。 練習時間:土・日 8時〜11時 火・金 17時〜19時 食習慣:練習翌朝の欠食者が20名であった。 練習中、スポーッドリンク、麦茶の摂取をしている。 練習後、菓子バンやスナック菓子を摂取する者が数名いる。 ローレル指数:全体平均は標準である。 口腔内状況:第一小臼歯、第二小臼歯および第二大臼歯未萌出の者が多いため、咬み合わせは不安定である。 歯科衛生士の講話として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 間食の選択
2: 肥満と食事内容
3: 軟性食材と仕上げ磨き
4: 口腔状況とよく噛むことの必要性
1歳6か月児歯科健康診査におけるう蝕の罹患型の分類に影響する所見はどれか。2つ選べ。
1: 歯の清掃状態
2: 癒合歯の有無
3: 左右同歯種のう蝕の有無
4: 上下顎前歯部のう蝕の有無
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 この女児へ指導する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: チャーターズ法
3: スクラビング法
4: 1歯ずつの縦磨き法
幼稚園で4歳児20名の集団に対して歯科保健指導を実施することになった。実施計画の項目と内容との組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 現状把握ーーー歯科健康診断結果
2: 指導方法ーーー60分の講話
3: 使用媒体ーーーペープサート
4: 指導内容ーーーデンタルフロスの使用方法
8歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。上顎左側第一乳臼歯の歯髄処置後、乳歯既製金属冠を用いて修復した。処置後の口腔内写真(別冊午前 No.20)を別に示す。処置当日の注意点はどれか。1つ選べ。
1: 粘着性食品の制限
2: 装着直後の飲水制限
3: 夕食後の歯磨き制限
4: フッ化物配合歯磨剤使用の制限
乳児の保護者に対する適切な口腔保健指導はどれか。2つ選べ。
1: 授乳方法
2: 口腔習癖の指導
3: フッ化物洗口の推奨
4: 乳歯の萌出時期の説明
学校歯科健康診断の結果、GOと判定された者への対応はどれか。2つ選べ。
1: 口腔衛生指導
2: 歯石除去の推奨
3: う蝕処置の指示
4: 生活習慣の指導
48歳の女性。歯の動揺を訴えて来院した。歯周基本治療時の口腔内写真(別冊午後 No.5)を別に示す。矢印に示す処置の目的はどれか。
1: う蝕の予防
2: 咬合力の分散
3: 歯間部清掃性の向上
4: 象牙質知覚過敏の軽減
小児のう蝕予防で、フッ化物洗口と比較したフッ化物歯面塗布の特徴は どれか。1つ選べ。
1: 適応年齢が低い。
2: 方法が簡便である。
3: 保護者によって実施される。
4: 使用薬剤を薬局で購入できる。
「歯と口の健康週間」において、高校生を対象とした食生活に関する健康 教育の依頼を受けた。 指導目標として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 食べ方が心と体に影響を及ぼすことを理解する。
2: 初めての食材にも食べる意欲が持てるようにする。
3: 食べ物が生活習慣病に関係していることを理解する。
4: 前歯で噛み切り、奥歯でしっかり噛み砕くことができるようにする。
5歳の男児。歯科健康診査でう蝕の疑いがあり来院した。母親が付き添い、ユニットに座ったものの、歯科衛生士の声掛けに顔をそむけた。治療についてやさしく説明したところ、強く泣き極度の治療拒否行動を示した。フランクルの分類はどれか。1つ選べ。
1: 1度
2: 2度
3: 3度
4: 4度
4歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。フッ化物歯面塗布を受けた経験があるが、修復処置は初めてであるという。治療に協力的でスムースに終了できたので、シールを与えた。この対応はどれか。
1: TSD法
2: TEACCH法
3: レスポンスコスト法
4: トークンエコノミー法
学校保健統計調査(平成30年)による、むし歯のある者の割合の年齢変化を図に示す。グラフがN字曲線を呈する要因はどれか。1つ選べ。
1: 飲食習慣
2: 乳歯の交換
3: 歯口清掃習慣
4: フッ化物応用
保育所より依頼され、幼児の保護者へ間食指導を行うこととなった。指導に用いる図を示す。図から説明できる歯科保健指導の内容で適切なのはどれか。
1: 回数を減らす。
2: 時間を決める。
3: 粘着性食品を控える。
4: 非発酵性糖質の食品を選ぶ。
3歳7か月の男児。3歳児歯科健康診査の受診に保護者と訪れた。う蝕罹患型はA型で、歯列咬合に異常はなく、清掃不良「有」の判定であった。1歳6か月児歯科健康診査時では0₂の判定を受けていたが、歯科医院の受診はしていなかったという。 事後措置で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 小児科の受診を勧める。
2: 歯の清掃方法を指導する。
3: 虐待が疑われるので児童相談所へ通報する。
4: 歯科医院でう蝕の治療を受けるよう指導する。
10歳の女児。保護者から奥歯が上手に磨けないことを主訴として来院した。出生時から脳性麻痺の診断があり、日常生活は全介助で、緊張すると噛みしめてしまうという。歯科医師の診察でう蝕はなかったが、歯頸部に歯垢が付着していた。初診時の写真(別冊午後No.23)を別に示す。口腔衛生管理で保護者へ説明するのはどれか。2つ選べ。
1: 本人に口唇閉鎖を促すよう説明する。
2: 清掃時に用いる開口保持器具を紹介する。
3: 歯科医院での定期管理の必要性を説明する。
4: う蝕がないので適切に磨けていることを伝える。
12歳の男児。う蝕予防処置を目的に来院した。永久歯は第二大臼歯を除いてすべて萌出している。フッ化物歯面塗布を行うことになった。 この時期にフッ化物の効果が最も高いのはどれか。
1: 中切歯
2: 側切歯
3: 第二小臼歯
4: 第一大臼歯