65歳の男性。歯の着色を主訴として来院した。20歳頃から40年以上喫煙しているという。慢性歯周炎と診断され、歯周治療を開始することになった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.30)、歯周組織検査およびO'LearyのPCRの一部の図(別冊午後 No.31A、B)を別に示す。 歯科衛生士が行う処置で、主訴の改善が期待できるのはどれか。2つ選べ。
1: SRP
2: PMTC
3: 歯肉マッサージ
4: フッ化物歯面塗布
2歳の男児。転倒により上顎乳前歯を完全脱白した。受傷後30分で来院したので緊急に処置を行うことになったが体動が著しい。この患児に対して行うべき対応法はどれか。
1: 抑制法
2: TSD法
3: モデリング法
4: ハンドオーバーマウス法
令和元年国民健康・栄養調査における生活習慣調査票「歯・口腔の健康に関する状況」の年齢階級別結果を図に示す。 ①はどれか。1つ選べ。
1: 何でもかんで食べることができる。
2: お茶や汁物などでむせることがある。
3: 左右両方の奥歯でしっかりかみしめられない。
4: 半年前に比べて固いものがたべにくくなった。
25歳の男性。下顎右側第一大臼歯の自発痛を主訴として母親と来院した。 患者は知的障害があり精神年齢が12歳程度であることが母親から告げられた。 検査の結果、歯髄炎と診断され抜髄処置を行うことになった。歯科医師より治療の内容を患者と母親に説明するよう指示された。 説明に際し留意する点はどれか。2つ選べ。
1: 抽象的な表現を多く使う。
2: 患者の実年齢にあった態度で接する。
3: 理解が得られるように繰り返し説明する。
4: 母親にも患者の精神年齢に応じた言葉で説明する。
30歳の女性。定期健康診査を目的として来院した。初診時の歯垢染色後の写真(別冊午後 No.28)を別に示す。この歯のPHPスコアはどれか。1つ選べ。
1: 0
2: 1
3: 2
4: 3
3歳児の口腔模型の観察で確認できるのはどれか。2つ選べ。
1: 霊長空隙
2: 歯冠歯根比
3: ターミナルプレーン
4: リーウェイスペース
歯科衛生士業務の写真(別冊午前 No.3)を別に示す。 歯科予防処置はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
8歳の女児。歯科治療中に意識がなくなり、呼吸が停止し、脈の触知ができなくなった。一次救命処置を2人で行うことになった。胸骨圧迫と人工呼吸の回数はどれか。
1: 15回に1回
2: 15回に2回
3: 30回に1回
4: 30回に2回
40歳の男性。6か月に一度の定期歯科健診のため来院した。通院開始から3年間、喫煙による悪影響と、禁煙のメリットについて説明してきた。今回初めて禁煙を考え、1か月以内に開始したいという。現在は、1日20本吸っており、20年間の喫煙経験がある。 この男性の禁煙ステージはどれか。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 実行期