68歳の女性。上顎前歯部の一過性の冷水痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.6)を別に示す。適切と考えられる処置はどれか。2つ選べ。
1: フッ化物歯面塗布
2: ラミネートベニア修復
3: コンポジットレジン修復
4: グラスアイオノマーセメント修復
72歳の女性。右側頬粘膜の痛みを主訴として来院した。4年前に義歯を破損したが使用しないまま放置していたという。高血圧症のため降圧薬を服用しているがそれ以外の全身的特記事項はない。検査の結果、扁平上皮癌と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.2)を別に示す。考えられる原因はどれか。1つ選べ。
1: 免疫異常
2: 機械的刺激
3: 薬の副作用
4: ウイルス感染
60歳の女性。下顎左側臼歯部の疼痛を訴えて来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周治療が行われた。歯周外科治療後の口腔内写真(別冊午後No.28A)と口腔機能回復治療後の口腔内写真(別冊午後No.28B)を別に示す。SPT時に矢印で示した部位に使用するグレーシータイプキュレットはどれか。2つ選べ。
1: # 7
2: # 8
3: #11
4: #12
53歳の女性。下顎左側臼歯部の修復物脱落と軽度の冷水痛とを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。本症例にメタルインレー修復を施すこととした。 最初に準備する器具はどれか。
1: ラウンドバー
2: ホワイトポイント
3: カーボランダムポイント
4: ジンジバルマージントリーマー
24歳の女性。下顎左側埋伏智歯部の痛みと腫れを主訴として来院した。診察の結果、抜歯を行うことになった。器具とその先端の写真(別冊午前 No.36)を別に示す。 粘膜骨膜弁の翻転に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
55歳の男性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。歯根破折が認められたため、局所麻酔下に近心頬側根の抜歯が行われたところ、抜歯窩からの持続的出血を認めたため、止血剤を抜歯窩に挿入した。揮入後の口腔内写真(別冊午後No.16)を別に示す。止血のために使用できるのはどれか。2つ選べ。
1: 酸化セルロース
2: トラネキサム酸
3: ゼラチンスポンジ
4: 塩化ベンゼトニウム
25歳の男性。下顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として母親と来院した。 患者は知的障害があり精神年齢が12歳程度であることが母親から告げられた。 検査の結果、歯髄炎と診断され抜髄処置を行うことになった。歯科医師より治療の内容を患者と母親に説明するよう指示された。 説明に際し留意する点はどれか。2つ選べ。
1: 抽象的な表現を多く使う。
2: 患者の実年齢にあった態度で接する。
3: 理解が得られるように繰り返し説明する。
4: 母親にも患者の精神年齢に応じた言葉で説明する。
38歳の女性。上顎左側第一大臼歯の一過性の冷水痛を訴えて来院した。5年前にコンポジットレジン修復処置を受けたという。隣接面にう蝕はみられず自発痛と打診痛もない。診察の結果、再修復を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.4)を別に示す。コンポジットレジン修復時に必要なのはどれか。2つ選べ。
1: ウェッジ
2: 光照射器
3: マトリックス
4: シェードガイド
16歳の男子。上顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。1年前からう蝕に気づいていたが放置していたところ、1週前から咀嚼時に疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5A)とエックス線写真(別冊午前No.5B)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 歯根肉芽腫
2: 上行性歯髄炎
3: 急性化膿性歯髄炎
4: 慢性増殖性歯髄炎
65歳の男性。下顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。既往歴として慢性閉塞性肺疾患があるという。急性化膿性歯髄炎と診断され、局所麻酔下にて抜髄が行われることになった。処置中に患者に装着した機器の写真(別冊午後No.17)を別に示す。測定しているのはどれか。2つ選べ。
1: 脈拍
2: 脈圧
3: 収縮期血圧
4: 経皮的動脈血酸素飽和度
54歳の男性。上顎右側第一大臼歯の拍動性の疼痛を主訴として来院した。急性化膿性根尖性歯周炎と診断され、感染根管治療が行われたところ、多量の排膿と出血が認められた。処置中の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。処置後に行う仮封の方法で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: レジン系仮封材による単一仮封
2: サンダラック綿球による穿通仮封
3: カルボン酸系セメントによる単一仮封
4: ストッピングと酸化亜鉛ユージノールセメントによる二重仮封
38歳の女性。下顎右側臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。小臼歯および大臼歯にう蝕を認めたため問接修復を行うことになった。完成した修復物の写真(別冊午後No.5)を別に示す。合着に適するセメントはどれか。
1: レジンセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: グラスアイオノマーセメント
34歳の男性。歯肉の疼痛を訴えて来院した。3日前から歯肉に強い自発痛と接触痛を感じているという。現症として38.2℃の発熱と強い口臭を示した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 薬物性歯肉増殖症
2: 慢性剥離性歯肉炎
3: アレルギー性歯肉炎
4: 壊死性潰瘍性歯周炎
47歳の女性。歯周治療後のメインテナンス時の口腔内写真(別冊午前 No.7 A、B、C)と歯周組織検査結果(別冊午前 No.8)とを別に示す。対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: PTC
2: 臼歯部の清掃指導
3: 歯周ポケット掻爬
4: 局所薬物配送システムの応用
51歳の男性。上顎左側側切歯に対し慢性根尖性歯周炎の診断のもと、根管治療を繰り返していたが、根管からの滲出液が止まらないことから外科的処置を行うことになった。術中の写真(別冊午後No.5)を別に示す。この処置はどれか。 別冊 午後 No.5写真
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬術
3: 根尖切除術
4: ヘミセクション
2歳1か月の男児。来院2時間前に転倒し、上顎右側乳中切歯が陥入したという。特に痛みの訴えはない。 エックス線検査の結果、歯根の破折などは見られない。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.10)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 経過観察
2: 抜髄
3: 再植
4: 抜歯
32歳の女性。上顎右側臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。検査のためにデンタルエックス線写真を撮影した。歯科医師よりエックス線フィルムの現像を指示され、自動現像機を使用して現像したところ、写真(別冊午後No.30)に示すようなフィルムが現像された。 原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 現像液の劣化
2: 照射時間の不足
3: 現像液の高温化
4: フィルムの光漏れ
26歳の女性。上顎左側第一大臼歯抜去のため水平位で浸潤麻酔を行ったところ、めまい、脱力感を訴えた。颜面着白、冷汗を認め、血圧70/50 mmHg、脈拍数50回/分であった。適切な対応はどれか。
1: 起座位にする。
2: 冷罨法をする。
3: 下肢を举上する。
4: 呼気を再吸入させる。
46歳の女性。口腔の乾燥と歯肉の腫脹を訴え来院した。初診時の口蓋側面観の口腔内写真(別冊午前 NO.5)を別に示す。矢印が示す徴候の原因で考えられるのはどれか。
1: 口呼吸
2: 食片圧入
3: 外傷性咬合
4: 不適切なブラッシング
48歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。初診時医療面接での会話を示す。 下線部分で「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④