5歳の男児。下顎左側第二乳臼歯のう蝕治療のため保護者と来院した。 う蝕象牙質の除去中に露髄がみられたため、生活歯髄切断法を行うことになった。 歯髄切断後に貼付するのはどれか。
1: 水酸化カルシウム
2: ホルマリンクレゾール
3: グラスアイオノマーセメント
4: 酸化亜鉛ユージノールセメント
20歳の女性。矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真(別冊午後 No.40) を別に示す。 歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。
1: 口腔洗浄器
2: タフトブラシ
3: スポンジブラシ
4: デンタルフロス
45歳の女性。19歳の時に1型糖尿病を発症し加療中である。通常、朝食を午前8時、昼食を12時に摂っているという。次回、下顎右側第一大臼歯を抜歯することになった。 適切な予約時間はどれか、2つ選べ。
1: 午前9時
2: 午前11時
3: 午後1時
4: 午後3時
30歳の女性。定期健康診査を目的として来院した。初診時の歯垢染色後の写真(別冊午後 No.28)を別に示す。この歯のPHPスコアはどれか。1つ選べ。
1: 0
2: 1
3: 2
4: 3
上顎右側中切歯の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。歯周組織検査の結果、ブロービングデプス、アタッチメントレベルともに2mmであった。口腔内写真に参考となる測定値を示す。臨床的付着歯肉幅はどれか。
1: 2mm
2: 3mm
3: 4mm
4: 5mm
67歳の男性。舌癌により舌根部を除く舌体を切除し、皮弁で再建している。傷が落ち着いてきたのでそろそろ食事を開始したいとのことである。口腔内写真(別冊午後 No.24)を別に示す。 疑われるのはどれか。2つ選べ。
1: 先行期障害
2: 準備期障害
3: 口腔期障害
4: 咽頭期障害
70歳の女性。下顎部分床義歯の落下による義歯床破折修理を希望して来院した。正中部で破折するまでは、適合性に問題はなく快適に使用していたという。修理後の義歯粘膜面の写真(別冊午後 No.12)を別に示す。義歯床内に埋入されている金属線を使用した目的はどれか。1つ選べ。
1: 強度の向上
2: 自浄性の向上
3: 弾力性の向上
4: 適合性の向上
63歳の男性。下顎舌側の膨隆を気にして来院した。口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。エックス線撮影を行うことになった。 適切と考えられる撮影法はどれか。
1: 咬合法
2: 平行法
3: 咬翼法
4: ウォーターズ法
76歳の男性。咀嚼困難のため訪問診療を依頼された。要介護度4で在宅療養中である。口腔周囲に触れるとくいしばりが強くなるため、診療に支障がある。最初に行うのはどれか。1つ選べ。
1: 脱感作療法
2: 冷圧刺激法
3: 筋刺激訓練法
4: 軟口蓋挙上訓練法
80歳の女性。部分床義歯の印象採得のため個人トレーを作製した。模型の写真A(別冊午後No.23 A)と個人トレーの写真B(別冊午後No.23 B)を別に示す。 模型に適合するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
9歳の男児。顎裂部の矯正歯科治療を目的に紹介され来院した。両側唇口蓋裂で、生後4か月児に口唇形成術。1歳6か月時に口蓋形成術を受けたという。現在は両側顎裂を認める。術前の口腔内写真(別冊午前No.10)を別に示す。 考えられる手術はどれか。2つ選べ。
1: 骨移植術
2: 小帯切除術
3: 瘻孔閉鎖術
4: 骨隆起除去術
67歳の女性。左舌癌の切除再建術後3週で、主治医より退院後の口腔衛生管理を依頼された。まだ創部がしみるという。来院時の口腔内写真(別冊午前No.22)を別に示す。口腔衛生管理を行うにあたり考慮するのはどれか。2つ選べ。
1: 鼻呼吸
2: 体脂肪率
3: 舌の可動域
4: 患者の心理状態
85歳の男性。全部床義歯の咬合採得を行うことになった。器材の写真(別冊午後 No.35)を別に示す。使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
61歳の男性。下顎小臼歯欠損のため、補綴装置を製作した。口腔内写真(別冊午前No.21A)と補綴装置の写真(別冊午前No.21B)とを別に示す。装着に適しているのはどれか。
1: レジンセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: 酸化亜鉛ユージノールセメント
58歳の男性。舌の異常を訴えて来院した。口腔内写真(別冊午後 No.8)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 溝状舌
2: 白板症
3: 真菌感染症
4: ハンター舌炎
35歳の男性。下顎左側第一小臼歯の側方加圧根管充填を行うことになった。使用する器具と材料の写真(別冊午後 No.50)を別に示す。 根管内にシーラーを送り込むために使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
11歳の女児。学校歯科健康診断で歯科医院の受診を勧められて来院した。歯科医院での口腔内診査を別に示し、歯垢染色後の口腔内写真(別冊午前No.24)を示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 要観察歯の磨き方を指導する。
2: う蝕になるリスクが低いことを説明する。
3: 口腔内が永久歯列に交換したことの重要性を説明する。
4: 自宅で定期的に歯垢染色して磨き残しを確認することを勧める。
15 歳の女子。矯正歯科治療中でマルチブラケット装置を装着している。アーチワイヤーを交換することになった。歯科医師よりレクタンギュラーワイヤーを準備するよう指示があった。ワイヤーの断面を図に示す。正しいのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
66歳の女性。食事が飲み込みにくいことを主訴として来院した。口腔機能の低下が疑われたため、口腔機能精密検査を行った。検査に用いた器具の写真(別冊午前 No.33A)と検査実施時の写真(別冊午前 No.33 B)を別に示す。 検査内容はどれか。1つ選べ。
1: 舌圧
2: 舌運動
3: 口腔湿潤度
4: 口腔衛生状態
29歳の男性。右側下頻部の腫脹と疼痛を訴えて来院した。3週前から同部の腫脹に気付いていたが3日前から腫脹が増大し、自発痛も強くなったという。 同部は触診によって波動を触知した。白血球数は10,000/μLであった。初診時の写真(別冊午前No.12 A)と処置直後の写真(別冊午前No.12 B)を別に示す。 矢印で示す材料の目的はどれか。
1: 止血効果
2: 細菌検査
3: 術後浮腫防止
4: 排膿路の確保