34歳の男性。右側顎下部の疼痛を訴えて来院した。下顎右側智歯周囲炎をたびたび起こしていたが、4日前より顎下部の疼痛が増し、開口障害も発現したという。開口は1横指であり、右側顎下部の自発痛、圧痛は著しく、強い嚥下痛もみられた。初診時の顔貌写真(別冊午前No.9A)と顎下隙を開放し消炎手術を行っている写真(別冊午前No.9B)を別に示す。矢印で示す器具はどれか。
1: 破骨鉗子
2: 剝離剪刀
3: 眼科剪刀
4: モスキート鉗子
63歳の男性。上顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療後の口腔内写真(別冊午後 No.5A)、エックス線写真(別冊午後 No.5B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.6)を別に示す。次に行うと考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 歯肉切除術
2: フラップ手術
3: 歯肉結合組織移植術
4: 歯肉弁根尖側移動術
63歳の男性。下顎舌側の膨隆を気にして来院した。口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。エックス線撮影を行うことになった。 適切と考えられる撮影法はどれか。
1: 咬合法
2: 平行法
3: 咬翼法
4: ウォーターズ法
55歳の女性。下顎左側第一大臼歯部の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、固定性ブリッジによる治療が開始された。器材の写真(別冊午後 No.15A)とこれを用いて患者へ説明している口腔内写真(別冊午後 No.15B)を別に示す。 本器材により効果的に清掃できる部位はどれか。2つ選べ。
1: 連結部
2: ポンティック基底面
3: 隣接歯との接触点部
4: 支台装着頬側中央頸部
38歳の男性。下顎左側第二小臼歯の一過性冷水痛を主訴として来院した。ワンステップボンディングシステムによるコンポジットレジン修復を行うことになった。初診時の口陸内写真(別冊午前 No.5)を別に示す。プライマーによる歯肉損傷防止に効果があるのはどれか。1つ選べ。
1: ウェッジ
2: ロール綿
3: ラバーダム防湿
4: ガムリトラクター
27歳の男性。上顎左側側切歯の違和感と疼痛を訴えて来院した。同部の違和感は4日前から気付いていたという。同部に波動を触知した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.4A)とエックス線写真(別冊午後No.4B)を別に示す。 考えられる対応で、最初に行われるのはどれか。
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬
3: 根尖切除
4: 歯根切断
55歳の女性。下顎左側前歯部歯肉の腫脹を訴えて来院した。2か月前から気づいていたが放置していたという。慢性歯周炎と診断され歯周基本治療を行った。初診時の検査でCEJから歯肉辺縁までの距離はいずれの部位も0 mm、再評価時は2mmであった。初診時のロ腔内写真(別冊午前No.7A)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8A)、再評価時の口腔内写真(別冊午前No.7B)と歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.8B)を別に示す。 改善したのはどれか、2つ選べ。
1: 歯肉の炎症
2: 付着歯肉幅
3: プロービングデプス
4: アタッチメントレベル
28歳の男性。歯の痛みを主訴として来院した。2年前から食後に嘔吐を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.3)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 咬耗症
2: 酸蝕症
3: 摩耗症
4: エナメル質形成不全症
次の文を読み、〔問題 69〕、〔問題70〕に答えよ。 63歳の男性。下顎右側白歯部の違和感を訴えて来院した。根分岐部病変を検査した結果、Glickmanの分類は3級であった。エックス線写真(別冊午後 No.25 A)と器具の写真(別冊午後 No.25 B)を別に示す。 この歯の検査に使用したのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
次の文を読み、〔問題 47)、[問題 48)に答えよ。 80歳の男性。上顎左側犬歯相当部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。7年前に上下顎全部床義歯を製作し、2年前から徐々に粘膜部が増殖してきたが、疼痛を認めなかったため、義歯は使用し続けていたという。最近になり、食事時に疼痛を認めるようになったという。義歯性線維症と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12)を別に示す。 新義歯製作にあたり、前処置として考えられるのはどれか。
1: 粘膜調整
2: 歯槽骨整形術
3: 唾液腺マッサージ
4: プラークコントロール
53歳の女性。下顎左側臼歯部の修復物脱落と軽度の冷水痛とを訴えて来院した。初診時の口腔内写真(別冊午後No.3)を別に示す。本症例にメタルインレー修復を施すこととした。 最初に準備する器具はどれか。
1: ラウンドバー
2: ホワイトポイント
3: カーボランダムポイント
4: ジンジバルマージントリーマー
55歳の男性。下顎臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯科保健指導時の会話を図に示す。用いた医療面接の手法はどれか。2つ選べ。
1: 共感
2: 傾聴
3: 動機付け
4: クローズドクエスチョン
63歳の女性。下顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。検査の結果、慢性歯周炎と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.9A)、エックス線写真(別冊午前No.9B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午前No.10)を別に示す。分岐部に行うと考えられる処置はどれか。1つ選べ。
1: へミセクション
2: ルートセパレーション
3: ルートアンプテーション
4: ファーケーションプラスティ
60 歳の男性。上題右側第二大臼歯の痛みを主訴として来院した。診断の結果抜歯を行うことになり、歯科医師より器具の準備をするよう指示を受けた。器具とその先端の写真(別冊午後 No.37)を別に示す。患歯の脱臼に使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
55歳の女性。下顎前歯部歯肉の腫れを気にして来院した。2年前に不整脈で心臓ペースメーカーの埋め込み手術を受けているという。初診時の口腔内写真(別冊午前No.5 A、B)を別に示す。 歯周基本治療に使用するのはどれか。
1: 電気メス
2: Er:YAGレーザー
3: 超音波スケーラー
4: シックルタイプスケーラー
次の文を読み、〔問題 47)、[問題 48)に答えよ。 80歳の男性。上顎左側犬歯相当部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。7年前に上下顎全部床義歯を製作し、2年前から徐々に粘膜部が増殖してきたが、疼痛を認めなかったため、義歯は使用し続けていたという。最近になり、食事時に疼痛を認めるようになったという。義歯性線維症と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12)を別に示す。 丸印で示した患部の原因として考えられるのはどれか。
1: 骨鋭緑
2: 床用材料
3: 義歯床縁の不良
4: 人工歯排列の不良
45歳の男性。上顎右側第一大臼歯にインプラント治療を受けている。上部構造印象採得時の口腔内写真(別冊午前No.38A)と印象用トレーの写真(別冊午前No.38B)を別に示す。適切なのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
48歳の女性。下顎右側臼歯部の腫脹を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯周基本治療後に歯周外科処置が行われた。術中の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。矢印で示す部位に使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ラウンドバー
2: カークランドメス
3: シュガーマンファイル
4: カーボランダムポイント
85歳の男性。全部床義歯の咬合採得を行うことになった。器材の写真(別冊午後 No.35)を別に示す。使用するのはどれか。2つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
62歳の男性。補綴治療前の口腔内写真(別冊午後No.8)を別に示す。矢印が示す所見の原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 低位咬合
2: 慢性歯周炎
3: ブラキシズム
4: 対合歯の誘導