53歳の男性。歯肉の異常を訴え来院した。全身的には糖尿病、高血圧、狭心症があり、それぞれに投薬を受けているという。上顎臼歯部頰側面観の口腔内写真(別冊午後No.6A)と同口蓋側面観の口腔内写真(別冊午後No.6B)とを別に示す。 この患者の歯肉異常に関与する薬剤はどれか。 別冊 午後 No.6 A、B 写真
1: インスリン
2: ニフェジピン
3: フェニトイン
4: ニトログリセリン
50歳の男性。口腔内の異変に気付いて来院した。ある薬剤を長期服用しているという。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.35)を別に示す。 考えられる薬剤はどれか。2つ選べ。
1: アンピシリン
2: ニフェジピン
3: シクロスポリンA
4: テトラサイクリン塩酸塩
60 歳の男性。上題右側第二大臼歯の痛みを主訴として来院した。診断の結果抜歯を行うことになり、歯科医師より器具の準備をするよう指示を受けた。器具とその先端の写真(別冊午後 No.37)を別に示す。患歯の脱臼に使用するのはどれか。1つ選べ。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
28歳の女性。下顎左側第三大臼歯の抜歯を行った。帰宅後に抜歯窩からの出血が止まらないため再度来院した。診察の結果、止血処置を行うことになった。準備するのはどれか。2つ選べ。
1: 骨蠟
2: 骨バー
3: 骨ヤスリ
4: ゼラチンスポンジ
38歳の女性。上顎左側第二小臼歯の冷水痛を訴えて来院した。う触の有無を検査することとなった。初診時の口腔内写真(別冊午後 No.4)を別に示す。考えられる検査はどれか。
1: 透照診
2: 歯髄電気診
3: レーザー蛍光強度測定
4: インピーダンス測定検査
45歳の女性。歯磨き時に上顎右側臼歯部の歯肉から出血することを主訴として来院した。口腔内写真(別冊午前No.23)を別に示す。 ブラッシング指導時に、患者からどのような歯磨剤が良いか質問を受けた。 症状を緩和する歯磨剤の薬効成分はどれか。
1: 硝酸カリウム
2: トラネキサム酸
3: フッ化第一スズ
4: ピロリン酸ナトリウム
28歳の男性。術後処置のため来院した。7日前に下顎左側水平埋伏智歯の抜歯術を受け、術後経過に異常はなかったという。創部の状態は良好で、抜糸をすることになった。器具の写真(別冊午後No.9)を別に示す。 準備するのはどれか。
1: ①
2: ②
3: ③
4: ④
20歳の女性。下顎前歯部歯肉からの出血を主訴として来院した。6か月前からプラッシング時に自覚していたが痛みがないため放置していたという。歯周組織検査後、TBIとスケーリングを行うよう指示を受けた。初診時の口腔内写真(別冊午後No.9A、B)とエックス線写真の一部(別冊午後No.9C)を別に示す。歯周基本治療終了後の再評価時にみられると考えられるのはどれか。2つ選べ。
1: 露出歯根面
2: スティップリング
3: 象牙質知覚過敏症
4: プロービング深さの減少
36歳の女性。上顎右側小臼歯部の冷水痛を訴えて来院した。歯髄電気診、打診に異常な反応を認めない。コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊午前 NO.4A)と洞整理後の口腔内写真(別冊午前N.4B)とを別に示す。処置時に必要なのはどれか。2つ選べ。
1: マトリックス
2: 歯肉排除用綿
3: 研磨用ストリップス
4: アイボリー型セパレーター
38歳の女性。上顎左側第一大臼歯の一過性の冷水痛を訴えて来院した。5年前にコンポジットレジン修復処置を受けたという。隣接面にう蝕はみられず自発痛と打診痛もない。診察の結果、再修復を行うことになった。初診時の口腔内写真(別冊午後No.4)を別に示す。コンポジットレジン修復時に必要なのはどれか。2つ選べ。
1: ウェッジ
2: 光照射器
3: マトリックス
4: シェードガイド
34歳の女性。上顎左側犬歯の冷水痛を主訴として来院した。う蝕症第2度と診断され、コンポジットレジン修復を行うことになった。処置中の口腔内写真(別冊午後No.4)を別に示す。使用している器具の目的はどれか。
1: レジンの付形
2: 残存歯質の補強
3: 色調適合性の向上
4: レジンの重合度向上
