61歳の男性。下顎小臼歯欠損のため、補綴装置を製作した。口腔内写真(別冊午前No.21A)と補綴装置の写真(別冊午前No.21B)とを別に示す。装着に適しているのはどれか。
1: レジンセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: 酸化亜鉛ユージノールセメント
58歳の女性。左側口角部の異常を主訴として来院した。1週前に引っ越しを行い、疲労が蓄積していたところ、3日前から同部に違和感があり、昨日から症状が出現したという。ヘルペスと診断された。この疾患の特徴はどれか。1つ選べ。
1: 角化の亢進
2: 偽膜の形成
3: 口唇の浮腫
4: 水疱の形成
35歳の女性。下顎右側の疼痛を主訴として来院した。1週前から大臼歯部の疼痛を自覚していたが、昨夜は疼痛が増強して眠れず、現在まで38.5°Cの発熱があるという。検査を行っている写真(別冊午前 No.16)を別に示す。 この検査で把握できるのはどれか。1つ選べ。
1: 骨瘻孔
2: 腐骨分離
3: 下歯槽神経の知覚鈍麻
4: 多数歯の打診痛(弓倉症状)
58歳の男性。上の奥歯がぐらついて食事がとりづらくなったことを主訴として来院した。半年前から上顎右側臼歯部に動揺があるという。全身疾患の既往歴はない。患者との会話を示す。 歯科衛生士:タバコが歯周病を悪化させることはご存知ですか。 患者:この前テレビでやってたのを見たよ。奥歯がぐらついてきたし、やっぱりタバコやめないとダメかなと思ってたところなんだ。 歯科衛生士:とてもよい気付きをされたと思います。禁煙するとしたら、いつぐらいから始めようと思っていますか。 患者:仕事も落ち着いてきたし、できれば今月中に始めようかなと思っているけど。 この患者の禁煙ステージはどれか。1つ選べ。
1: 無関心期
2: 関心期
3: 準備期
4: 実行期
77歳の男性。10か月前に脳出血を発症した。摂食・嚥下障害がみられた。患者の口腔内写真(別冊午後 No.13)を示す。障害されている摂食・嚥下の過程はどれか。
1: 先行期
2: 準備期
3: 咽頭期
4: 食道期
58歳の男性。舌の異常を訴えて来院した。口腔内写真(別冊午後 No.8)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 溝状舌
2: 白板症
3: 真菌感染症
4: ハンター舌炎
次の文を読み、〔問題 69〕、〔問題70〕に答えよ。 63歳の男性。下顎右側白歯部の違和感を訴えて来院した。根分岐部病変を検査した結果、Glickmanの分類は3級であった。エックス線写真(別冊午後 No.25 A)と器具の写真(別冊午後 No.25 B)を別に示す。 この歯の検査に使用したのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
4歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。上顎乳前歯の多歯面う蝕と診断され、コンボジットレジン冠修復を行うこととした。治療に用いる器材(別冊午後No.13A)と使用器材に対して処理した写真(別冊午後No.13B)を別に示す。 この処理の目的はどれか。2つ選べ。
1: 切縁の位置確認
2: 気泡の混入防止
3: 試適時の落下防止
4: 余剩レジンの流出
72歳の男性。下顎右側臼歯部へのインプラント治療を希望して歯科診療所へ来院した。検査中に右側舌縁部に白色病変を発見した。白色病変の中央部には表面が乳頭状で、扁平に隆起した無痛性の腫瘤が認められた。初診時の口腔内写真(別冊午後No.13)を別に示す。次の対応として考えられるのはどれか。
1: 切除術
2: 経過観察
3: 専門医へ紹介
4: インプラント治療の開始
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
慢性歯周炎患者の口腔内写真(別冊午前 No.8)を別に示す。リスクファクターとして考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 歯石
2: プラーク
3: 歯肉の腫脤
4: 付着歯肉幅の狭小
40歳の男性。歯肉の遠和感を訴え来院した。20歳の頃から1日 20本喫煙しているという。本人は禁煙を希望しているが、試みたことはないという。担当歯科医師から禁煙支援を含めた歯科保健指導を指示された。適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯周治療完了後に禁煙を促す。
2: 経口禁煙補助薬の情報を提供する。
3: 禁煙後の離脱症状について説明する。
4: 低ニコチンタバコへの変更を勧める。
74歳の男性。狭心症の既往歴がある。6か月間は発作もなく安定した状態であるが、発作に備え常時薬剤を携帯している。スケーリング中に突然、胸痛を訴えた。 歯科衛生士が行う対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上体を起こす。
2: 血圧測定を行う。
3: 亜硝酸製剤貼付薬を出してもらう。
4: ニトログリセリン舌下錠を出してもらう。
65歳の女性。温かいお茶を飲む時に上顎左側臼歯部に鋭い疼痛を感じるようになったことを主訴として来院した。数年前から口蓋側歯肉の腫脹と排膿を繰り返していたが、放置していたという。診査の結果、急性歯髄炎と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.9A)、エックス線画像(別冊午後 No.9B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.10)を別に示す。 歯髄炎の原因で考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: う蝕
2: 歯根破折
3: 隣在歯からの感染
4: 深い歯周ポケットからの感染
73歳の男性。食事がうまく摂れないと相談を受け、歯科医師とともに訪問した。1年前に脳出血を発症し、現在、在宅療養中であるという。最近の栄養アセスメント結果を表に示す。低栄養を疑うのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
24歳の女性。スケーリング中に、顔面蒼白になり気分が悪いという。徐脈、血圧低下がみられ、吐き気を訴えるが、意識ははっきりしている。この患者への対応で適さないのはどれか。2つ選べ。
1: 衣服をゆるめる。
2: 下肢を挙上する。
3: 顔面は上方に向ける。
4: 呼気を再呼吸させる。
上顎右側中切歯のプロービング時の写真(別冊午前No.18)を別に示す。正しい挿入操作はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④