9歳の女児。下顎左側第一大臼歯の痛みを訴えて来院した。軟化象牙質を除去したところ点状の露髄を生じた。露髄部を水酸化カルシウム製剤で被覆し、グラスアイオノマーセメントで仮封した。この処置により形成が期待されるのはどれか。
1: 象牙粒
2: 象牙質橋
3: 第三象牙質
4: 有細胞セメント質
60歳の男性。歯根の露出、冷水痛および義歯の不具合を訴えて来院した。口腔診査終了後に検査を行い、次の結果を得た。 刺激唾液分泌速度 0.3mL/min 総菌数 10⁷/mL S.mutans 菌数 10⁶/mL Candida 菌数 検出なし 歯肉出血(BOP) なし ポケットデプス 3mm以下 この結果から考えられるのはどれか。
1: 口腔乾燥
2: 味覚障害
3: 重度歯周炎
4: 義歯の清掃不良
36歳の女性。臼歯部の鋭い自発痛を訴えて来院した。湿刺激および打診に対して強く反応する。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.5A)とエックス線写真(別冊午前 No.5B)とを別に示す。考えられる処置はどれか。
1: 間接覆髄法
2: 麻酔抜髄法
3: 生活歯髄切断法
4: アペキソゲネーシス
48歳の女性。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療後に歯周外科処置が行われた。術中の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。矢印で示す部位に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ラウンドバー
2: カークランドメス
3: シュガーマンファイル
4: カーボランダムポイント
23歳の女性。上顎右側第一大臼歯のう蝕治療を希望して来院した。レジンインレーの装着を予定している。作製したレジンインレーの写真(別冊午前No.26A)と器具の写真(別冊午前No.26B)を別に示す。セメント合着後、最初に使用するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
35歳の男性。定期健康診査で来院した。①冷たいものを食べると歯がしみるといっており、口腔を観察すると、②歯肉に退縮がみられた。③歯は朝食後と就寝前に磨いているという。いつものように磨いてもらうと、④歯ブラシを大きく横に動かしていた。Oデータはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
48歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。初診時医療面接での会話を示す。 下線部分で「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
63歳の女性。義歯調整のため来院した。上顎右側中切歯の歯肉発赤と出血が認められた。動揺と排膿はない。BDR指標は全て自立している。歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示を受けた。来院時の口腔内写真(別冊午前 No.27)を別に示す。この歯に対する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: ローリング法
3: スティルマン法
4: 1歯ずつの縦磨き法
40歳の女性。上顎前歯部の審美障害を主訴として来院した。オールセラミックブリッジによる治療が開始された。治療過程で用いる模型に装着した支台築造体の写真(別冊午前 No.11A)とプロビジョナルレストレーションの写真(別冊午前 No.11B)を別に示す。Bの目的はどれか。1つ選べ。
1: 歯髄の保護
2: 残存歯質の補強
3: 歯冠部の色調選択
4: 最終補綴装置の設計判断
19歳の女性。ブラッシング時の疼痛を主訴として来院した。2年前から気付いていたが放置していたという。既往歴にてんかんがあり、投薬を受けている。初診時の口腔内写真(別冊午前No.7)を別に示す。 考えられる対応で、まず行うのはどれか。
1: 歯肉の切除
2: 服用薬の中止
3: 抗菌薬の投与
4: プラークコントロール
60歳の男性。下顎臼歯部の欠損による咀嚼障害を主訴として来院した。診察の結果、残存歯と顎堤には問題がないため、部分床義歯を製作することになった。治療過程の写真(別冊午後 No.12)を別に示す。 矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
1: クラスプ
2: レストシート
3: ガイドプレーン
4: フレームワーク
36歳の女性。上下顎前歯歯肉からの出血を主訴として来院した。検査の結果、侵襲性歯周炎と診断され、歯周治療を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。 歯周基本治療開始前に説明すべきリスクはどれか。2つ選べ。
1: 歯根破折
2: 構音障害
3: エナメル質う蝕
4: 象牙質知覚過敏症
48歳の女性①ブラッシング時の疼痛を訴えて来院した。②全顎的にプラークの付着および歯肉退縮が認められ、歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示された。ブラッシング方法を確認したところ、③水平法を行っていたため、④スクラッピング法に変更することが望ましいと考えた。歯科衛生士の業務記録(別冊午後No.4)を別に示す。下線部分で「計画」欄に記録する内容はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
44歳の女性。歯周治療を希望して来院した。1年8か月かけて歯周基本治療と歯肉剥離搔爬術を行った。歯周外科治療後の再評価検査結果を表に表す。プロービング時に出血は認められなかった。 その後の対応で考えられるのはどれか。
1: SPT
2: 再治療
3: 経過観察
4: メインテナンス
85歳の女性。食べこぼしが気になり来院した。2年前から関節リウマチの影響による手指関節機能低下と視力低下があり、ブラッシング能力が低下して口腔内環境が悪化しているという。適切な指導はどれか。2つ選べ。
1: 手鏡の使用
2: 口唇圧訓練
3: 歯間ブラシの使用
4: 定期的な歯科受診
70歳の女性。3年前から心臓ペースメーカーを装着している。転倒による上顎前歯の破折を訴えて来院した。歯科医師に検査の準備を指示された。適切でないのはどれか。
1: 温度診
2: 動揺度測定
3: 歯髄電気診
4: エックス線検査
20歳の女性。歯の裏側の違和感を主訴として来院した。口腔内写真(別冊午前No.24)を別に示す。矢印で示す付着物を評価できる指標はどれか。1つ選べ。
1: PlI
2: OHI
3: PHP
4: PMA Index
27歳の女性。妊娠8か月である。下顎左側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。プロービングを行うために水平位にしたところ、悪心を訴え、冷汗、血圧低下がみられた。正しい対応はどれか。
1: 頭部を下肢より低くする。
2: 下肢を腹部より高くする。
3: 仰臥位のまま安静を保つ。
4: 左を下にした側臥位にする。
65歳の男性。歯肉の腫れを訴えて来院した。医師が処方した薬を服用してから顕著になったという。口腔内写真(別冊午前No.4)を別に示す。 疑われる内科疾患はどれか。
1: 高血圧
2: 骨粗鬆症
3: 脂質異常症
4: 慢性B型肝炎
60歳の女性。下顎左側臼歯部の疼痛を訴えて来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周治療が行われた。歯周外科治療後の口腔内写真(別冊午後No.28A)と口腔機能回復治療後の口腔内写真(別冊午後No.28B)を別に示す。SPT時に矢印で示した部位に使用するグレーシータイプキュレットはどれか。2つ選べ。
1: # 7
2: # 8
3: #11
4: #12