65歳の男性。下顎舌側の腫瘤を訴えて来院した。30年前から気付いていたという。腫療は正常粘膜で被覆されており、骨様硬で疼痛はない。初診時の口腔内写真(別冊午後No.7)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 線維腫
2: 下顎隆起
3: エナメル上皮腫
4: ガマ腫(ラヌーラ)
48歳の女性。歯肉の腫脹、発赤および歯の離開を主訴として来院した。数年前より自覚していたが放置していたという。口唇の乾燥を認める。プロービング深さは全額的に4〜5mmであり、動揺は認めない。初診時の口腔内写真(別冊午前No.11)を別に示す。 考えられる対応はどれか。
1: 暫間固定
2: 矯正治療
3: ナイトガード装者
4: オーラルスクリーン装着
次の文を読み、問題 86、問題87を答えよ。 43歳の男性。上顎左側犬歯の冷水痛を訴え来院した。初診時に得られた惰報は下記のとおりである。口腔内写真(別冊午前No.13)を別に示す。 主訴:①2週前から冷たいものがしみる。 歯周組織検査:全顎のPD≦3mm、BOP率=23.5%、②動指歯はない。 生活習慣:③歯磨き1日3回、硬毛の歯プラシと化粧品歯磨剤、デンタルフロスを使用。 診断:④象牙質知覚過敏症 初回の歯科保健指導で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上顎左側犬歯部を強く磨かせる。
2: デンタルフロスの使用を中止させる。
3: 硝酸カリウム配合歯磨剤の使用を勧める。
4: 「ふつう」の刷毛の歯プラシを選択させる。
51歳の男性。上顎左側側切歯に対し慢性根尖性歯周炎の診断のもと、根管治療を繰り返していたが、根管からの滲出液が止まらないことから外科的処置を行うことになった。術中の写真(別冊午後No.5)を別に示す。この処置はどれか。 別冊 午後 No.5写真
1: 膿瘍切開
2: 根尖搔爬術
3: 根尖切除術
4: ヘミセクション
38歳の女性。上顎左側臼歯部の歯肉からの排膿を主訴として来院した。2週間前から同部の腫脹と疼痛を認めていたが放置していたという。頬側歯肉部に瘻孔がみられ、上顎左側第二小臼歯と第一大臼歯に打診痛を認めた。エックス線写真撮影直前の口腔内写真(別冊午前No.6)を別に示す。 この検査の目的はどれか。
1: 根管長の測定
2: 原因歯の特徴
3: 歯根破折の診断
4: 歯髄の生死の判定
4歳の男児。下顎左側第二乳臼歯のう蝕治療を希望して来院した。潰瘍性歯髄炎と診断し、局所麻酔下に生活歯髄切断後、既製乳歯冠修復を行った。診療後の保護者への説明で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 口唇をよく冷やしてください。
2: すぐに食事をしてもかまいません。
3: しばらくの間ガーゼを咬ませていてください。
4: 今日は粘着性のある食品を食べるのは控えてください。
48歳の女性。下顎右側犬歯の着色を気にして来院した。初診時の口腔内写真(別冊午前No.2)を別に示す。修復物の形態修正で対応することとした。 準備する器具で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 研磨ディスク
2: シリコーンポイント
3: 研磨用ストリップス
4: スチールフィッシャーバー
63歳の男性。上顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。歯周基本治療後の口腔内写真(別冊午後 No.5A)、エックス線写真(別冊午後 No.5B)および歯周組織検査結果の一部(別冊午後 No.6)を別に示す。次に行うと考えられるのはどれか。1つ選べ。
1: 歯肉切除術
2: フラップ手術
3: 歯肉結合組織移植術
4: 歯肉弁根尖側移動術
次の文を読み、〔問題 47)、[問題 48)に答えよ。 80歳の男性。上顎左側犬歯相当部の顎堤粘膜の疼痛を主訴として来院した。7年前に上下顎全部床義歯を製作し、2年前から徐々に粘膜部が増殖してきたが、疼痛を認めなかったため、義歯は使用し続けていたという。最近になり、食事時に疼痛を認めるようになったという。義歯性線維症と診断された。初診時の口腔内写真(別冊午前No.12)を別に示す。 丸印で示した患部の原因として考えられるのはどれか。
1: 骨鋭緑
2: 床用材料
3: 義歯床縁の不良
4: 人工歯排列の不良