8歳の男児。自閉スペクトラム症であるという。小児歯科外来で歯科衛生士が口腔清掃を行っている場面の写真(別冊午後No.24)を別に示す。患児が口腔清掃中にヘッドホンにより遮断しているのはどれか。2つ選べ。
1: 指示
2: 説明
3: 子どもの泣き声
4: 治療用機器の音
11歳の男児。脳性麻痺の診断を受けている。家族が口腔清掃をしている写真(別冊午前 No.22)を別に示す。矢印で示す器具の使用目的はどれか。2つ選べ。
1: 防湿
2: 開口保持
3: 視野確保
4: 舌突出防止
2歳の女児。1歳6か月児健診で歯科受診を勧告されたため来院した。初診時医療面接を行ったところ、女児が発する音声言語の情報から、発達の遅れが推察された。発達遅延と考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 「アー」「ウー」
2: 「パパ」「ママ」
3: 「ママ かえる」
4: 「はやく かえろう」
11歳の女児。う蝕治療のため保護者と来院した。てんかんの既往歴があるという。治療中に突然意識を消失し、欠神発作を起こした。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
1: 部屋を明るくする。
2: 酸素吸入の準備をする。
3: バックレストを起こす。
4: 口腔内の器具を取り除く。
8歳の男児。う蝕治療のため来院した。アテトーゼ型脳性麻痺のため、不随意運動と強いかみしめにより開口が得られず、開口器を使用することになった。適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 臼歯部に咬ませる。
2: 最大開口位で保持する。
3: 保護者の同意を得てから装着する。
4: 肘と膝をまっすぐに伸ばしてから抑制する。
4歳の男児。う蝕治療を目的として来院した。保存不可能な乳臼歯が抜去され、装置が装着された。装置装着時の口腔内写真(別冊午後No.22)を別に示す。この装置の目的はどれか。1つ選べ。
1: 垂直的保隙
2: 近遠心的保隙
3: 歯の歯体移動
4: 咀嚼機能の回復
4歳の女児。保育園で転倒して上顎左側乳中切歯が脱落し、保隙装置を製作することになった。創傷治癒後の口腔内写真(別冊午後No.16)を別に示す。考えられる装置はどれか。
1: 可撤保隙装置
2: リンガルアーチ
3: バンドループ保隙装置
4: ナンスのホールディングアーチ
3歳の男児。食事が上手に食べられないことを主訴として来院した。 出生時に脳性麻痺と診断され、現在日常生活は全介助であるという。口腔内診査の結果、歯列咬合に異常はないが、噛みしめが非常に強かった。保護者が持参した患児用に購入した食具の写真(別冊午前No.24)を別に示す。①と④はシリコーン製、②と③は金属製である。 保護者に勧めるのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
3歳6か月の男児。3歳児歯科健康診査で軟組織異常の指摘を受けて来院した。上唇を上方に牽引した初診時の口腔内写真(別冊午前 No.15)を別に示す。 今後注意すべきことはどれか。
1: 開口障害
2: 嚥下障害
3: 構音障害
4: 永久歯萌出時の位置異常
8歳の女児。歯科治療中に意識がなくなり、呼吸が停止し、脈の触知ができなくなった。一次救命処置を2人で行うことになった。胸骨圧迫と人工呼吸の回数はどれか。
1: 15回に1回
2: 15回に2回
3: 30回に1回
4: 30回に2回