3歳の男児。上顎右側乳中切歯唇側歯肉の腫脹を主訴として来院した。う蝕の進行による化膿性根尖性歯周炎と診断され、根管治療が行われた。症状が軽快し根管充塡が行われることになった。根管充塡材を選択するうえで最も留意するのはどれか。1つ選べ。
1: 易感染性
2: 歯根が未完成
3: 高い歯髄活性
4: 生理的な歯根吸収
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
70歳の男性。下顎義歯紛失による咀嚼困難を主訴として来院した。部分床義歯による治療を行うことになった。完成した義歯の研磨面と粘膜面の写真 (別冊午後 No.14A,B)を別に示す。 義歯装着に際して、最初に適合を確認するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
28歳の女性。上顎右側側切歯の着色を主訴として来院した。1年前に治療を行い、半年前から着色に気付いたという。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.11)を別に示す。 着色の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 過度の光照射
2: 窩縁斜面の不備
3: 仕上げ研磨の不足
4: 選択的エッチング
46歳の女性。歯周病の治療を希望して来院した。歯周基本治療および歯周外科処置を終了し、再評価検査を行った。この時の歯周組織検査結果(別冊午後No.6)および術後の口腔内写真(別冊午後No.7)を別に示す。次に行うのはどれか。
1: SPT
2: LDDS
3: 永久固定
4: メインテナンス
64歳の女性。口を閉じることができないと訴えて来院した。食事中に突然咬めなくなったという。左側顎関節脱臼と診断され徒手整復を行うことになった。エックス線写真(別冊午後No.10)を別に示す。下顎頭を誘導する正しい方向はどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
36歳の女性。歯周病の治療を希望して来院した。歯科医師よりスケーリングを指示された。口腔内写真(別冊午前No.28)を別に示す。バックポジションでこの部位のスケーリングを行う場合に使用するグレーシータイプキュレットの組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。
1: #7ーーー#11ーーー#14
2: #7ーーー#12ーーー#13
3: #8ーーー#11ーーー#14
4: #8ーーー#12ーーー#13
54歳の男性。上顎右側の疼痛を訴えて来院した。上顎右側前歯部歯槽膿瘍と診断された。術中写真(別冊午前No.6)を別に示す。この目的はどれか。2つ選べ。
1: 原因歯の確認
2: 咀嚼障害の確認
3: 内容液の性状確認
4: 腫瘍腔の位置確認
48歳の女性。歯肉の腫脹、発赤および歯の離開を主訴として来院した。数年前より自覚していたが放置していたという。口唇の乾燥を認める。プロービング深さは全額的に4〜5mmであり、動揺は認めない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 暫間固定
2: 矯正治療
3: ナイトガード装者
4: オーラルスクリーン装着
27歳の女性。妊娠8か月である。下顎左側臼歯部の咬合痛を主訴として来院した。プロービングを行うために水平位にしたところ、悪心を訴え、冷汗、血圧低下がみられた。正しい対応はどれか。
1: 頭部を下肢より低くする。
2: 下肢を腹部より高くする。
3: 仰臥位のまま安静を保つ。
4: 左を下にした側臥位にする。
1歳6か月児歯科健康診査におけるう蝕の罹患型の分類に影響する所見はどれか。2つ選べ。
1: 歯の清掃状態
2: 癒合歯の有無
3: 左右同歯種のう蝕の有無
4: 上下顎前歯部のう蝕の有無
47歳の女性。歯周治療後のメインテナンス時の口腔内写真(別冊午前 No.7 A、B、C)と歯周組織検査結果(別冊午前 No.8)とを別に示す。対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: PTC
2: 臼歯部の清掃指導
3: 歯周ポケット掻爬
4: 局所薬物配送システムの応用
55歳の女性。下顎左側前歯部歯肉の腫脹を訴えて来院した。2か月前から気づいていたが放置していたという。慢性歯周炎と診断され歯周基本治療を行った。初診時の検査でCEJから歯肉辺縁までの距離はいずれの部位も0 mm、再評価時は2mmであった。初診時のロ腔内写真(別冊午前No.7A)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8A)、再評価時の口腔内写真(別冊午前No.7B)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8B)を別に示す。 改善したのはどれか、2つ選べ。
1: 歯肉の炎症
2: 付着歯肉幅
3: プロービングデプス
4: アタッチメントレベル
63歳の女性。義歯調整のため来院した。上顎右側中切歯の歯肉発赤と出血が認められた。動揺と排膿はない。BDR指標は全て自立している。歯科医師より歯科保健指導を行うよう指示を受けた。来院時の口腔内写真(別冊午前 No.27)を別に示す。この歯に対する適切な口腔清掃法はどれか。2つ選べ。
1: バス改良法
2: ローリング法
3: スティルマン法
4: 1歯ずつの縦磨き法
45歳の女性。歯磨き時に上顎右側臼歯部の歯肉から出血することを主訴として来院した。口腔内写真(別冊午前No.23)を別に示す。 ブラッシング指導時に、患者からどのような歯磨剤が良いか質問を受けた。 症状を緩和する歯磨剤の薬効成分はどれか。
1: 硝酸カリウム
2: トラネキサム酸
3: フッ化第一スズ
4: ピロリン酸ナトリウム
62歳の男性。補綴治療前の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。矢印が示す所見の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 低位咬合
2: 慢性歯周炎
3: ブラキシズム
4: 対合歯の誘導
下顎右側第一大臼歯にCAD/CAMシステムで製作したクラウンの装着を行っている。デュアルキュア型レジンセメントを冠内面に塗布し、支台歯に圧接した直後の口腔内写真(別冊午後 No.49)を別に示す。 続いて歯科医師に手渡すのはどれか。1つ選べ。
1: 咬合紙
2: 光照射器
3: コンタクトゲージ
4: クラウンリムーバー
広範囲の乳臼歯う蝕に対する処置を行った。処置中のある操作の写真(別冊午前 No.20)を別に示す。 この操作後、使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ラウンドバー
2: シリコンポイント
3: ダイヤモンドポイント
4: カーボランダムポイント
口腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。下顎右側第二小臼歯の口内法エックス線写真を撮影することになった。 正しいのはどれか。
1: 咬翼法フィルムを使用する。
2: 大きく開口させてフィルムを位置づける。
3: 患者の左手第2指でフィルムを保持してもらう。
4: 上顎の咬合平面が水平になるように頭部を固定する。
23歳の女性.下顎右側水平埋伏智歯の抜歯を行った。術中は異常なく経過した。 術直後に確認するのはどれか、2つ選べ。
1: 止血状態
2: 感染の有無
3: 口腔清掃状態
4: バイタルサイン