23歳の女性.下顎右側水平埋伏智歯の抜歯を行った。術中は異常なく経過した。 術直後に確認するのはどれか、2つ選べ。
1: 止血状態
2: 感染の有無
3: 口腔清掃状態
4: バイタルサイン
20歳の女性。歯肉の腫張、発赤、排膿および歯の動揺を主訴として来院した。10代の頃から腫張や排膿があったという。ブラークの付着はわずかであった。全身的には特記すべき事項はない。初診時の口腔内写真(別冊午後No.5A)とエックス線写真(別冊午後 No.5B)を別に示す。 この疾患の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 上皮の剝離
2: 家族内集積
3: 灰白色の偽膜形成
4: Aggregaribacter actinomycetemcomitansが関連
11歳の男児。歯並びの異常を訴えて来院した。歯ブラシが届きにくいという。初診時の口腔内写真(別冊午後No.10)を別に示す。 矢印が示す歯の位置異常はどれか。
1: 移転
2: 遠心捻転
3: 唇側傾斜
4: 舌側転位
75歳の女性。食べにくいことを主訴として来院した。脳幹梗塞の後遺症により右側の舌に麻痺が生じたため、舌接触補助床が製作された。口腔内に装着した写真(別冊午後No.23)を別に示す。改善できるのはどれか。1つ選べ。
1: 口腔への取り込み
2: 口腔から咽頭への送り込み
3: 咽頭から食道への送り込み
4: 食道から胃への送り込み
60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという一診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午前No.10A)と術中の口腔内写真(別冊午前No.10B)を別に示す。摘出しているのはどれか。
1: 唾石
2: ガマ腫
3: 迷入歯
4: 下顎隆起
15歳の男子。う蝕治療を希望して来院した。デュシェンヌ型筋ジストロフィーで歩行困難である。この疾患の口腔内の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 開咬
2: 巨舌
3: 過剰歯
4: 歯列弓狭窄
73歳の女性。食道癌の診断で術前化学療法を行うため、支持療法として周術期口腔衛生管理の依頼があった。化学療法は2クール実施される予定である。 化学療法後に起こりうる口腔内の有事事象はどれか。2つ選べ。
1: 舌の麻痺
2: 味覚の変化
3: 唾液分泌量の増加
4: 口腔粘膜炎による疼痛
22歳の女性。ブラッシング時に出血と痛みがあり、歯肉に違和感があるとのことで来院した。口腔内写真(別冊午前No.15)を別に示す。PCRは75%、BOP率は25%であった。 客観的情報はどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の発赤
2: 歯肉の違和感
3: 上下顎前歯部の叢生
4: ブラッシング時の痛み
64歳の女性。口を閉じることができないと訴えて来院した。食事中に突然咬めなくなったという。左側顎関節脱臼と診断され徒手整復を行うことになった。エックス線写真(別冊午後No.10)を別に示す。下顎頭を誘導する正しい方向はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
36歳の男性。下顎右側埋状智歯を抜歯した際、下歯槽神経血管束が露出した。 術後、下唇に生じる可能性があるのはどれか。
1: 浮腫
2: 紅斑
3: 運動障害
4: 知覚鈍麻
36歳の女性。上下顎前歯歯肉からの出血を主訴として来院した。検査の結果、侵襲性歯周炎と診断され、歯周治療を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。 歯周基本治療開始前に説明すべきリスクはどれか。2つ選べ。
1: 歯根破折
2: 構音障害
3: エナメル質う蝕
4: 象牙質知覚過敏症
5歳の男児。前歯で食物が噛みにくいことを訴えて来院した。全身疾患は認められず、う蝕の治療は終了している。咬合時の口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 咬合異常の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 頬杖
2: 吸指癖
3: 舌突出癖
4: 歯ぎしり
28歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜歯を行った。帰宅後に抜歯窩からの出血が止まらないため再度来院した。診察の結果、止血処置を行うことになった。準備するのはどれか。2つ選べ。
1: 骨蠟
2: 骨バー
3: 骨ヤスリ
4: ゼラチンスポンジ
10歳の女児。前歯で食物を咬み切れないことを主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.19)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 咬唇癖
2: 舌突出癖
3: 小帯の異常
4: 乳歯の早期喪失
7歳の男児。歯の生え方が気になることを訴えて来院した。口腔内写真(別冊午前 No.16)を別に示す。原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 吸指癖
2: 埋伏過剰歯
3: 上唇小帯付着異常
4: 側切歯の先天欠如
8歳の女児。前歯の咬み合わせの異常を訴えて来院した。初診時のエックス線写真(別冊午後No.12)を別に示す。この検査の目的はどれか。2つ選べ。
1: 下顎偏位の検査
2: 乳歯歯根の吸収度の観察
3: 下顎骨の成長方向の判定
4: 上顎中切歯の唇舌的傾斜の評価
45歳の女性。局所麻酔下で下顎左側第三大臼歯の抜去中、痛みとめまいを訴え顔面蒼白になった。その後、徐脈および血圧低下を認めた。考えられる偶発症はどれか。1つ選べ。
1: 低酸素症
2: 過換気症候群
3: 血管迷走神経反射
4: アナフィラキシーショック
55歳の女性。下顎左側前歯部歯肉の腫脹を訴えて来院した。2か月前から気づいていたが放置していたという。慢性歯周炎と診断され歯周基本治療を行った。初診時の検査でCEJから歯肉辺縁までの距離はいずれの部位も0 mm、再評価時は2mmであった。初診時のロ腔内写真(別冊午前No.7A)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8A)、再評価時の口腔内写真(別冊午前No.7B)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8B)を別に示す。 改善したのはどれか、2つ選べ。
1: 歯肉の炎症
2: 付着歯肉幅
3: プロービングデプス
4: アタッチメントレベル
77歳の男性。10か月前に脳出血を発症した。摂食・嚥下障害がみられた。患者の口腔内写真(別冊午後 No.13)を示す。障害されている摂食・嚥下の過程はどれか。
1: 先行期
2: 準備期
3: 咽頭期
4: 食道期
38歳の男性。下顎の痛みと咬み合わせの異常を主訴として来院した。2日前に運動中に転倒し下顎部を強打したという。非観血的治療後の口腔内写真(別冊午前 No.14) を別に示す。用いられている材料はどれか。2つ選べ。
1: 金属線
2: 床副子
3: 線副子
4: ミニプレート