58歳の男性。上の奥歯がぐらついて食事がとりづらくなったことを主訴として来院した。半年前から上顎右側臼歯部に動揺があるという。全身疾患の既往歴はない。患者との会話を示す。 歯科衛生士:タバコが歯周病を悪化させることはご存知ですか。 患者:この前テレビでやってたのを見たよ。奥歯がぐらついてきたし、やっぱりタバコやめないとダメかなと思ってたところなんだ。 歯科衛生士:とてもよい気付きをされたと思います。禁煙するとしたら、いつぐらいから始めようと思っていますか。 患者:仕事も落ち着いてきたし、できれば今月中に始めようかなと思っているけど。 この患者の禁煙ステージはどれか。1つ選べ。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 実行期
小学校低学年を対象とした集団歯科保健指導を行うことになった。 留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
1: 歯周炎
2: 歯の交換
3: 口腔の外傷
4: 第一小臼歯のう蝕
28歳の男性。術後処置のため来院した。7日前に下顎左側水平埋伏智歯の抜歯術を受け、術後経過に異常はなかったという。創部の状態は良好で、抜糸をすることになった。器具の写真(別冊午後No.9)を別に示す。 準備するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
4歳の男児。食事中の口腔内の痛みを主訴として来院した。4日前に発熱したが現在は解熱しており、口腔内外に水疱がみられる。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.19A)と手、足の写真(別冊午後 No.19B、C)を別に示す。原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: アデノウイルス
2: エンテロウイルス
3: ムンプスウイルス
4: コクサッキーウイルス
次の文を読み、〔問題 47)、[問題 48)に答えよ。 80歳の男性。上顎左側犬歯相当部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。7年前に上下顎全部床義歯を製作し、2年前から徐々に粘膜部が増殖してきたが、疼痛を認めなかったため、義歯は使用し続けていたという。最近になり、食事時に疼痛を認めるようになったという。義歯性線維症と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12)を別に示す。 丸印で示した患部の原因として考えられるのはどれか。
1: 骨鋭緑
2: 床用材料
3: 義歯床縁の不良
4: 人工歯排列の不良
検査時の口腔内写真(別冊午後No.4)を別に示す。 得られる情報はどれか。
1: 隣接面う蝕
2: 歯髄の生死
3: 歯の動揺度
4: 歯のインピーダンス
3歳児歯科健康診査の受診者10名の結果を表に示す。う蝕罹患型A型の割合はどれか。
1: 10%
2: 20%
3: 30%
4: 40%
下顎左側第一大臼歯の治療時における「ヘッドレスト」と「ライトの照射位置」とを図に示す。術者の位置は、12時である。正しいのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
40歳の女性。上顎左側側切歯の支台築造予定歯に軟化象牙質が残存していた。メタルコアの窩洞形成を行うときに準備する器具はどれか。2つ選べ。
1: レンツロ
2: 根管バー
3: ラウンドバー
4: インバーテッドコーンバー
上顎前歯部の支台歯形成終了後、治療に用いた装置の写真(別冊午後No.15)を別に示す。本装置の目的はどれか。2つ選べ。
1: 色調の選択
2: 支台歯の保護
3: 審美性の確保
4: 精密印象の採得