75歳の男性。右片麻痺と失語症がみられる。抗血栓薬を服用しているという。既往症として考えられるのはどれか。
1: 骨折
2: 脳梗塞
3: パーキンソン病
4: 慢性関節リウマチ
68歳の女性。意識障害で入院したが、覚醒してきた。観察したところ右側の表情筋に麻痺が認められ、飲み物が漏れるという。顔面の写真(別冊午後 No.23)を別に示す。 麻痺の原因となるのはどれか。1つ選べ。
1: 顔面神経
2: 三叉神経
3: 舌咽神経
4: 舌下神経
82歳の男性。脳梗塞発症後、右片麻痺があり、摂食機能療法における間接訓練を継続してきた。座位は困難な状態である。誤嚥を起こしにくい姿勢はどれか。
1: 頸部を進展する。
2: 頸部を左側に回旋する。
3: 下肢は両側の膝を伸展する。
4: 左側を下の半側臥位にする。
86歳の男性。うまく食べることができないことを主訴として来院した。6か月前に右側大脳半球の脳梗塞により、左側の半身に麻痺が生じたという。この脳梗塞で起こりやすい後遺症はどれか。2つ選べ。
1: 失語
2: 失認
3: 失調
4: 歩行障害
86歳の女性。介護保険施設に入所している。食事中に器の柄が虫に見えて気になって食事が進まないと相談を受けた。器の写真(別冊午後 No.21)を別に示す。原因として疑われるのはどれか。1つ選べ。
1: 脳血管型認知症
2: 前頭側頭型認知症
3: レビー小体型認知症
4: アルツハイマー型認知症
95歳の女性。脳梗塞発症後、嚥下障害となり1年前から誤嚥性肺炎を 繰り返すようになったという。食事はミキサー食で、姿勢は座位である。 誤嚥した場合のドレナージの体位はどれか。1つ選べ。
1: 仰臥位
2: 伏臥位
3: リクライニング位
4: 右を上にした側臥位
88歳の女性。硬いものが噛めないことを主訴として家族から往診を依頼された。5年前に脳梗塞を発症し、屋内での生活は息子夫婦からの介助を必要としている。日中はベット上での生活が主体であるが、座位は保てるという。介助により車椅子への移乗は可能である。 障害高齢者日常生活自立度はどれか。
1: J1
2: A1
3: B2
4: C2
75歳の男性。義歯の不適合を訴えて来院した。3か月前に左側大脳に梗塞を発症し、現在車椅子を利用しながら療養生活を送っている。この時期の脳梗塞の症状として特徴的なのはどれか、2つ選べ。
1: 右片麻痺
2: 不正咬合
3: 言語障害
4: チアノーゼ
84歳の女性。脳血管障害後遺症で胃瘻からの栄養を行っている。ADLは全介助である。口腔健康管理を行うことになった。栄養注入後に口腔清掃を行うとき、嘔吐しにくい体位はどれか。2つ選べ。
1: 仰臥位
2: ファーラー位
3: セミファーラー位
4: 左を下にした側臥位
54歳の女性。5日前に脳血管疾患を発症し入院中である。病室にて口腔清掃準備時の写真(別冊午前No.26)を別に示す。患者の意識状態は、JapanComa Scale II-200である。 口腔衛生管理を行うにあたり、患者に負担のない姿勢はどれか。2つ選べ。
1: 座位
2: 仰臥位
3: 側臥位
4: セミファーラー位
77歳の男性。脳梗塞発症のため入院中であるが、意識レベルが改善してきたという。患者の写真(別冊午前 No.21)を別に示す。矢印で示す部位から行うのはどれか。1つ選べ。
1: 気管吸引
2: 経管栄養
3: 水分補給
4: 薬物投与
86歳の男性。うまく食べることができないことを主訴として来院した。6か月前に右側大脳半球の脳梗塞により、左側の半身に麻痺が生じたという。この脳梗塞が影響するのはどれか。2つ選べ。
1: 顎運動
2: 舌運動
3: 口唇運動
4: 喉頭挙上運動
アルツハイマー病と比較して、脳血管型認知症の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 緩徐に発症する。
2: 片麻痺が出やすい。
3: 合併症を併発することは少ない。
4: 初期に頭痛を訴えることがある。
75歳の女性。食べにくいことを主訴として来院した。脳幹梗塞の後遺症により右側の舌に麻痺が生じたため、舌接触補助床が製作された。口腔内に装着した写真(別冊午後No.23)を別に示す。改善できるのはどれか。1つ選べ。
1: 口腔への取り込み
2: 口腔から咽頭への送り込み
3: 咽頭から食道への送り込み
4: 食道から胃への送り込み
85歳の女性。脳出血のため入院中である。歯科衛生士が口腔健康管理を実施することになった。患者の状態は、目を閉じており普通の呼びかけでは開眼せず、大きな声で刺激すると覚醒した。JCSはどれか。1つ選べ。
1: Ⅰ-1
2: Ⅰ-2
3: II-20
4: III-100
65歳の女性。右側頬粘膜の違和感を主訴として来院した。前日の夕食の際、頬粘膜を咬んで急に膨らんできたという。口腔内写真(別冊午前No.7)を別に示す。 考えられるのはどれか。
1: 血腫
2: 紅板症
3: 天疱瘡
4: 褥瘡性潰瘍
77歳の男性。脳梗塞発症後にリハビリテーション病院に入院中である。今週のリハビリテーション週間スケジュールがベッドサイドに貼られている。それには[午前10時①歩行訓練、午前11時②構音障害の機能訓練、午後2時③利き手交換の訓練、午後3時口腔衛生管理]と記載されている。 ①②③部分の機能訓練を実施する専門職の組合せで正しいのはどれか。
1: 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士
2: 理学療法士 言語聴覚士 作業療法士
3: 作業療法士 理学療法士 言語聴覚士
4: 作業療法士 言語聴覚士 理学療法士
77歳の男性。10か月前に脳出血を発症した。摂食・嚥下障害がみられた。患者の口腔内写真(別冊午後 No.13)を示す。障害されている摂食・嚥下の過程はどれか。
1: 先行期
2: 準備期
3: 咽頭期
4: 食道期
□に入る語句の組合せで適切なのはどれか。 83歳の女性。脳梗塞のため右側片麻痺で寝たきり状態である。この患者に①を ② にした③位で口腔のケアを行う。
1: ①右 ②下 ③側臥
2: ①右 ②上 ③側臥
3: ①頭 ②後屈 ③仰臥
4: ①頭 ②前屈 ③仰臥
34歳の女性。むせることを主訴として保護者と来院した。脳性麻痺との診断があり、幼少期から刻み食を食べていたが、2か月前からむせるという。口腔内に特に病変はない。食事の評価の写真(別冊午後No.19)を別に示す。 矢印が示す検査でわかるのはどれか。2つ選べ。
1: 誤嚥
2: 咀嚼
3: 嚥下音
4: 食塊残留