60歳の女性。左側顎下部の違和感を訴えて来院した。食事時に左側顎下部に痛みを自覚するという一診断の結果、外科的処置を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午前No.10A)と術中の口腔内写真(別冊午前No.10B)を別に示す。摘出しているのはどれか。
1: 唾石
2: ガマ腫
3: 迷入歯
4: 下顎隆起
50歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。完成した下顎右側第一大臼歯部の歯冠補綴装置の写真(別冊午後No.9A)と装着手順の写真(別冊午後No.9B)を別に示す。支台歯との適合に関わる検査はどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
40歳の女性。歯の着色を気にして来院した。口腔内写真(別冊午後No.11)を別に示す。 使用しないのはどれか。
1: エアスケーラー
2: 超音波スケーラー
3: ジェット水流洗口器
4: 粉末噴射歯面清掃器
44歳の女性。上顎左側臼歯部の欠損を主訴として来院した。診断の結果、ブリッジを新製することになった。印象採得時に使用する器材の写真(別冊午後No.36A、B)を別に示す。使用するのはどれか。1つ選べ。
1: 寒天印象材
2: シリコーンゴム印象材
3: モデリングコンパウンド
4: 酸化亜鉛ユージノール印象材
45歳の女性。歯の着色を気にして来院した。口腔内写真(別冊午前No.9)を別に示す。 着色の原因と考えられるのはどれか。
1: 長期間の喫煙
2: 頻回な紅茶の飲用
3: 乳幼児期の薬物服用
4: 外傷による歯の失活
35歳の女性。下顎右側の疼痛を主訴として来院した。1週前から大臼歯部の疼痛を自覚していたが、昨夜は疼痛が増強して眠れず、現在まで38.5°Cの発熱があるという。検査を行っている写真(別冊午前 No.16)を別に示す。 この検査で把握できるのはどれか。1つ選べ。
1: 骨瘻孔
2: 腐骨分離
3: 下歯槽神経の知覚鈍麻
4: 多数歯の打診痛(弓倉症状)
口腔内写真(別冊午後No.15)を別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。
1: 脱灰
2: 瘻孔
3: 歯肉炎
4: メラニン色素沈着
25歳の男性。下顎右側水平埋伏智歯を抜去した。抜去直後の抜歯窩内の写真(別冊午後No.12)を別に示す。矢印で示す白色の索状物に外科用バキュームの先端が触れた時、患者は激烈な疼痛を訴えた。この後、縫合を行い止血を確認し手術は完了した。抜歯後の注意事項とともに、患者に伝えておく必要のある症状はどれか。
1: 運動麻痺
2: 知覚麻痺
3: 電撃様疼痛
4: 不随意運動
22歳の女性。歯の変色を主訴として来院した。診断の結果、漂白が行われることになった。漂白に使われる装置の写真(別冊午前 No.31)を別に示す。患者に対する説明で適切なのはどれか。1つ選べ。
1: トレーは終日装着してください。
2: エナメル質に亀裂が入る場合があります。
3: 漂白後、冷たい水にしみる場合があります。
4: トレーを外した後は、うがいを控えてください。
73歳の男性。脳血管疾患で入院していた急性期病棟から回復期病棟に移動することになり、利き手交換訓練を行うことになった。口腔機能管理を行うよう歯科医師から指示された。歯式を図に示す。 セルフケアで推奨するのはどれか。2つ選べ。
1: 電動歯ブラシ
2: デンタルフロス
3: 柄の細い歯ブラシ
4: 吸盤がついた義歯用ブラシ
60歳の男性。下顎左側大臼歯部の歯質欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。下顎左側第一大臼歯に対して全部金属冠による治療が行われた。上下顎印象採得後に行った操作時の写真(別冊午前No.12A)と操作後の写真(別表冊午前No.12B)を別に示す。この操作でわかるのはどれか。1つ選べ。
1: 筋機能
2: 咬合力
3: 顎間関係
4: 咀嚼機能
インレー体が脱落した生活歯にコンポジットレジン修復を行うことになった。窩洞形成中の口腔内写真(別冊午前No.6 A)及びコンポジットレジン塡塞直前の口腔内写真(別冊午前No.6 B)を別に示す。 矢印が示す材料の使用目的はどれか。
1: 歯の破折防止
2: 辺縁性二次う蝕の防止
3: 歯髄への外来刺激の遮断
4: 修復剤との接着力の強化
36歳の男性。ブラッシング時の出血を主訴として来院した。歯科医師より歯科保健指導を指示された。職場の人間関係がストレスの原因になっているという。ストレスコーピングに関する指導内容で適切なのはどれか。1つ選べ。
1: 転職してみてはいかがでしょうか。
2: 親しい友人に相談してみてはいかがでしょうか。
3: 運動と趣味の時間を作ってみてはいかがでしょうか。
4: 専門医に薬を処方してもらってはいかがでしょうか。
89歳の女性。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準はレベルⅡbである。介護支援専門員より依頼があり、歯科訪問診療を開始した。初回訪問時の様子を以下に示す。 口腔清掃を実施した際に、上顎臼歯部頰側と咽頭近くに粉状の薬の残留が認められた。また、錠剤をうまく取り出すことができず、床に落としたりすることがあるという。 連携が必要なのはどれか。
1: 薬剤師
2: 栄養士
3: 臨床検査技師
4: 精神保健福祉士
83歳の女性。介護保険施設から口腔衛生管理の依頼を受け、歯科医師と一緒に口腔のアセスメントを行った。結果を表に示す。口腔衛生管理を行う上で必要なのはどれか。2つ選べ。
1: 歯磨剤
2: 義菌安定剤
3: 口腔保湿剤
4: 義歯洗浄剤
58歳の男性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。感染根管治療を行うことになった。初診時のエックス線写真(別冊午前No.3)を別に示す。矢印で示す破折ファイルの除去で用意するのはどれか。
1: EDTA
2: 有鈎探針
3: スプレッダー
4: マセランキット
45歳の女性。上顎左側中切歯の歯根嚢胞の摘出手術を受けている。嚢胞を摘出している写真(別冊午前No.40)を別に示す。歯科医師より病理組織検査の指示があった。摘出した組織を直ちに保存するのはどれか。1つ選べ。
1: 水道水
2: 減菌水
3: ホルマリン液
4: ポビドンヨード液
70歳の男性。下顎義歯紛失による咀嚼困難を主訴として来院した。部分床義歯による治療を行うことになった。完成した義歯の研磨面と粘膜面の写真 (別冊午後 No.14A,B)を別に示す。 義歯装着に際して、最初に適合を確認するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
病棟の口腔健康管理を担当する歯科衛生士が、くも膜下出血の後遺症がある患者に口腔清掃用具の選定と歯磨き動作に対するアドバイスを行うことになった。連携する職種はどれか。2つ選べ。
1: 看護師
2: 管理栄養士
3: 言語聴覚士
4: 作業療法士
46歳の女性。右舌緑部の異常を訴えて来院した。2週間前に鏡で見たところ、舌縁部の変色に気付いたという。直径約15mmの弾性軟の腫瘤を認め、ガラス圧診法により病変部の退色が認められた。口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 血管腫
2: 線維腫
3: 乳頭腫
4: リンパ管腫