16歳の女子。上顎前歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、エナメル質に限局したう蝕と診断された。コンポジットレジン修復を行うことになったが、患者は重度の歯科恐怖症であり、特にタービンの音には敏感に反応するという。Er:YAGレーザーを用いて治療することになった。 治療前に行うのはどれか。2つ選べ。
1: 換気を確認する。
2: 診療室を暗くする。
3: 酸素吸入器を準備する。
4: 保護用ゴーグルを準備する。
34歳の男性。上顎左側第一小臼歯の痛みを主訴として来院した。窩洞形成を行い間接修復することになった。窩洞形成後の口腔内写真(別冊午後No.5)を別に示す。 印象採得に用いるのはどれか。
1: アルジネート印象材
2: シリコーンラバー印象材
3: 酸化亜鉛ユージノール印象材
4: モデリングコンパウンド印象材
50歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。完成した下顎右側第一大臼歯部の歯冠補綴装置の写真(別冊午後No.9A)と装着手順の写真(別冊午後No.9B)を別に示す。支台歯との適合に関わる検査はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
32歳の男性。下顎左側第三大臼歯を下顎孔伝達麻酔下で抜去した。当日の患者指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 今日は入浴してもかまいません。
2: 今日は激しい運動は控えてください。
3: 唇や舌を噛まないように注意してください。
4: 出血が気になるときは強くうがいをしてください。
22歳の女性。上顎左側第一小臼歯のう触治療を希望して来院した。修復処置を行い、本日修復物の装着を予定している。装着前の修復物の写真(別冊午前 No.27)を別に示す。 合着前に行う処理はどれか。2つ選べ。
1: フッ酸処理
2: サンドブラスト
3: リン酸エッチング
4: イオウ含有プライマー塗布
55歳男性。歯周治療を希望して来院した。口腔内写真(別冊午後No.18)を別に示す。 ブラッシング指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯間ブラシを併用する。
2: ローリング法を指導する。
3: 研磨性の高い歯磨剤を勧める。
4: 毛先の当て方を鏡で確認させる。
48歳の女性。歯肉からの出血を主訴として来院した。初診時医療面接での会話を示す。 下線部分で「開かれた質問」はどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
25歳の男性。下顎骨骨折治療のため顎間固定中である。口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。口腔衛生管理に用いるのはどれか。2つ選べ。
1: 人工唾液
2: 口腔洗浄器
3: タフトブラシ
4: デンタルフロス
12歳の男児。学校歯科健康診断で「G」と判定されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前 No.25)を別に示す。歯科医師から超音波スケーラーを使用しての歯石除去を指示された。 矢印で示す部位を除去するときに留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
1: 咬頭の摩耗
2: チップの破損
3: 修復物の脱離
4: 象牙質知覚過敏
34歳の男性。歯肉の疼痛を訴えて来院した。3日前から歯肉に強い自発痛と接触痛を感じているという。現症として38.2℃の発熱と強い口臭を示した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。疑われるのはどれか。
1: 薬物性歯肉増殖症
2: 慢性剥離性歯肉炎
3: アレルギー性歯肉炎
4: 壊死性潰瘍性歯周炎
65歳の男性。下顎舌側の腫瘤を訴えて来院した。30年前から気付いていたという。腫療は正常粘膜で被覆されており、骨様硬で疼痛はない。初診時の口腔内写真(別冊午後No.7)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 線維腫
2: 下顎隆起
3: エナメル上皮腫
4: ガマ腫(ラヌーラ)
80歳の男性。家族から歯の付け根の白くなっているのが気になることを主訴として歯科訪問診療の依頼を受けた。進行性核上性麻痺により自宅療養中である。ADLは全介助、胃痩にて禁食状態であり、唾液誤嚥による反復性の誤嚥性肺炎に罹患している。患者のロ腔内写真(別冊午前No.16)を別に示す。 適切な口腔衛生管理はどれか、2つ選べ。
1: 洗口の指導
2: フッ化物塗布
3: 超音波スケーラーの使用
4: 家族への歯面清掃法の指導
60歳の男性。下顎左側大臼歯部の歯質欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。下顎左側第一大臼歯に対して全部金属冠による治療が行われた。上下顎印象採得後に行った操作時の写真(別冊午前No.12A)と操作後の写真(別表冊午前No.12B)を別に示す。この操作でわかるのはどれか。1つ選べ。
1: 筋機能
2: 咬合力
3: 顎間関係
4: 咀嚼機能
47歳の男性。上顎左側大臼歯部の歯肉の腫脹と疼痛を主訴として来院した。上顎左側第一大臼歯口蓋側中央部のプロービング深さは6mmであり、LDDSを適用することとした。初診時の口腔内写真(別冊午後No.6)を別に示す。 用いた薬剤の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 徐放性を有する。
2: 抗菌作用を有する。
3: バイオフィルムを破壊する。
4: 歯周ボケット内を無菌化する。
28歳の男性。術後処置のため来院した。7日前に下顎左側水平埋伏智歯の抜歯術を受け、術後経過に異常はなかったという。創部の状態は良好で、抜糸をすることになった。器具の写真(別冊午後No.9)を別に示す。 準備するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
70歳の女性。上顎義歯の破折による咀嚼困難を主訴として来院した。使用中の義歯は10年前に装着したという。診察の結果、上下顎全部床義歯を製作することになった。治療過程の写真(別冊午前 No.14A,B)を別に示す。 この操作で決定するのはどれか。1つ選べ。
1: 咬合高径
2: 口唇豊隆度
3: 仮想咬合平面
4: 水平的下額位
28歳の女性。左側臼歯部の冷水痛を訴えて来院した。口腔内診査ではう蝕は認められない。エックス線撮影を行うことになった。適切と思われる撮影法はどれか。2つ選べ。
1: 咬翼法
2: 咬合法
3: 二等分法
4: ウォーターズ法
34歳の女性。下顎右側犬歯部の審美障害を主訴として来院した。診査の結果、う蝕症第2度と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.2)を別に示す。修復処置として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: レジン前装冠
2: メタルインレー修復
3: コンポジットレジン修復
4: グラスアイオノマーセメント修復
70歳の男性。上顎全部床義歯の不適合による咀嚼障害を主訴として来院した。義歯製作過程で用いる器材の写真(別冊午前 No.12A、B)を別に示す。これを使用する目的はどれか。2つ選べ。
1: 顎堤部の粘膜調整
2: 顎堤粘膜形態の再現
3: 顎堤粘膜面部の保護
4: 顎堤粘膜翻転部の印記
35歳の男性。下顎左側第一小臼歯の側方加圧根管充填を行うことになった。使用する器具と材料の写真(別冊午後 No.50)を別に示す。 根管内にシーラーを送り込むために使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④