36歳の女性。上下顎前歯歯肉からの出血を主訴として来院した。検査の結果、侵襲性歯周炎と診断され、歯周治療を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。 歯周基本治療開始前に説明すべきリスクはどれか。2つ選べ。
1: 歯根破折
2: 構音障害
3: エナメル質う蝕
4: 象牙質知覚過敏症
14歳の女子。上顎左側中切歯の歯冠破折を主訴として来院した。30分前に転倒したという。自発痛はないが、冷水痛を認めた。歯髄保存療法を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.6)を別に示す。 この治療で貼付するのはどれか。2つ選べ。
1: MTAセメント
2: 水酸化カルシウム製剤
3: 酸化亜鉛ユージノールセメント
4: HY剤配合カルボキシレートセメント
28歳の女性。歯肉の違和感を主訴として来院した。6か月前から自覚していたが放置していたという。口腔内写真(別冊午前No.26)を別に示す。認められるのはどれか。2つ選べ。
1: クレフト
2: 歯肉からの出血
3: 辺縁歯肉の腫脹
4: 歯肉縁上歯石の付着
6歳の女児。奥歯の歯ぐきが気になることを主訴として来院した。う蝕リスクが高いとの診断で歯科医師の指導により下顎左側第一大臼歯に可及的に小窩裂溝塡塞を行うことになった。口腔内写真(別冊午後No.30)を別に示す。塡塞前に行うのはどれか。2つ選べ。
1: 咬合調整
2: 歯面清掃
3: 水洗・乾燥
4: ラバーダム防湿
28歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜歯を行った。帰宅後に抜歯窩からの出血が止まらないため再度来院した。診察の結果、止血処置を行うことになった。準備するのはどれか。2つ選べ。
1: 骨蠟
2: 骨バー
3: 骨ヤスリ
4: ゼラチンスポンジ
27歳の男性。上顎左側側切歯の違和感と疼痛を訴えて来院した。同部の違和感は4日前から気付いていたという。同部に波動を触知した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.4A)とエックス線写真(別冊午後No.4B)を別に示す。 考えられる対応で、最初に行われるのはどれか。
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬
3: 根尖切除
4: 歯根切断
48歳の女性。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療後に歯周外科処置が行われた。術中の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。矢印で示す部位に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ラウンドバー
2: カークランドメス
3: シュガーマンファイル
4: カーボランダムポイント
38歳の女性。上顎左側中切歯部の腫脹と疼痛とを訴えて来院し、根尖性歯周炎と診断された。術中の口腔内写真(別冊午前 No.6)を別に示す。矢印で示す材料として考えられるのはどれか。
1: MTAセメント
2: リン酸亜鉛セメント
3: カルボキシレートセメント
4: 酸化亜鉛ユージノールセメント
22歳の女性。上顎左側第一小臼歯のう触治療を希望して来院した。修復処置を行い、本日修復物の装着を予定している。装着前の修復物の写真(別冊午前 No.27)を別に示す。 合着前に行う処理はどれか。2つ選べ。
1: フッ酸処理
2: サンドブラスト
3: リン酸エッチング
4: イオウ含有プライマー塗布
67歳の男性。歯痛を主訴として来院した。下顎左側第二大臼歯に大きなう窩を認め、根管治療が行われることになった。処置中の口腔内写真(別冊午前No.8)を別に示す。丸で囲んだ部分の目的はどれか。1つ選べ。
1: 接触点の回復
2: 薬液の漏出防止
3: 歯間乳頭部の保護
4: 感染象牙質の再石灰化
20歳の女性。下顎前歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。6か月前からプラッシング時に自覚していたが痛みがないため放置していたという。歯周組織検査後、TBIとスケーリングを行うよう指示を受けた。初診時の口腔内写真(別冊午後No.9A、B)とエックス線写真の一部(別冊午後No.9C)を別に示す。歯周基本治療終了後の再評価時にみられると考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 露出歯根面
