15歳の男子。う蝕治療を希望して来院した。デュシェンヌ型筋ジストロフィーで歩行困難である。この疾患の口腔内の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 開咬
2: 巨舌
3: 過剰歯
4: 歯列弓狭窄
5歳の男児。う蝕予防を目的として保護者と来院した。う蝕はなく、ブラッシング状況も良好であるため、フッ化物によるう蝕予防を勧めることになった。 適切な対応はどれか。
1: フッ化物歯面塗布
2: フッ化ジアンミン銀塗布
3: フッ化物バーニッシュ塗布
4: 1,450ppmFフッ化物配合歯磨剤利用の推奨
3歳児歯科健康診査において、下顎前歯部のみにう蝕がみられた。う蝕罹患型はどれか。
1: A型
2: B型
3: C1型
4: C2型
小学校の養護教諭より、小学6年生の児童を対象とした歯と口の健康に関する健康教育の依頼を受けた。適切な取組みはどれか。2つ選べ。
1: 学校内で完結する内容にする。
2: 歯科衛生士主導で授業を行う。
3: 生活習慣に関する具体的内容を取り上げる。
4: 「歯と口の健康週間」など社会的行事を関連させる。
24歳の女性。下顎左側埋伏智歯部の痛みと腫れを主訴として来院した。診察の結果、抜歯を行うことになった。器具とその先端の写真(別冊午前 No.36)を別に示す。 粘膜骨膜弁の翻転に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
70歳の男性。上全部床義歯の紛失による咀嚼障害を主訴として来院した。上顎精密印象採得後の写真(別冊午後 No.11)を別に示す。丸で囲んだ部分の解剖学的指標はどれか。1つ選べ。
1: 口蓋小窩
2: 上唇小帯
3: 切歯乳頭
4: 翼突下顎ヒダ
30歳の男性。矯正歯科治療のため来院した。前科医師から口腔衛生管理を行うよう指示を受けた。う蝕リスクの評価結果を図に示す。 推奨するのはどれか。2つ選べ。
1: 代用甘味料
2: 小窩裂溝塡塞
3: 口腔保湿スプレー
4: 1,450ppmF配合歯磨剤
乳児の保護者に対する適切な口腔保健指導はどれか。2つ選べ。
1: 授乳方法
2: 口腔習癖の指導
3: フッ化物洗口の推奨
4: 乳歯の萌出時期の説明
64歳の女性。口を閉じることができないと訴えて来院した。食事中に突然咬めなくなったという。左側顎関節脱臼と診断され徒手整復を行うことになった。エックス線写真(別冊午後No.10)を別に示す。下顎頭を誘導する正しい方向はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
31歳の女性。上顎右側第一大臼歯の食片圧入を主訴として来院した。自発痛はなく、軽度の冷水痛が認められた。コンポジットレジン修復が行われることになった。う蝕罹患歯質を除去するにあたり、歯科医師よりプレウェッジテクニックの準備を指示された。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.32A)と器具の写真(別冊午前 No.32B)を別に示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
60歳の男性。下顎左側大臼歯部の歯質欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。下顎左側第一大臼歯に対して全部金属冠による治療が行われた。上下顎印象採得後に行った操作時の写真(別冊午前No.12A)と操作後の写真(別表冊午前No.12B)を別に示す。この操作でわかるのはどれか。1つ選べ。
1: 筋機能
2: 咬合力
3: 顎間関係
4: 咀嚼機能
28歳の女性。歯肉の違和感を主訴として来院した。6か月前から自覚していたが放置していたという。口腔内写真(別冊午前No.26)を別に示す。認められるのはどれか。2つ選べ。
1: クレフト
2: 歯肉からの出血
3: 辺縁歯肉の腫脹
4: 歯肉縁上歯石の付着
55歳の男性。メインテナンスのため来院した。歯科医師より歯面研磨の指示を受けた。口腔内写真(別冊午後No.29)を別に示す。使用する器具・器材はどれか。2つ選べ。
1: 研磨用ディスク
2: スーパーフロス
3: シリコーンポイント
4: ポリッシングブラシ
45歳の女性。定期健康診査を目的に来院した。歯科保健指導は5回目となる。指導時の会話を以下に示す。 歯科衛生士:自宅での歯磨きはいかがですか。 患者:教えていただいたように行えていると思います。最初1か月は、歯間ブラシを使うのは面倒でしたが、4か月経ってみると、使わないとすっきりしない気がします。 歯科衛生士:歯間ブラシは毎日使っていますか。 患者:はい。1日2回。昼食後と夕食後の歯磨きの時に使用しています。職場の人にも勧めているのですよ。 歯科衛生士:それはすばらしいです。このまま続けていけそうですね。 患者:はい。気持ちがよいので続けられると思います。 保健行動変容の段階はどれか。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 行動期
11歳の男児。歯の形を気にして来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.12)を別に示す。 矢印で示す形態異常はどれか。
1: 臼傍結節
2: 中心結節
3: 基底結節
4: 臼歯結節
36歳の女性。臼歯部の鋭い自発痛を訴えて来院した。湿刺激および打診に対して強く反応する。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.5A)とエックス線写真(別冊午前 No.5B)とを別に示す。考えられる処置はどれか。
1: 間接覆髄法
2: 麻酔抜髄法
3: 生活歯髄切断法
4: アペキソゲネーシス
55歳の男性。下顎右側臼歯部の歯肉からの出血を訴えて来院した。1か月前から自覚していたが痛みがないためそのままにしていたという。歯周組織検査の結果、検査器具の先端が舌側まで貫通しているのが確認できた。歯周組織検査時の口腔内写真(別冊午後No.7)を別に示す。貫通部位の清掃に有効なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシ
2: 口腔洗浄器
3: ラバーチップ
4: スーパーフロス
58歳の男性。慢性歯周炎によって上顎右側第二大臼歯の抜歯をすることになり、歯科医師から抜歯鉗子を準備するよう指示があった。器具の写真(別冊午後No.24)を別に示す。 正しいのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
76歳の男性。咀嚼困難のため訪問診療を依頼された。要介護度4で在宅療養中である。口腔周囲に触れるとくいしばりが強くなるため、診療に支障がある。最初に行うのはどれか。1つ選べ。
1: 脱感作療法
2: 冷圧刺激法
3: 筋刺激訓練法
4: 軟口蓋挙上訓練法
次の文を読み、〔問題 88〕、〔問題 89〕 に答えよ。 上顎乳歯の唇側歯頭部に歯質の脱灰と一部実質欠損が認められた。「保護者の記録」の記載をふまえ、保護者へ行う歯科保健指導の内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯科医院の受診を勧める。
2: ガーゼによる歯の清拭を指導する。
3: 食事や間食を規則正しくとるよう指導する。
4: 哺乳ビンの使用はお茶の飲用に限るよう指導する。