次の文を読み、〔問題 90〕、〔問題 91〕に答えよ。 45歳の男性。歯の動揺を訴えて来院した。20歳から喫煙習慣があり、現在は1日40本喫煙している。本人には禁煙の意志がない。1日3回歯ブラシで口腔清掃を行っている。PCRは 39%である。口腔内写真(別冊午前 No.24A)とエックス線写真(別冊午前 No.24B)とを別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。
1: 上顎両側中切歯ーーー水平性歯槽骨吸収
2: 上顎右側側切歯ーーーフェストゥーン
3: 下顎右側側切歯ーーー歯肉退縮
4: 下顎左側中切歯ーーー歯肉クレフト
60歳の男性。舌の痛みを主訴として来院した。2か月前から違和感を自覚していたが放置していた。1か月前から腫脹し1週前から疼痛を自覚するようになったという。触診により病変部周囲に強い硬結が認められた。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.14)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 舌癌
2: 白板症
3: 放線菌症
4: ハンター舌炎
8歳の男児。口唇の乾燥を主訴として来院した。日頃から口を開いたままでいることが多いが鼻咽腔疾患は認められず、嚥下機能に問題はないという。初診時の側貌写真(別冊午後 No.30)を別に示す。歯科保健指導の内容はどれか。2つ選べ。
1: 姿勢の調整
2: 軟食の推奨
3: 口輪筋の訓練
4: 鼻呼吸の促進
次の文を読み、〔問題70〕、〔問題71〕に答えよ。 53歳の女性。歯肉の出血を主訴として来院した。患者は降圧薬を服用しており、ペースメーカーを使用しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.26)を別に示す。 この患者に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ラバーカップ
2: 超音波スケーラー
3: グレーシータイプキュレット
4: 炭酸水素ナトリウム歯面清掃器
口腔機能を測定する機器の写真(別冊午後 No.43)と、測定部位の図(別冊 午後 No.44)を別に示す。 測定部位で正しいのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
88歳の男性。介護保険施設に入所中である。認知機能の低下がみられ、摂食障害のため胃痩での管理が行われている。寝返りも介助で行っているという。 患者が普段過ごしている状態の写真(別冊午後No.17)を別に示す。この患者の日常生活自立度(寝たきり度)として正しいのはどれか。
1: ランクA
2: ランクB
3: ランクC
4: ランクJ
67歳の女性。家族の希望で歯科訪問診療を行った。2年前に交通事故で頭部を受傷し、以来寝たきりの全介助で生活しているという。夫の話では、時々むせることもあるが、発熱は無いという。初回訪問時の食後の口腔内写真(別冊午前No.25)を別に示す。 家族に指導する口腔清掃用具で必要性が高いのはどれか。2つ選べ。
1: 軟毛歯ブラシ
2: スポンジブラシ
3: デンタルフロス
4: ジェット水流洗口器
8歳の女児。脳性麻痺と診断されている。摂食嚥下障害を主訴として来院した。診察の結果、呼吸と嚥下機能の協調不全による誤嚥や窒息の危険性があり、過開口、咬反射、丸飲み込み及び食べこぼし等の症状がみられた。摂食機能療法を行うにあたり必要な対策はどれか。2つ選べ。
1: 食形態の確認をする。
2: 安定した摂食姿勢を確保する。
3: 食前にアイスマッサージをする。
4: 摂食中は血圧のモニタリングを行う。
口腔内装置の写真(別冊午前No. 15)を別に示す。 適応症はどれか。
1: 舌挙上不全
2: 食塊形成不全
3: 口唇閉鎖不全
4: 軟口蓋挙上不全
次の文を読み、〔問題 65〕、〔問題 66〕に答えよ。 45歳の男性。口臭とブラッシング時の出血を主訴として来院した。ペースメーカーを装着している。初診時の口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。 別冊 午後 No.15写真 この日に行う適切な検査順序はどれか。 ① BOP ② 歯の動揺度 ③ O Leary の PCR ④ プロービングデプス
1: ③→④→②→①
2: ④→①→②→③
3: ②→①→④→③
4: ①→②→③→④
38歳の女性。上顎左側第二小臼歯の冷水痛を訴えて来院した。う触の有無を検査することとなった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.4)を別に示す。考えられる検査はどれか。
1: 透照診
2: 歯髄電気診
3: レーザー蛍光強度測定
4: インピーダンス測定検査
28歳の男性。歯の痛みを主訴として来院した。2年前から食後に嘔吐を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 咬耗症
2: 酸蝕症
3: 摩耗症
4: エナメル質形成不全症
あるスクリーニング検査場面の写真(別冊午後No.11)を別に示す。検査で評価できるのはどれか。 別冊 午後 No.11写真
1: 咀嚼機能
2: 食塊形成能
3: 軟口蓋の運動の巧緻性
4: 随意的な嚥下反射の惹起
72歳の女性。ブラッシング時、〈①歯肉からの出血〉を訴えて来院した。歯ブラシ操作を確認したところ、〈②把持に力が入らず細かな歯ブラシ操作が困難〉である。〈③下顎舌側面にプラークと歯石沈着があり〉、歯肉は発赤し腫脈している。〈④歯科医師よりブラッシング指導の指示を受けた〉。 Objective dataはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
47歳の女性。歯周治療後のメインテナンス時の口腔内写真(別冊午前 No.7 A、B、C)と歯周組織検査結果(別冊午前 No.8)とを別に示す。対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: PTC
2: 臼歯部の清掃指導
3: 歯周ポケット掻爬
4: 局所薬物配送システムの応用
45歳の女性。舌の異常に気付き来院した。3か月前に気付いたが痛みがないため放置していたという。白板症と診断された。口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。臨床的特徴はどれか。1つ選べ。
1: 出血をともなう。
2: 潰瘍形成がみられることが多い。
3: 擦過しても容易に除去できない。
4: 周囲組織との境界が不規則で不明瞭である。
58歳の男性。4日前に脳梗塞で入院し、投薬による内科的治療を受けている。病室での口腔ケアの依頼を受けた。全身状態および口腔状態の概要は表のとおりである。口腔ケアを行うにあたり適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 座位で行う。
2: RSSTで嚥下機能を確認する。
3: 口腔内を潤してからケアを行う。
4: SpO2値の低下がみられないか注意する。
28歳の女性。歯肉の違和感を主訴として来院した。6か月前から自覚していたが放置していたという。口腔内写真(別冊午前No.26)を別に示す。認められるのはどれか。2つ選べ。
1: クレフト
2: 歯肉からの出血
3: 辺縁歯肉の腫脹
4: 歯肉縁上歯石の付着
85歳の女性。定期健康診査を目的として来院した。散歩を日課としているが、半年前から、かかりつけの内科で処方された高血圧の薬を飲み忘れることが多くなったり、自宅での料理を失敗することが増えたという。食事や衣服の着替えは一人でできるという。障害高齢者の日常生活自立度判定はどれと考えられるか。1つ選べ。
1: ランク A
2: ランク B
3: ランク C
4: ランク J
次の文を読み、〔問題70〕、〔問題71〕に答えよ。 53歳の女性。歯肉の出血を主訴として来院した。患者は降圧薬を服用しており、ペースメーカーを使用しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.26)を別に示す。 口腔内写真で観察できるのはどれか。2つ選べ。
1: クレフト
2: エプーリス
3: 歯肉の発赤
4: 歯肉縁下歯石