2: スティップリング
3: 象牙質知覚過敏症
4: プロービング深さの減少
5歳の男児。冷水痛を主訴として来院した。上顎右側第一乳臼歯にう蝕が認められたが、歯の動揺や打診痛はなかった。浸潤麻酔後ラバーダム防湿を行い、う触除去後露髄が認められたので、歯内療法を行うことになった。処置中の口腔内写真(別冊午後 No.22)を別に示す。 次に貼薬されるのはどれか。1つ選べ。
1: 過酸化尿素
2: 硝酸カリウム
3: 水酸化カルシウム
4: フッ化ナトリウム
34歳の女性。下顎右側犬歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、う蝕症第2度と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.2)を別に示す。修復処置として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: レジン前装冠
2: メタルインレー修復
3: コンポジットレジン修復
4: グラスアイオノマーセメント修復
27歳の女性。妊娠8か月である。下顎左側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。プロービングを行うために水平位にしたところ、悪心を訴え、冷汗、血圧低下がみられた。正しい対応はどれか。
1: 頭部を下肢より低くする。
2: 下肢を腹部より高くする。
3: 仰臥位のまま安静を保つ。
4: 左を下にした側臥位にする。
50歳の女性。定期健康診査で来院し、下顎前歯部の冷水痛を訴えている。ポケット測定の結果を表に示す。BOP、動揺および歯の実質欠損はない。処置に使用すると考えられるのはどれか。
1: フッ化ジアンミン銀
2: 接着性レジンセメント
3: フッ化物バーニッシュ
4: グラスアイオノマーセメント
63歳の女性。上顎左側臼歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。ブラッシング指導とスケーリング後に SRP を行うことになった。口腔内写真(別冊午前 No.6A)とグレーシータイプキュレットの写真(別冊午前 No.6B)を別に示す。 丸印で囲んだ部位に用いるのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
次の文を読み、問題 86、問題87を答えよ。 43歳の男性。上顎左側犬歯の冷水痛を訴え来院した。初診時に得られた惰報は下記のとおりである。口腔内写真(別冊午前No.13)を別に示す。 主訴:①2週前から冷たいものがしみる。 歯周組織検査:全顎のPD≦3mm、BOP率=23.5%、②動指歯はない。 生活習慣:③歯磨き1日3回、硬毛の歯プラシと化粧品歯磨剤、デンタルフロスを使用。 診断:④象牙質知覚過敏症 初回の歯科保健指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上顎左側犬歯部を強く磨かせる。
2: デンタルフロスの使用を中止させる。
3: 硝酸カリウム配合歯磨剤の使用を勧める。
4: 「ふつう」の刷毛の歯プラシを選択させる。
48歳の女性。歯肉の腫脹、発赤および歯の離開を主訴として来院した。数年前より自覚していたが放置していたという。口唇の乾燥を認める。プロービング深さは全額的に4〜5mmであり、動揺は認めない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 暫間固定
2: 矯正治療
3: ナイトガード装者
4: オーラルスクリーン装着
46歳の女性。口腔の乾燥と歯肉の腫脹を訴え来院した。初診時の口蓋側面観の口腔内写真(別冊午前 NO.5)を別に示す。矢印が示す徴候の原因で考えられるのはどれか。
1: 口呼吸
2: 食片圧入
3: 外傷性咬合
4: 不適切なブラッシング
35歳の女性。下顎右側の疼痛を主訴として来院した。1週前から大臼歯部の疼痛を自覚していたが、昨夜は疼痛が増強して眠れず、現在まで38.5°Cの発熱があるという。検査を行っている写真(別冊午前 No.16)を別に示す。 この検査で把握できるのはどれか。1つ選べ。
1: 骨瘻孔
2: 腐骨分離
3: 下歯槽神経の知覚鈍麻
4: 多数歯の打診痛(弓倉症状)