25歳の女性。下顎右側臼歯部の痛みを主訴として来院した。歯科医師よりう蝕の確認のための口内法エックス線写真撮影の準備を指示された。頭部固定の図を示す。考えられる撮影法はどれか。2つ選べ。
1: 咬翼法
2: 咬合法
3: 二等分法
4: Waters撮影法
51歳の女性。下顎右側前歯の動揺を訴えて来院した。下顎右側側切歯遠心部に深い歯周ポケットを認めた。歯周基本治療後、同部に歯周外科処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午後No.6A)、不良肉芽組織除去後の航空写真(別冊午後No.6B)及び縫合直前の口腔内写真(別冊午後No.6C)を別に示す。この手術で再生するのはどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨
2: 象牙質
3: エナメル質
4: セメント質
60歳の男性。下顎左側大臼歯部の歯質欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。下顎左側第一大臼歯に対して全部金属冠による治療が行われた。上下顎印象採得後に行った操作時の写真(別冊午前No.12A)と操作後の写真(別表冊午前No.12B)を別に示す。この操作でわかるのはどれか。1つ選べ。
1: 筋機能
2: 咬合力
3: 顎間関係
4: 咀嚼機能
54歳の男性。上顎右側の疼痛を訴えて来院した。上顎右側前歯部歯槽膿瘍と診断された。術中写真(別冊午前No.6)を別に示す。この目的はどれか。2つ選べ。
1: 原因歯の確認
2: 咀嚼障害の確認
3: 内容液の性状確認
4: 腫瘍腔の位置確認
54歳の男性。上顎右側第一大臼歯の拍動性の疼痛を主訴として来院した。急性化膿性根尖性歯周炎と診断され、感染根管治療が行われたところ、多量の排膿と出血が認められた。処置中の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。処置後に行う仮封の方法で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: レジン系仮封材による単一仮封
2: サンダラック綿球による穿通仮封
3: カルボン酸系セメントによる単一仮封
4: ストッピングと酸化亜鉛ユージノールセメントによる二重仮封
38歳の男性。下顎の痛みと咬み合わせの異常を主訴として来院した。2日前に運動中に転倒し下顎部を強打したという。非観血的治療後の口腔内写真(別冊午前 No.14) を別に示す。用いられている材料はどれか。2つ選べ。
1: 金属線
2: 床副子
3: 線副子
4: ミニプレート
56歳の女性。下顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。1週前より症状が継続しているという。歯周組織検査結果の一部を表に示す。得られた情報はどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨吸収が存在する。
2: 頬舌方向へ0.6mm程度動く。
3: 歯肉退縮幅は1~2mmである。
4: 根分岐部の組織破壊は歯冠幅径の1/3である。
60歳の女性。歯肉からの出血を訴えて来院した。歯周基本治療で局所麻酔下にて歯周ポケット掻爬を行った。処置直後の写真(別冊午後 No.26)を別に示す。麻酔効果の消失後、出現すると考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 構音障害
2: 拍動性の疼痛
3: 歯根膜腔の拡大
4: 象牙質知覚過敏症
53歳の女性。下顎左側臼歯部の修復物脱落と軽度の冷水痛とを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。本症例にメタルインレー修復を施すこととした。 最初に準備する器具はどれか。
1: ラウンドバー
2: ホワイトポイント
3: カーボランダムポイント
4: ジンジバルマージントリーマー
50歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。完成した下顎右側第一大臼歯部の歯冠補綴装置の写真(別冊午後No.9A)と装着手順の写真(別冊午後No.9B)を別に示す。支台歯との適合に関わる検査はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
28歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜歯を行った。帰宅後に抜歯窩からの出血が止まらないため再度来院した。診察の結果、止血処置を行うことになった。準備するのはどれか。2つ選べ。
1: 骨蠟
2: 骨バー
3: 骨ヤスリ
4: ゼラチンスポンジ
58歳の男性。下顎右側臼歯部の違和感を主訴として来院した。う窩は認められない。初診時のエックス線写真(別冊午後No.20)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 食片圧入
2: 根尖病巣
3: 歯肉の炎症
4: アンキローシス
53歳の男性。上顎左側側切歯の審美障害を主訴として来院した。5年前に治療を受けたという。1年前に気付いたが痛みがないため放置していたという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.7)を別に示す。考えられる原因はどれか。2つ選べ。
1: 口呼吸
2: 研磨の不足
3: オーバーフィリング
4: 過度のスケーリング
16歳の男子。上顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。1年前からう蝕に気づいていたが放置していたところ、1週前から咀嚼時に疼痛を感じるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5A)とエックス線写真(別冊午前No.5B)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 歯根肉芽腫
2: 上行性歯髄炎
3: 急性化膿性歯髄炎
4: 慢性増殖性歯髄炎
7歳の男児。上顎左側第一大臼歯に冷水痛を訴え来院した。エックス線写真により歯髄に近接した透過像を認めた。浸潤麻酔下で軟化象牙質を除去したが、軟化象牙質が残存した状態で水酸化カルシウムを貼付後仮封し、3か月後に再度の来院を指示した。 この術式はどれか。
1: 生活断髄法
2: 直接覆髄法
3: 歯髄鎮静療法
4: 暫間的間接覆髄法
51歳の男性。上顎左側側切歯に対し慢性根尖性歯周炎の診断のもと、根管治療を繰り返していたが、根管からの滲出液が止まらないことから外科的処置を行うことになった。術中の写真(別冊午後No.5)を別に示す。この処置はどれか。 別冊 午後 No.5写真
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬術
3: 根尖切除術
4: ヘミセクション
46歳の男性。下顎左側第二小臼歯のインレー脱離を主訴として来院した。 局所麻酔後、軟化象牙質の除去中に意議レベルが低下し、顔面著白、徐脈および血圧低下を認めた。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 衣服をゆるめる。
2: AEDを装着する。
3: 深呼吸をすすめる。
4: 姿勢を半座位にする。
38歳の女性。下顎右側臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。小臼歯および大臼歯にう蝕を認めたため問接修復を行うことになった。完成した修復物の写真(別冊午後No.5)を別に示す。合着に適するセメントはどれか。
1: レジンセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: グラスアイオノマーセメント
36歳の女性。上顎右側小臼歯部の冷水痛を訴えて来院した。歯髄電気診、打診に異常な反応を認めない。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊午前 NO.4A)と洞整理後の口腔内写真(別冊午前N.4B)とを別に示す。処置時に必要なのはどれか。2つ選べ。
1: マトリックス
2: 歯肉排除用綿
3: 研磨用ストリップス
4: アイボリー型セパレーター
67歳の男性。歯痛を主訴として来院した。下顎左側第二大臼歯に大きなう窩を認め、根管治療が行われることになった。処置中の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。丸で囲んだ部分の目的はどれか。1つ選べ。
1: 接触点の回復
2: 薬液の漏出防止
3: 歯間乳頭部の保護
4: 感染象牙質の再石灰化