60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという一診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午前No.10A)と術中の口腔内写真(別冊午前No.10B)を別に示す。摘出しているのはどれか。
1: 唾石
2: ガマ腫
3: 迷入歯
4: 下顎隆起
88歳の女性。歯科訪問診療の依頼を受けた。食後、ブラッシングのため洗面台に向かっている写真(別冊午後 No.14)を別に示す。障害高齢者日常生活自立度の判定基準のランクとして考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: ランクJ
2: ランクA
3: ランクB
4: ランクC
16歳の男子。歯肉の違和感を主訴として来院した。診査の結果、う蝕は認められず、最深部のプロービング深さは4mmであった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。最初に行うのはどれか。
1: スケーリング
2: 歯間ブラシの指導
3: ブラッシング指導
4: ルートプレーニング
平成23年歯科疾患実態調査の65~69歳と70~74歳の歯の状態を図に示す。③はどれか。
1: 健全歯
2: 未処置歯
3: 処置歯
4: 喪失歯
7歳の男児。上顎左側第一大臼歯に冷水痛を訴え来院した。エックス線写真により歯髄に近接した透過像を認めた。浸潤麻酔下で軟化象牙質を除去したが、軟化象牙質が残存した状態で水酸化カルシウムを貼付後仮封し、3か月後に再度の来院を指示した。 この術式はどれか。
1: 生活断髄法
2: 直接覆髄法
3: 歯髄鎮静療法
4: 暫間的間接覆髄法
58歳の女性。頬の内側の白い線が心配になって来院した。起床時に咬筋部や側頭筋部の疼痛を自覚するという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.9)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 口呼吸
2: 咬唇癖
3: 弄舌癖
4: くいしばり
18歳の女性。舌がいつも前に出てきていることを主訴として来院した。 口腔筋機能療法(MFT)で舌尖を固定する位置(スポット)の指導を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.24)を別に示す。 固定する位置はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
外科的歯内療法において、根尖を超音波レトロチップで処置中の写真(別冊午前 No.7)を別に示す。次に行うのはどれか。1つ選べ。
1: 逆根管充塡
2: 根尖の切除
3: 歯槽骨の削除
4: 肉芽組織の除去
50歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。完成した下顎右側第一大臼歯部の歯冠補綴装置の写真(別冊午後No.9A)と装着手順の写真(別冊午後No.9B)を別に示す。支台歯との適合に関わる検査はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
45歳の女性。歯の着色を気にして来院した。口腔内写真(別冊午前No.9)を別に示す。 着色の原因と考えられるのはどれか。
1: 長期間の喫煙
2: 頻回な紅茶の飲用
3: 乳幼児期の薬物服用
4: 外傷による歯の失活
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
72歳の女性。ブラッシング時、〈①歯肉からの出血〉を訴えて来院した。歯ブラシ操作を確認したところ、〈②把持に力が入らず細かな歯ブラシ操作が困難〉である。〈③下顎舌側面にプラークと歯石沈着があり〉、歯肉は発赤し腫脈している。〈④歯科医師よりブラッシング指導の指示を受けた〉。 Objective dataはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
28歳の男性。術後処置のため来院した。7日前に下顎左側水平埋伏智歯の抜歯術を受け、術後経過に異常はなかったという。創部の状態は良好で、抜糸をすることになった。器具の写真(別冊午後No.9)を別に示す。 準備するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
58歳の男性。下顎右側臼歯部の違和感を主訴として来院した。う窩は認められない。初診時のエックス線写真(別冊午後No.20)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 食片圧入
2: 根尖病巣
3: 歯肉の炎症
4: アンキローシス
35歳の女性。下顎右側の疼痛を主訴として来院した。1週前から大臼歯部の疼痛を自覚していたが、昨夜は疼痛が増強して眠れず、現在まで38.5°Cの発熱があるという。検査を行っている写真(別冊午前 No.16)を別に示す。 この検査で把握できるのはどれか。1つ選べ。
1: 骨瘻孔
2: 腐骨分離
3: 下歯槽神経の知覚鈍麻
4: 多数歯の打診痛(弓倉症状)
55歳の男性。上顎右側第一大臼歯の疼痛を主訴として来院した。歯根破折が認められたため、局所麻酔下に近心頬側根の抜歯が行われたところ、抜歯窩からの持続的出血を認めたため、止血剤を抜歯窩に挿入した。揮入後の口腔内写真(別冊午後No.16)を別に示す。止血のために使用できるのはどれか。2つ選べ。
1: 酸化セルロース
2: トラネキサム酸
3: ゼラチンスポンジ
4: 塩化ベンゼトニウム
歯周プローブとポケット測定時の写真(別冊午後No.13A、B)を示す。PPDはどれか。
1: 3mm
2: 5mm
3: 7mm
4: 9mm
38歳の女性。下顎右側臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。小臼歯および大臼歯にう蝕を認めたため問接修復を行うことになった。完成した修復物の写真(別冊午後No.5)を別に示す。合着に適するセメントはどれか。
1: レジンセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: グラスアイオノマーセメント
87歳の男性。5年前から認知症が悪化し、施設に入居して全介助であるという。施設職員からよくむせることを主訴として歯科訪問診療を依頼された。食事はおかゆと刻んだおかずを食べているという。誤嚥性肺炎はこれまで発症していない。食後の義歯の写真(別冊午前No.19)を別に示す。 最初に行う対応はどれか。
1: 禁食の指示
2: 義歯のリベース
3: 食物残渣の確認
4: RSSTによる嚥下評価
45歳の男性。上顎右側第一大臼歯にインプラント治療を受けている。上部構造印象採得時の口腔内写真(別冊午前No.38A)と印象用トレーの写真(別冊午前No.38B)を別に示す。適切なのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④