初診患者の口腔内写真(別冊午前No.19)を別に示す。 認められる歯肉形態の異常はどれか。
1: クレフト
2: クレーター
3: フェストゥーン
4: テンションリッジ
脳性麻痺患者の口腔所見で留意しなければならないのはどれか。2つ選べ。
1: 咬耗
2: 過剰歯
3: 狭窄歯列
4: 口唇口蓋裂
51歳の女性。下顎右側前歯の動揺を訴えて来院した。下顎右側側切歯遠心部に深い歯周ポケットを認めた。歯周基本治療後、同部に歯周外科処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午後No.6A)、不良肉芽組織除去後の航空写真(別冊午後No.6B)及び縫合直前の口腔内写真(別冊午後No.6C)を別に示す。この手術で再生するのはどれか。2つ選べ。
1: 歯槽骨
2: 象牙質
3: エナメル質
4: セメント質
矯正歯科治療で公的保険の給付対象となるのはどれか。2つ選べ。
1: 乳歯列期の下顎前突
2: 唇顎口蓋裂に伴う咬合異常
3: ダウン症候群に伴う咬合異常
4: 正中埋伏過剰歯に伴う咬合異常
矯正装置の写真(別冊午前No.14)を別に示す。これを使用するのはどれか。
1: 開咬
2: 翼状捻転
3: 過蓋咬合
4: 狭窄歯列弓
34歳の男性。右側顎下部の疼痛を訴えて来院した。下顎右側智歯周囲炎をたびたび起こしていたが、4日前より顎下部の疼痛が増し、開口障害も発現したという。開口は1横指であり、右側顎下部の自発痛、圧痛は著しく、強い嚥下痛もみられた。初診時の顔貌写真(別冊午前No.9A)と顎下隙を開放し消炎手術を行っている写真(別冊午前No.9B)を別に示す。顎下隙の開放・排膿の直後に行う処置はどれか。
1: 創面の縫合
2: 試験的穿刺
3: ドレーン挿入
4: 顎下隙の洗浄
4歳の男児。下顎左側第二乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。潰瘍性歯髄炎と診断し、局所麻酔下に生活歯髄切断後、既製乳歯冠修復を行った。診療後の保護者への説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 口唇をよく冷やしてください。
2: すぐに食事をしてもかまいません。
3: しばらくの間ガーゼを咬ませていてください。
4: 今日は粘着性のある食品を食べるのは控えてください。
次の文を読み、〔問題 65〕、〔問題 66〕に答えよ。 45歳の男性。口臭とブラッシング時の出血を主訴として来院した。ペースメーカーを装着している。初診時の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。 別冊 午後 No.15写真 口腔衛生指導を実施し、1か月後にO LearyのPCRが20%以下となった。 処置を開始するよう歯科医師から指示された。 使用するのはどれか。2つ選べ。
1: フッ化物塗布溶液
2: 超音波スケーラー
3: シュガーマンファイル
4: ユニバーサルキュレット
インプラント埋入形成中の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。 矢印で示す器具の目的はどれか。
1: 埋入窩の形成
2: 埋入窩の止血
3: 印象採得の準備
4: 埋入方向の確認
10歳の女児。保護者から奥歯が上手に磨けないことを主訴として来院した。出生時から脳性麻痺の診断があり、日常生活は全介助で、緊張すると噛みしめてしまうという。歯科医師の診察でう蝕はなかったが、歯頸部に歯垢が付着していた。初診時の写真(別冊午後No.23)を別に示す。口腔衛生管理で保護者へ説明するのはどれか。2つ選べ。
1: 本人に口唇閉鎖を促すよう説明する。
2: 清掃時に用いる開口保持器具を紹介する。
3: 歯科医院での定期管理の必要性を説明する。
4: う蝕がないので適切に磨けていることを伝える。
43歳の女性。下顎右側側切歯の着色を気にして来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.1 A,B)を別に示す。 着色部の側方拡大に関与しているのはどれか。
1: 歯髄
2: 随床底
3: 象牙芽細胞
4: エナメルー象牙境
健康日本21(第二次)の「歯・口腔の健康」の項目と目標値の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 20歳代における歯肉に炎症所見ーーー25%
2: 40歳代における進行した歯周炎ーーー40%
3: 60歳で24歯以上の自分の歯ーーー60%
4: 80歳で20歯以上の自分の歯ーーー50%
58歳の女性。上顎左側前歯部の顎骨嚢胞摘出術において、粘膜骨膜弁を形成し、嚢胞を明示した術中写真(別冊午前 No.11)を別に示す。次に行う処置で用いるのはどれか。2つ選べ。
1: 鋭匙
2: 持針器
3: 剝離子
4: 骨ヤスリ
11歳の女児。学校歯科健康診断で歯科医院の受診を勧められて来院した。歯科医院での口腔内診査を別に示し、歯垢染色後の口腔内写真(別冊午前No.24)を示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。
1: 要観察歯の磨き方を指導する。
2: う蝕になるリスクが低いことを説明する。
3: 口腔内が永久歯列に交換したことの重要性を説明する。
4: 自宅で定期的に歯垢染色して磨き残しを確認することを勧める。
部分床義歯の咬合床の写真(別冊午前No.32)を別に示す。 矢印が示す材料はどれか。
1: 常温重合レジン
2: トレーコンパウンド
3: モデリングコンパウンド
4: ユーティリティワックス
8歳の男児。う蝕の治療を希望して来院した。上顎左側第一乳臼歯の歯髄処置後、乳歯既製金属冠を用いて修復した。処置後の口腔内写真(別冊午前 No.20)を別に示す。処置当日の注意点はどれか。1つ選べ。
1: 粘着性食品の制限
2: 装着直後の飲水制限
3: 夕食後の歯磨き制限
4: フッ化物配合歯磨剤使用の制限
口腔内装置の写真(別冊午前No. 15)を別に示す。 適応症はどれか。
1: 舌挙上不全
2: 食塊形成不全
3: 口唇閉鎖不全
4: 軟口蓋挙上不全
次の文を読み、問題 86、問題87を答えよ。 43歳の男性。上顎左側犬歯の冷水痛を訴え来院した。初診時に得られた惰報は下記のとおりである。口腔内写真(別冊午前No.13)を別に示す。 主訴:①2週前から冷たいものがしみる。 歯周組織検査:全顎のPD≦3mm、BOP率=23.5%、②動指歯はない。 生活習慣:③歯磨き1日3回、硬毛の歯プラシと化粧品歯磨剤、デンタルフロスを使用。 診断:④象牙質知覚過敏症 初回の歯科保健指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上顎左側犬歯部を強く磨かせる。
2: デンタルフロスの使用を中止させる。
3: 硝酸カリウム配合歯磨剤の使用を勧める。
4: 「ふつう」の刷毛の歯プラシを選択させる。
22歳の女性。ブラッシング時に出血と痛みがあり、歯肉に違和感があるとのことで来院した。口腔内写真(別冊午前No.15)を別に示す。PCRは75%、BOP率は25%であった。 客観的情報はどれか。2つ選べ。
1: 歯肉の発赤
2: 歯肉の違和感
3: 上下顎前歯部の叢生
4: ブラッシング時の痛み