10歳の女児。口唇の異常を主訴として来院した。3日前に気付いたが痛みはないという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。 下線部分で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
7歳の女児。小学校での保健指導で担任から相談を受けた。女児は給食で口にした食物を詰め込むことが多くなり、何度か窒息しそうになったという。全身疾患は特に無い。口腔内写真(別冊午後No.20)を別に示す。 担任に対する適切な助言はどれか。2つ選べ。
1: ペースト食に変更したほうが良いです。
2: 摂食嚥下の専門外来を受診すると良いです。
3: 歯科医院で子供用の入れ歯を作ると良いです。
4: 前歯が生えるまで食物を小さくして食べると良いです。
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 唇面に古いプラークが最も多く観察されるのはどれか。
1: 上顎左側中切歯
2: 上顎左側側切歯
3: 下顎左側中切歯
4: 下顎左側側切歯
2歳1か月の男児。来院2時間前に転倒し、上顎右側乳中切歯が陥入したという。特に痛みの訴えはない。 エックス線検査の結果、歯根の破折などは見られない。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.10)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 経過観察
2: 抜髄
3: 再植
4: 抜歯
8歳の女児。前歯の咬み合わせの異常を訴えて来院した。初診時のエックス線写真(別冊午後No.12)を別に示す。この検査の目的はどれか。2つ選べ。
1: 下顎偏位の検査
2: 乳歯歯根の吸収度の観察
3: 下顎骨の成長方向の判定
4: 上顎中切歯の唇舌的傾斜の評価
10歳の女児。前歯で食物を咬み切れないことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.19)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 咬唇癖
2: 舌突出癖
3: 小帯の異常
4: 乳歯の早期喪失
次の文を読み、〔問題 85〕、〔問題86〕に答えよ。 9歳の女児。定期健康診査を希望して来院した。歯科保健指導を行うにあたり、2色性の歯垢染色剤を用いて染め出した。染め出し後の口腔内写真(別冊午後 No.20)を別に示す。 この女児へ指導する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: チャーターズ法
3: スクラビング法
4: 1歯ずつの縦磨き法
8歳の男児。自閉スペクトラム症であるという。小児歯科外来で歯科衛生士が口腔清掃を行っている場面の写真(別冊午後No.24)を別に示す。患児が口腔清掃中にヘッドホンにより遮断しているのはどれか。2つ選べ。
1: 指示
2: 説明
3: 子どもの泣き声
4: 治療用機器の音
6か月の乳児。保育園で保護者を対象とした歯科保健指導で口腔清掃方法について質問を受けた。保護者は口腔清掃をまだ何もしていないという。全身疾患や口腔粘膜の異常はない。口腔内写真(別冊午前No.21)を別に示す。 適切な助言はどれか。2選べ。
1: 就寝前に歯ブラシで磨いてください。
2: 小さいなおもちゃをしゃぶらせましょう。
3: ガーゼで汚れを拭う準備を始めましょう。
4: 指で口の中を触れることに慣れさせましょう。
1歳の女児。母親とともに定期歯科健康診査のため来院した。口腔内診査の結果、歯肉は健康であったが歯垢の軽度付着が認められた。保護者から仕上げ磨きに適した歯ブラシについて質問を受けた。歯ブラシの写真(別冊午前 No.21)を別に示す。 推奨するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
12歳の男児。定期健康診査で来院した。来院時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。矢印が示す部位の清掃に適するのはどれか。1つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: タフトブラシ
3: ラバーチップ
4: デンタルフロス
幼稚園で4歳児20名の集団に対して歯科保健指導を実施することになった。実施計画の項目と内容との組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 現状把握ーーー歯科健康診断結果
2: 指導方法ーーー60分の講話
3: 使用媒体ーーーペープサート
4: 指導内容ーーーデンタルフロスの使用方法
4歳の男児。下顎左側乳切歯の形の違いを気にして来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.13A)とエックス線写真(別冊午前No.13B)を別に示す。 歯の形態異常はどれか。
1: 栓状歯
2: 双生歯
3: 癒合歯〈融合歯〉
4: ハッチンソンの歯
小学校の養護教諭より、小学6年生の児童を対象とした歯と口の健康に関する健康教育の依頼を受けた。適切な取組みはどれか。2つ選べ。
1: 学校内で完結する内容にする。
2: 歯科衛生士主導で授業を行う。
3: 生活習慣に関する具体的内容を取り上げる。
4: 「歯と口の健康週間」など社会的行事を関連させる。
4歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。同年齢の小児が治療を受けている様子を見学させながら、これからの治療の流れを説明した。行った対応はどれか。
1: モデリング法
2: フラッディング法
3: トークンエコノミー法
4: ハンドオーバーマウス法
5歳の男児。外傷による歯の破折を主訴として来院した。上顎両側乳中切歯の抜歯を行うために浸潤麻酔を行うことになったが、号泣して体動がある。 注射筒を受け渡す経路を図の①~④に示す。 適切なのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
8歳の男児。口唇の突出を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.16)を別に示す。Angleの不正咬合の分類はどれか。1つ選べ。
1: Ⅰ級
2: Ⅱ級1類
3: Ⅱ級2類
4: Ⅲ級
3歳の女児。歯の形の異常を訴えて来院した。口腔内写真(別冊午前 No.17)を別に示す。正しいのはどれか。
1: 切歯結節
2: 中心結節
3: エナメル滴
4: カラベリー結節
8歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。上顎左側第一乳臼歯の歯髄処置後、乳歯既製金属冠を用いて修復した。処置後の口腔内写真(別冊午前 No.20)を別に示す。処置当日の注意点はどれか。1つ選べ。
1: 粘着性食品の制限
2: 装着直後の飲水制限
3: 夕食後の歯磨き制限
4: フッ化物配合歯磨剤使用の制限
16歳の男子。歯肉の違和感を主訴として来院した。診査の結果、う蝕は認められず、最深部のプロービング深さは4mmであった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。最初に行うのはどれか。
1: スケーリング
2: 歯間ブラシの指導
3: ブラッシング指導
4: ルートプレーニング